ナナとワタシ
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本日、ナナとサウナ&温泉に行って参りました。
ホントは映画の予定だったのです。 一週間ちょっと前にナナから「話はないんだけど」という嬉しい電話をいただき(好きな人からの「用事がない電話」って嬉しいですよね。ワタシだけですかそうですか)、そのときに「映画見て、旅行の打ち合わせもしましょう」という段取りになっておりました。
が、ついこのあいだの日曜日の夜。ナナからメールが来まして。
寝てたらごめんね。 約束の確認なんだけどさ、明日だっけ?あさって?で、何時?
おまへなんにも覚えてねえんじゃねえか。
とは思いましたが、やさしいじょりぃは静かに返信。
あさって火曜日、10時に○○○のシネマのとこのベンチで待ち合わせだよ。 もしかして、都合が悪くなった?
ちょっとなんか記憶が曖昧だったので確認しただけだ。 パパに旅行の了承もらえたよ。
やったあ。 パパ、ありがとうございます。
でさ、△△△のなんとかっつーサウナ、入りたくない?
サウナ?
って、あの、はだかんぼうの人が狭い部屋にずらりとならんでひたすら汗をかく、あのサウナざんしょ?
ワタシはサウナは大好きですが(自宅に欲しいほどです)、あなたと入るのは、ちょ、ちょっと・・・。
入りたいけど、一緒に!?
と、素直な返信。
なんか着て入るっぽいし。 長時間入れる感じらしいのだけど。 何の情報も入らない? 私もよくは知らない。
調べろ、と言ってます。たぶん。 調べました。インターネットって便利ですね。 インターネットでちゃっちゃと調べてくれるトモダチは、もっと便利かもしれませんが。
なるほど。 こりゃ良さそうです。 ワタシの疲れたカラダにも良さそう。代謝も上がって痩身にも貢献してくれるかもしれません。
館内着を着て入るんだって。なーんだ。 というのはウソですが。
服を着て入るとわかったとたん、「ハダカのほうが良かったなー」というおかしな余裕を見せつけようとしているじょりぃですが。
なんか、良さそうだよ。熱すぎないんだね。 それでもワタシは汗だらだらになると思うけど。
だって汗っかきなんだもん。
でしょ。 映画やめてそこ行かない? やだったらいいのだけど。
いいね。そうしましょう。 あ。・・・混浴かも。 ワタシは別にいいけど、平気?
ふーんそうなんだ。 でも行きたいな。
というわけで。行って参りました、サウナ。&温泉。 ウチから車で5分くらいのところにあるのでございます。 ちなみに、ウチから20分圏内に、スーパー銭湯は7つもあります。 すごい風呂好きな地域なんでしょうか。
10時ちょっと前にじょりぃ宅にやってきたナナ。 お風呂に入るので、今日はすっぴんです。かわいい。 すっぴんなので、今日はいつもより理名タンめいて見えます。嬉しい。 (化粧って老けませんか? メイクのやりかた次第なのかしら)
「なんだねその大荷物は」とワタシ。 「お風呂道具」 「え! そんなもん必要なのか」 「じゃないのー? でもタオルとバスタオルと洗面用具くらいだよ」
マズイ。
ワタシ、今現在、バスタオルがない。 日頃バスローブを使用するのでバスタオルの買い置きがない上に、ただ一枚持っているバスタオルは、昨日銭湯にいったときに使って、まだ洗っていません。
とナナに話しましたら「バスタオルくらい、最低3枚は持ってろよー」と呆れられまして。「どうするのー?」と。 「どうしよう」 「もう。言ってくれればじょりぃの分も持ってきたのにー」 それはどうもありがとう。 「あっちにないかな。手ぶらでも入れるもんだと思ってた」 「かもしれないけどね。 あたしの貸してあげようか?」 「2枚持ってきたの?」 「ううん。 1枚をふたりで使うの」 「え」 「あ、当然、あたしが先ね(笑)。人が使ったタオル使うのって、なんか気持ち悪そうだけど」
いえ。 ワタシは最高に幸せですが。あなたの後に使えるのなら。 ていうか、いいなーそれー。 ワタシのカラダを拭かずに、そのままそのバスタオルを貰ってしまいたいようでございます。(変態)
が、行ってみたらなんのこたあない。 すべて揃ったバッグが、キーと一緒に渡されました。
「あれー。なんかさー、いろいろ入ってるよ!バスタオルとか持って来ちゃった人、気の毒だな!」とワタシ。 「・・・・そのバッグ見たときのじょりぃの勝ち誇った嬉しそうな顔ったら・・・」 「キミ、荷物多いな!」 わははははははっ 「わかったから。よかったね(笑)」
いえ。 実はあまり良くないです。 使用済みバスタオル、お借りしたかったでございます。
渡されたキーには番号とバーコードがついておりまして。。 これでもう、ロッカーとかも番号で指定されてしまいます。 どういうことかというと、「ナナがそのへんのロッカー使うなら、ワタシはナナから見えないこのへんにしておこうっと」という姑息な技が使えない、ということです。
近い。 ロッカーが。 てことは、着替えどうしよう。 館内着があるから余裕('-^v)と思っていましたが、まずはそれに着替えるためにハダカにならねばならないわけであります。
「着替えられない。 どうしよう。 ・・・アナタ、ここで脱ぐの?」
ナナが脱ぐ分には大歓迎ですが。ナナもワタシには見られたくないでしょう。 「時間差で着替える?」と提案するじょりぃ。
「学生時代を思いだしなよ(笑)。脱がずに着替えられるよ」 「で、できるかなあ・・・」 あれってもぞもぞして、なんかカッコ悪いしさぁ。
で、結局なんだかふたりとも、着替え始められないんですよ。 バカみたいですけど。
「やっぱワタシには無理。 あっちで着替えてくる」 「ふうん。勝手にどうぞ」
と、ナナは余裕かましているフリをしてましたが、内心ホッとしていたはず。 アナタ、めずらしく顔に出ているわよ。
サウナに入れる館内着、とはいえ、ワタシ、もう少しカラダの線が出ることを期待していたのですが。 乳首わかっちゃったらどうしよう☆なんて、おかしな期待に胸をふくらませていたんですが。
見事に、体型がわからないこの館内着。 みんなヒヨコみたいに見えます。(黄色かったんです) ナナ曰く「タオル地だから、ごわごわ膨らんで、そのせいだね」と。
ちぇーーー。 と激しく落胆するじょりぃ。 でも、自分の体型も隠してくれるから、まあこれはこれでいいか。 襟ぐりは広いので、ナナの美しい鎖骨は見えます。それが救い。
着替えてナナのところへ戻ると「あたし、温泉に先に入りたくなった」と。 「そう」 「じょりぃも入る?」 「とんでもない。 じゃあ、ワタシ、先にサウナ行ってるよ」 「うん。 あたし、長いと思うよ、お風呂」 「知ってるから。 適当にひとりで楽しんでおります」
さっそく別行動のワタシたち。
で、サウナ。 良かったですよーーーーーーー。 確かに、熱すぎないし(60度くらいです)、広くて開放感たっぷり。 それでもナナのお風呂の時間を考えると、ずっとここにいると汗だくになっちゃうなと思い(休憩室も広いのがいくつかあるんですが)、丸い石を敷き詰めてあるサウナへ移動。 そこは、さらに温度が低くて、寝転がって体中のツボを石のゴツゴツと温度で刺激しつつ、ゆったりできるサウナなのでございます。
はーーーーーー、こりゃいいやーーーーーーーー。 うとうとうと。 仕事忙しかったけど、来て良かったなー。 映画見て目を使って疲れるよりも、よっぽどカラダには良さそうです。
・・・・・・・・・・・。
ナナはまだか。 と思い始めたのが、サウナに入って30分ほどしてから。相変わらずマイペースな女だ。
さらに10分くらい経過してから、ナナがやってきました。「お風呂もいいよー。お湯がやわらかくてー」と。 ふたりしてヒヨコのまま、ぴょこぴょこと中を探検し、一番熱いところをナナが選んで(おまえも好きだな)腰掛けました。 ワタシもその隣に腰掛けようとしましたら
「じょりぃもお風呂入ってくれば? 良かったよ」とナナ。 「そう」 「うん」 「じゃ、行ってくる」
またもや別行動。 っていうか、ワタシもしかして、邪魔にされてますか?
お風呂から上がって。 サウナに戻り、さて、ナナを探せるかしら。 なにしろ、みんな同じ格好で同じ体型に見えるのでございます。 「カラダが薄くてウエストの細いのはどこだ?」という探し方ができません。 おまけにワタシは目が悪いときたもんです。 強すぎる乱視は、使い捨てコンタクトでは矯正できておりません。
が、丸太にもたれて雑誌を読んでいる、首が長くて顔の小さい女を発見。 つり目でワタシ好みの顔立ち。 やった。ナナだ。
てこてこてこてこ。
「ただいま」と微笑むワタシにナナ「はやっ!」。 普通だよ普通。
またこんな熱いところにいたのかねキミは。 雑誌、何読んでるのかな、と思ってのぞき込んでみましたら、見るともなしにナナの首と鎖骨も目に入りまして。 タオルで髪をまとめてあるので、いつもよりも良く見えます。嬉しい。
うわあ。 汗かいてる。
初めて見た。
そして。
ワタシは汗ごときで一体何をこんなに興奮しているのでしょう。 なんだかとっても興奮してしまいまして。 ワタシ的には「今日は汗出ないなあ。やっぱ代謝が落ちてるのかなあ」と思っていたというのに、ナナの汗を見た途端、一気に汗が。あわあわ。
視線に気付かれたのか偶然なのか、ナナが「さすがに汗かいたー」と。
「うん。 なんか、汗かいてるの初めて見る気がする」 「かくよ、汗くらい(笑)。けっこうかくよ」 「そうかな」 「首まわりは特にね」 「見たことなかった」 「寝汗はすごいんだよ、いつも」
寝汗なんて、知らないもん。
ナナ、丸太に頭をもたせかけ、のけぞるような姿勢に変え、雑誌を読んでます。
なんか。
いやらしい。
のけぞる首筋に、光る玉の汗ですか。
妄想妄想妄想妄想妄想。
いかん。 ワタシも汗が。 サウナのせいです。妄想のせいじゃありません。信じてください。無理でしょうけど。
ナナの汗をもっとよく見たくてですね。 鎖骨周りにかいている汗も見たい。 汗に触りたい。(変態) ええと、できれば味を確(さらに変態なので自粛)。
でも、そうじろじろと見るわけにもいきません。 汗をじいっと見られるのなんて、イヤなものですからねえ。 ましてや相手は妄想大魔王なこのワタシ。 ワタシがナナだったら気持ち悪くて相手を殴り倒します。
ナナが雑誌を見ているときは、ちらちらとナナを見ているくせに、 「ねえ、この記事って、×××××じゃない?」なんてナナがワタシに話を振ってくると、今度は恥ずかしくて(ヨコシマな心で見てるからですよねえ)ナナの顔が見られずに、よそを見ながら「ああ。うん。そうなのかな」なんて適当な返事をするじょりぃ。 ナナが雑誌に目を戻すと、またナナの首や鎖骨や汗をちらちらと盗み見します。
そして、上半身の細さとまるで別人のような下半身も、本日はしっかりと拝見させていただきました。 足首とか絶対見せたがらなかったんですが、ナナ。 今日は開き直って(というか、ワタシの感想などどうでもいいのでございましょう)、足も「ご自由にどうぞ」状態。 しかしワタシは下半身が肉付きのいい女性は好きなんでございます。 というより、ワタシの「こーゆー女の人(の体型)が好き」というのは、中学時代のナナでその原型が固まっておりますので(二次性徴期の刷り込みっておそろしいですね☆)、しっかりした下半身だって「母性的でエロい」と脳内変換されます。 と、「汗」とか「足」とか、普段見られないパーツは堪能できたのですが、館内着のせいで「胸」とか「腰のライン」などといったメインパーツはちっとも楽しめませんでしたが。なにしろぴよぴよヒヨコたんですしねえ。
でも。
ああ。 サウナっていいな。
結局なんだかんだで、2時間半、サウナ&風呂漬けのワタシたちでございました。 あたたまりましたー。
サウナと風呂に夢中になってタイムリミット。 結局旅行の打ち合わせができなかったマヌケなふたり。
いやあ、それにしても。
汗っていやらしいんですね。 首がのけぞっているときはさらにいやらし度がアップでございます。
「また来ようね」と、力強く誘うじょりぃ。 じょりぃの下心も知らず、暖を求めて「うん」と微笑むナナ。
サウナって、 ほんとーに楽しいですね☆ サウナでハッテンしちゃうゲイ諸子の気持ちが、なんとなくわかった、冬の終わりの昼下がりでございました。 またひとつオトナになったじょりぃ。
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