ナナとワタシ
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2005年04月19日(火) |
言ってはいけなかった |
「あたしさ、女の人の脚って、細すぎない方がカッコイイと思うんだ」
先日のこどもの日に食事に行った帰りの車中での、長女ちゃんの突然のこのセリフ。 細いことが正義!のような「この春中学3年生」にしては、モノがわかってる発言でございます。
「え〜〜? 次女は細い方がいいと思うなー」と次女ちゃん。この春6年生。
「うん。次女ちゃんの気持ちもわかるけどさ。 細すぎない方がカッコイイって、その年齢でわかる長女ちゃんはたいしたもんだ」とワタシ。
「なんかさ、細いだけって、色っぽくないよね」と長女ちゃん。
ますますわかってるじゃねえかコノヤロウ。
「そうそう。やっぱり女性らしい肉付きとかね。曲線とかね。そのへんが色っぽさだよね」
あまり口数が多くなると余計なことまで喋っちまいそうなので、自分を抑えながら相づちを打つじょりぃ。
日頃「やせなきゃー」を連呼している上の娘ふたりに対して、「そんなこと気にしすぎるなよー」と諭す意味もあったことはあったのですが。 ふたりともやせる必要ないですし。 次女ちゃんなんか、特にやせっぽちですし。
ワタシの同意を得たのが嬉しかったのか、長女ちゃんは「女性の美しい脚」について、持論を展開しております。 やはり、中3ともなると、言ってることがかなり一人前です。 観察力の鋭い長女ちゃんとはいえ、「14歳のオンナノコが、そこまで女性の脚の色っぽさについて的確に語れるものなのか」と思うほどに。
もしかして、お仲間? (そんなことになったら、ナナはどう思うんだろうなー)(やはりうろたえるのだろうか)
というのは期待のかかった冗談ですが。
長女ちゃんとワタシのやりとりを聞いていた次女ちゃんが言いました。
「次女の脚、このまま細いまんまだったらどうしよー。色っぽくないってこと?」
じょりぃ、にこやかに
「大丈夫だよ次女ちゃん。 ママの子供なんだから、イヤでも太くなっちゃうよ。ははははははは」
ははは
はは
は?
あの。
誰か、 なにか言って。
かつてないほど空気が凍っているんですが。
まあ、確かにナナは脚太いの気にしてますから。 言ってはいけなかったかもしれません。 日頃そのへんの口がうまいはずのじょりぃなのに。 一体これはなんの奇跡ですか?
ワタシにとって永遠とも思えるような時間が流れたあと(大袈裟です)、やっとナナが
「どういう意味だよまったく」
と、超無感情な声で。
「言ってはならないこと言っちゃったねじょりぃちゃん。 全員敵にまわしたよ」<長女ちゃん
「あたしもママみたくなるってことー?」<次女ちゃん
ひとりで歌を歌っている末子ちゃん。 <唯一の救い
ナナ家において、いっぺんに3人を敵にまわしてしまったのは、 この日が初めてでありました まる
・・・怖かったです。
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