ナナとワタシ
ナナとワタシ
INDEX前へ次へ


2005年04月16日(土) ヨコシマゴコロ健在なり

昨日の話の続きです。

結局お約束どおり、ナナが自分で勝手に予定した時間に大幅に遅れまして。
「お風呂出てこれからサウナ。おいでよー」とナナからメールが来て、ワタシがサウナに出かけることになったのがほとんど日付が変わる頃でございました。
ワタシの山の神・きょん様のいないうちに出かけられるかと思っていたのに、出掛けようとしているワタシとダンスから帰ってきたきょんが、ちょうど玄関でばったりと。

「やっぱサウナ行ってくるね」とワタシ。
「あっそ」 相変わらずどうでもいいらしいきょん。ステキ。
「生理だから入れたとしてもちょっとだけなので、すぐに帰ってきます」
「ふうん。いってらっしゃい。気を付けてね。いろいろと」

どうやらまだワタシが大恥をかくと決めつけているようです。
ここまで期待されると、きっちり恥をかいて帰ってこなければ、きょんに対して申し訳が立たない気持ちになってまいりましたが。


ばびゅーんとスーパー温泉に到着。
さて。
ワタシ、入れるかしら。


入れました。

お風呂の方はもちろん生理の人はダメーってことでしたが、サウナのほうは「自己責任で」ということでございました。
「当館の語りぐさになるような大恥をかかないよう、お気をつけください」とは言われませんでしたが。

それでもなんだか、パンツはいて館内着着て、というのが反則技な気がしてしまい、裸になるときよりもこそこそと着替えを済ませ、やはりこそこそとサウナに向かうじょりぃ。
こそこそおどおどの似合う女・じょりぃ。
そんなもんちっとも似合いたくありませんが。

ナナを見つけてとなりに座ります。本読んでましたこの人。

「何読んでるの?」
「これ。今頃やっと読んでるの(笑)」

見せられた表紙は「検死官ケイ」シリーズの・・・あれ、どれだったかな?

「ほう」 とワタシ。ふくろう。ほうほう。
「ルーシー気に入らねー。むかつく」 とナナ。

まあ、ワタシのルーシーになんてこと。

「ルーシーかわいいじゃん」
「やだよ。 何このクソ生意気な女は」

ええと、ルーシーの話? あなたの話?

「小利口ぶってて理屈っぽくてひねくれてて憎らしいことばっかり言ってさー」とナナ。

ええと、ルーシーの話? ワタシの話?


で、いいしばらく、ひそひそとおしゃべりしながらぽかぽかと。
ナナはもうすっかり汗をかいております。
ワタシもすぐに、胸から上はじんわりだらだらと汗ばみはじめました。
頭と顔ばっかり汗かくんですワタシ。カッコ悪くてイヤ。
でもここはサウナ。
日頃汗をかかないナナも汗大放出です。
いつもは滅多に見られないので、やっぱり嬉しい、ナナの汗。

「じょりぃ、足に汗かかないの?」

と言いながら、人差し指でちょいちょいっさすさすっとワタシのすねのあたりを撫でるナナ。

うわーお。
ナナに足触られちゃったーーーーーーーー。<自分で書いててイヤになるほど大興奮

むだ毛の処理をちゃんとしていてよかった☆ <やっぱり乙女ならばこーゆーことをつい考えてしまいますよね。

「あなたはどうなの?」
と言いながら触り返す、なんてことができるじょりぃならば、今頃ナナワタの展開ももうちょっとアレでこうなってドドンパなんでしょうけど、もちろん「うん。まだかいてないね」と無表情に返事をする程度のじょりぃが現実なわけですよ奥さん。

途中暑くなっちゃって、休憩室のすみっこで休んでいるときなんてアナタ、露出度の高いポーズご披露でいつもよりサービス満点のナナでございまして、なんかヤバイ薬でもやっちまったのかなというほどでは全然なかったんですが。

ワタシの横で、急に柔軟体操めいて足を高く持ち上げないでください。<建前 (いや、もっとやってくれ<本音)
あの、その足の組み方、尻が見えそうですよ?<建前 (そこまで見せたんなら尻も見せろよ尻もっ<本音)
だからその首のラインを強調するのけぞり体勢はやめなさいって。<建前 (一生そのままでいろ<本音)
そうやってかがむと、胸見えちゃうよ。<建前 (いいぞいいぞー<本音)


「あたしと、キスとかそういうことしたいとか、思うの?」と訊かれたくもないことを訊かれ、しかも正直に「うん」と答えたワタシを相手に、よくそーゆー無防備なことできますね。(いや、こんなことは非常にめずらしいので大歓迎ですけども)

よっぽどワタシに危険なかほりが漂っていないのでしょうね。(漂ってませんが実際)
ていうか、もうそんな会話をしたことすら記憶にないのかもしれませんが。
ま、フツーの友達ならば、足を高く持ち上げたり尻が見えそうになったりのけぞったりなんてことはあたりまえのように行われることですからね。
あはははははははははははははははははは。



しかし、ワタシの気持ちはちっともさっぱり、「フツーの友達」なんかではないのでありまして。


両思いになったわけでもないのに、すっかりナナとも馴れ合い・倦怠期めいていた昨今のじょりぃだったのですが、なんか、こう、アレですよ。

みなまで言わずとも、察してください。 村々


ヨコシマゴコロ、健在なり。
困ったような。嬉しいような。 汗がなおさら吹き出ちゃうような。

小1時間ほどサウナで村々していたんですが(村々していたのはワタシだけですけど)、ナナが「暑い。もう限界」ということで、サウナをあとにすることに。

「じょりぃはもう少しいれば?」
「ワタシも出る」
「あたし、シャワー浴びたい」
「いいなー。ずるいなー」 ワタシはシャワーはダメですし。

とはいえ、心配で途中、トイレでチェックしましたら、「あたちホントに生理?」つうくらいのアレでしたので、大恥かく心配は何もなかったんですけどね。

ふたりして、更衣室に向かい、更衣室の手前でナナ
「で、どうするの?」
「は? なにが?」
「なにがって」

ああ。
ナナはハダカにならなくちゃいけないんですものね。

「ああ。あなた、それ脱がなくちゃならないのか」
「そーだよ」
「どうぞ。脱げば? ワタシは覗いてますから」
「やだよっ」 イヤでしょうね。
「じゃあ、時間差攻撃しなくちゃね。シャワーって、どれくらい時間かかる?」
「25分」

たかがシャワーに25分かよ!
その前に1時間以上風呂入ってたというのにあなた様ったら。
結局ワタシはサウナに戻り、15分ほど時間を潰してから着替えを済ませ、更衣室の外でナナを待ちました。
なんだかいつものこととはいえ、バカみたいですねワタシたち。


で、まだこの話は続きます。
すみませんねえ。  村々



じょりぃ |HomePage