ナナとワタシ
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ナナとサウナに行った日のことです。 ワタシたちはサウナの後に軽くお茶をしておりました。
「太った」とナナ。 「誰が?」 「あたし」
そうかな。
うむ。
確かに、今まで見たうちではMAXでしょうか。 「やせてる人」(下半身除く)には見えなくなってきたか?
が、そこで「そうだね」と言うほどじょりぃも野暮ではありません。
「わからないけど?」 にっこり
ウソついちゃった☆
「わかるよー(笑)」とナナ。
うん。わかるね。
「もうすぐ末子が入学式じゃない?」 「うん」 「スーツが入らないんだよ。 ぜんぜん」 「なるほど」 「マジで、このままでは入学式に行けないよーと思ってさ」 「新しいの買えば」 「それをやったら歯止めがきかなくなるでしょ?」 「確かに」 「どれくらい太ったかというと、指がシワシワにならなくなったの」
はい?
「何がシワシワだって?」 「指。 お風呂入るとさー、ふやけてシワシワになるじゃん?」
はいはいはい。
「それは『長風呂梅干し現象』と言ってもらわないと」 「(スルー) 前はさ、すぐにシワシワになっちゃったんだよ」 「うん」 「でも、最近ならないからさ。 指の肉がパンパンになっているんだと思う」 「気のせいじゃないのー?(笑)」 「だって、一緒にお風呂入ってるパパはちゃんとシワシワになってるんだよ?」 「ふうん」
と、ワタシはなんにも思わずに返事したんですが。 ナナ、慌てて目をそらしながら付け加えるように言いました。
「あ、 みんな一緒に入ってたんだけど」
ワタシがヤキモチやいてしゅんとしちゃうんじゃないかと気を使って(たぶん)、 早口でそう言ったナナがなんだかおかしくてかわいくて、 ワタシはニタニタしてしまいました。 ああおかしい。 ホントはふたりで入ってたんでしょ?
気を使わせちゃって、スミマセンねえ。 もうそれくらいではヤキモチ妬いたりしなくなったので、だいじょーぶなのになー。
と、今は思っていたりする、じょりぃ、寒い寒い春の宵。
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