ナナとワタシ
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2005年10月17日(月) |
やっとわかったのか:その1 |
ここしばらくのワタシったら。めっきり情緒不安定。 情緒不安定なんて言葉を自分で自分に使うのは抵抗があるのですが、まあ、認めねばならないでしょうねというそんな感じでございます。 自分の大きさがわからない。(体の、ではないですよ?) 自分の形がわからない。(胸の、とかではないですよ?) 自分の色がわからない。(もう何もボケが思いつきません) なんて言うんでしょう、「あらまあ、ワタシって、どういうヒトなんでしたっけ?」という具合に、自分がよくわからなくなってしまいまして。
抽象的な物言いでわかりづらくて申し訳ないのですが。
ワタシってばワタシらしさを失いつつあるのでは。 さて、でもワタシらしさって一体なんじゃったかいのう。
答え: 自分勝手。
そうそう。これなはず。 はた迷惑なワタシらしさ。
ていうか、それいいかげん直せよ、という話ですが。 直そうと思ったら吐き気がしてきたんですよ!自分に!何イイコぶってんのワタシ!風味に!
なんてことを「ぽけー」っとここしばらく考えておりまして。 ワタシにとっての自分勝手ってなんじゃらほい?と「ぽけー」っとしていると、なんとはなしに、ある人の顔が頭をよぎるのでした。
ナナ。
なんでナナ?という気持ちと、やっぱりナナか、という気持ちと両方ありまして。
一緒に過ごしていた渦中は「ワタシ振り回されてばっか!」と思いこんでいたのですが、ナナをあきらめることに決めた時点で、「実は振り回していたのはワタシのほうだったのではないか」とやっと気づいたアテクシだったわけです。 それでも、もうお互い相手にうんざりするような関係は良くない、と思っていたのでそれなりに決意は固く、 ワタシからはまったく連絡をしなかったですし、ナナからはワタシの母の病状を心配するメールがたまーーーーーに来る程度でした。 そのメールも、せっかく心配してくれていると言うのに「約束破ってメールしてゴメンね」なんて一文がついていたりして、なんだか申し訳ないなあと胸をキュンとさせていたのですが。 しばらくはこんな状態がけっこうツラかったのですが、ワタシに他の打ち込む対象がたまたまできたということと、ナナも就職して身辺が慌ただしくなったりということで、お互いに対してお互いが落ち着いていました。 ていうか、ナナが実際どう思っていたのかは知る由もないのですが。
6月半ばに「もう話さない、会わない」と宣言し、それでも8月の半ばには一度お茶してるんですが。 いろいろとワタシの身辺で心配をかけていたことについての報告をしなければ、と思っていたのと、ナナが何度か誘ってくれていたからであります。 このときはなんだか不自然でぎごちない空気が流れておりまして。 だいたい、ワタシに笑顔が少なかった。ナナもやけにタバコの本数稼いじゃったりして。 で、9月にワタシのイベント関係で一度顔を合わせ、それをきっかけについ最近映画に一緒に行ったりと、ものすごくゆるやかに、ワタシたちは友達づきあいを再開しておりました。 4年前に再会したと思ったら、今度は再開ですよ。 次あたりは「最下位」とか「斎戒」とか来そうですが。
と、ものすごく早足で、ナナワタ終了から今までのナナとワタシの経過をご説明させていただきましたが。
そして今日。 冒頭に戻るわけですが。 ワタシってどんな人間だったっけーぽけー っとしておりましたら、ナナの顔が浮かんだわけです。 おまけに今日、ワタシはひとり。 きょんは仕事。なっちゃんは休みです。
・・・ナナをお茶にでも誘おうかな。 でもナナも仕事忙しいかな。 おまけにワタシ、ナナから誘ってくれたのを何度も断っているし。 今日誘ってむげに断られても文句言えないな。 だいたいそもそも「会わない」とか言っておきながらなんなんでしょうこのワタシの未練たらしい態度。 って、もう映画にも一緒に行ってるわけですが。
どうしよう。
ま、でもいーや。(°▽°)ヒラキナオリ ダメもとで「今日お茶できない?」とさっくり送信。 6月から距離を置いたおかげなのか、こういうことは比較的以前よりさっくりさっぱりとできるようになりました。 以前は怯えながらメールしたり電話したりしていたのですが。
こんなにさっくりと誘えるんだもの、やっぱりナナへの気持ちは落ち着いたのですよワタシ。とか思いつつ。
3時間ほどしてから、ワタシの打ち合わせ中にメール着信。 4時過ぎならなんとかなるよー、ということで、じゃあ会おうねと。
3時半、ナナから電話が来ました。
「もしもし?ナナです」 「あ。 ははは。こんにちは。 ははは」 「ははははは」
変に乾いた笑いの間が。
「今どこ?」とナナ。 「家」 「すぐに出られる?」 「? うん。5分もあれば」 「20分でこっちに着く?」
あなたはどこにいるんですかという話ですよ。
「キミどこにいるの?」 「あはははははホントだ」 「市内?」 「違う。○○市。来てほしいのは、市役所近くの△△△という喫茶店」
急いでも30分はかかりそうです。 ということを伝えまして。
「ふうん。じゃあいいよそれで。ということは4時15分頃には着くでしょうから、 お店の駐車場で待ってます。あたしはすぐ近くにいるので」 「うん。ありがとう」
ちん。
あのナナが。 時間を分単位で刻んで計画を立てるなんて。 仕事をもつってすばらしい。
さて。ナナの貴重な時間を無駄にしてはいけません。 彼女はワタシと違って、家に帰ってからご飯の支度や子供の世話やパパの世話や最近では犬の世話まであるのです。 時間を守らねば。 ということで、飛ばしに飛ばして、25分で到着。 約束の時間の5分前に着きましたが、当然ナナは来ていませんでした。
10分経って約束の時間を過ぎましたが、当然ナナはまだ来ません。
なんか、先に着いて待ってるとかいう話ではなかったか。 しかし、前回の映画に引き続き、やはりこういうナナらしいところに変な具合に安堵するじょりぃ。
あ、ナナの車だ。
というところでなんだか説明ばかりで既に字数を稼いでしまったので、続きは次回にまわします。
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