ナナとワタシ
INDEX|前へ|次へ
前回の日記の続きになりますが。
昨日のデエトの予定には、来月頭に出かける旅行の行き先を決める、という大事なお題があったというのに、サウナ&温泉に夢中になりすぎてその時間がなくなったナナとワタシ。
「どーするのさ」とワタシ。 「いーじゃんまだ。あとでで」 「気になっちゃってさー。予約取れなくなっちゃったらどうしよ」 「(笑)取れるよー」
結局、ワタシの心配性が勝ち、夜、子供たちが寝てから相談しましょうということに。 そんなわけで、夜の11時過ぎに、ワタシはナナの家へ向かいました。 図書館で借りたガイドブックの山を持って。
長女ちゃんと次女ちゃんはまだ起きてました。しょーがないなー。 ダメじゃないか、夜更かししちゃ。にこにこ。<会えたので嬉しい 次女ちゃんは久々のじょりぃに対して恥ずかしがって、こたつに潜ってしまいました。 長女ちゃんはテレビ見ながら宿題中。「久しぶりじゃん、じょりぃちゃん」と。
ナナが紅茶を入れてくれ、子供たちがいるのに旅行の相談してもなんだか悪いしな、と思ってぼんやりとテレビを見ておりましたら、
「じょりぃちゃん、ママと旅行の相談に来たんでしょ?」と長女ちゃん。 「うん。 まあ」 「ママ、いいよ、相談してて」 「なんであなたが仕切るわけ?(笑)」とナナ。 「あたしたちに気をつかってるのかと思ってさ。大丈夫だよ、『鞄の中にこっそり入れて連れていけ』とか言わないから」
ナマイキ娘め。
「鞄の中に入れるなら、いいよ、連れていってあげるよ(笑)」とワタシ。 「ホント? 入れるよあたしきっと!」
入れるなら、勉強なんかしなくていいから、プリンセス・テンコーに弟子入りしたまえ。
ほどなくして、パパが帰ってきまして。
「お! じょりぃちゃん。 やせた?」 「顔だけ。他はダメです」 「そうかな。 やせたように見えるぜ」
パパはこの手のチェックが厳しくてですね。 パパがやせたと言うってことは、少しやせたのかしらワタシ。(太ったときも容赦ないパパ)
ワタシもチェック厳しいんですが。 パパからもワタシからもチェックされ、ナナも大変でございますね。
12時半をまわって、こどもたちはやっと寝まして。
ナナとふたりでこたつに並んで座って、ひとつの旅行情報誌を一緒に見て、行き先を決めております。 なんたる幸せ。 なんですが。 ナナの反対隣には、やはり一緒に旅行誌をのぞき込んで一番喋っているパパが。
まあいいや。 パパが「行ってきていいよ」とおっしゃってくださるからこそ、ナナと旅行に行けるのです。 にこにこにこにこ<偽善の笑み
が。
ナナ、いつのまにやら、すっかり「パパとナナで雑誌を見る」体勢に変わっております。 じょりぃ、気付けば、ぽつーーーーーん。
しゅん。
でもいいや。 ワタシは違う雑誌見てようっと。 しゅん。
そのうち、パパが眠くなってしまいまして。 ナナのお尻のへんに自分の頭をくっつけて(膝枕ではないです)、すうすうと眠ってしまいました。
ちぇ。 とは思いましたが。 ちょっとかわいい、パパ。
「パパ、おこたつで寝ないでよ。 おふとんに行って」とナナ。 「うーーん・・・・」 「風邪ひくから」 「眠い・・・・・決算なんだよ・・忙しいんだ・・・・むにゅむにゅ」
まあ、子供みたいですよ?パパ。 折檻しちゃうぞ★
ナナの迫力に負けて、パパ、もそもそと歯を磨いて自分の部屋へ。 きょんよりパパの方が良い子、ということが判明しました。
さあて、やっとマトモに相談できます。
パラパラとページをめくりながら、ここもいいよね、こっちもいいよ、と、まあ埒は明かないのですが、電話で話しているよりはやはり写真やら情報やらを共有しながらのほうが話はスムーズに進んでおります。
あれこれと悩んだ結果、行き先はいつもと同じ、1時間半くらいで行ける温泉街に。 近場でないとワタシが疲れてしまう、という理由と、なんだかんだ言って、家から遠く離れると子供たちのことが心配になってしまうナナ、という理由で決定。 一体ワタシたち、いつになったら鎌倉に行けるのでしょう。まあいいんですけど。
さて、問題は宿ですよ。 ワタシたちは、てきとーに電話で相談して決めた結果、今までに1度大ハズレしております。
慎重に検討した結果、最終候補として2つ残りました。 ひとつはペンション風、もうひとつは明治!という感じの、古くてかっこいい宿。
ワタシとしては明治!のほうに心が惹かれていたのですが。
「久しぶりに、洋風のところに泊まりたい気がする」とナナ。 「うん。それもいいよね」 「でもじょりぃは和風のほうがいいでしょ?」 「うーーん・・・ていうかさ。 洋室って、寝るとき寂しくない?」 「? どんな風に?」 「ベッドが別じゃん」 「(笑)和室だって別でしょ? ふたつふとん敷くんだから」 「でも、ほら、ふとんて、地続きじゃん?」 「うん」 「そうすると、なんかこう、旅先で仲よし、って感じがするじゃん」 「(笑)なるほどね」
ということでまた悩んだのですが。 常々思っていたのですが、旅館の料理って量が多すぎて、ナナもワタシも全然食べきれないんですよ。 それがもったいないよね、という話になり。
「こっちのペンション風のとこだとさ、食事の量がいい感じじゃない?」 「うん。そうだね」 「ねえ、どっちにしよう?」 「いいよ、キミの好きなほうで」 「えーーーー・・・・・・ じゃ、こっち」
洋風に決定。
「子供たちが一緒の時は、洋室って取れないからさ。こんなときじゃないと」 「そう」
と答えた後、あれ?と思い質問。
「末子ちゃん、一緒に行くんだよね?」 「ああ・・・・うーん・・・一応、置いていこうかなというつもりなんだけど」 「大丈夫なの?」 「うん。最近は落ち着いてるの末子。 パパも『だいじょうぶだよ』って言ってくれてるし」 「そう」
ちょっとガッカリ かな? ワタシ。 まあ、末子ちゃんが一緒だと、結局ナナの慰安が100%でなくなりますし、パパが見ててくれるならそのほうがいいかもね。
「状況によっては、連れていくことになるかもしれないけど」とナナ。 「うん。 ワタシはもちろんかまわないよ」
翌日はアポだらけでテンパる予定のワタシだったので、宿の予約はナナにお任せすることに。 洋風のとこがダメだったら、明治にしよう、ということで。 決めなければならないことが決まりまして、じょりぃは安心してナナ宅を後にいたしました。
そして翌日。 って今日だったんですが。
夕方になって、ナナからメールが。
ペンション風なとこ予約とれました。2〜3日中にはパンフ送ってくれるみたい。
やった。
ありがとうです。なんか楽しみだなぁ。私も洋風なとこは随分久しぶりだー。
部屋はベッドでツインだったけど。しょうがないよね。
はい?
どういう意味でしょう? ツインじゃないほうがいいんですか?
とは本当は思わなかったんですが。 「和室じゃないよ。ふとんじゃないよ」ということでございましょう。
が、ここでじょりぃにいたずら心が。 いつも余裕な顔しているナナを、ちょいと動揺させてやりましょう。くすくすくすくす。えい、送信。くすくす。
ダブルがあったらダブルを取ってくれたの?(笑)
・・・なんて返事が来るかなー。 「和室じゃなかったってことだよ」みたいな感じかしら。 そしたら「わかってるよー(笑)」と、余裕な風で返してやれ。
いや待てよ。
「何考えてんの?」とか怒っちゃったらどうしよう。 「いやちょっとふざけただけ」とか言っても、なんか調子づいているように取られてしまうだろうか。
・・・・返事来ないし。<心がせっかちになってます。まだ10分も経ってないのに。
ど、どうしよう。 なんか、調子づきすぎたかも。 早くも後悔。 うがあ。
でも大丈夫。 きっとナナは気にしないですよ。 「バカだなじょりぃ」と思うだけでしょう。 返事すら来ないかも。 そんな気がしてきた。 きっとそう。
とかなんとか考えていたら、メールの着信音が。
和室はなかったという事。
ほ。
予想通りの答。 が、あともう一行。
ダブルがよかったなら取り直そうか?
ぎゃふん。
そう言えばかえってワタシが慌てるってわかってて送ってきたなーーーーーー。 「じょりぃは絶対、ダブルにはしない」って、確信してるなーーーーーー? もし強がって「うん。お願い」と言っても、「一人じゃないと寝られないくせに(嘲笑)」って反撃する用意があるだろーーーーー。
返信。
冗談だよーう。 ちぇ、なんか、負けた(笑)。
な、なさけない・・・・。
「じょりぃがダブルにするわけない」と読まれていたであろうことが、大変くやしい今のアタクシでございます。
「ダブルにして」って言えばよかった。 でもそれはそれでまた、そのあと向こうにぎゃふんと言わされるに違いない、という気がします。
このあとのナナからの返信はナシ。
ということで、ツインでよそよそしく眠ってこようと思います。
それでも。
からかわれたとわかっていても、見くびられたとわかっていても、「ダブルが良かったなら取り直そうか?」の一行がが嬉しくて嬉しくてですね。 このあとしばらくニヤニヤしっぱなしのじょりぃだったのでございました。
|