ナナとワタシ
INDEX|前へ|次へ
「ねえ、スパイキット、使えた?」とナナ。
ナナからクリスマスプレゼントにもらったオモチャ、「望遠スコープ&ミニライト&集音装置」のことでございます。
これ。
「ああ、使えた使えた。特に集音」 「アリの声も聞こえた?」<マジメです 「アリ、しゃべんないからさ」 「なんだ。つまんないの。 誰かの喘ぎ声とか聞こえた?(笑)」
誰の喘ぎ声だよ。
「聞こえないよー。 あ」 「なに?」 「聞きに行こうかな」 「何を?」 「喘ぎ声。 キミんちにさ」 <どうかしてます 「壁をよじ登って、集音器に耳を澄ませるわけ?(笑)」 「うん。 ていうか、1階風呂場狙いだな」
前々から、この夫婦は風呂場でエッチしていると、自信をもって見当をつけていたじょりぃであります。
「あはははは。お風呂じゃ聞こえないと思うよ」 「え!」 「お風呂でなんてしないよ」 「(びっくり) じゃ、どこよ」 「いーじゃん、どこだって」 「パパの部屋かな?」 「教えないよ。 じょりぃ、ホント変態ぽくてさー、マジで盗聴器とか仕掛けそうなんだもん」
すごいですワタシの評価。
「仕掛けるから教えて」 「じゃ、キッチン」 「え!!!!」 大興奮の単純バカ。 「あははははははははははは」 「いーなー、キッチン。 キッチンにしよう」 「ホント、どうかしてるねー。 嬉しいの?こんな話」 「うん。 ん? うーーーーーん・・・・・・ 半分嬉しい」
「残り半分は?」 「フクザツだー」 「バカだね」 「うん」
それにしても。 盗聴器仕掛けそうと思われてるのかワタシ。
ワタシのことがよくわかってきたなあ、ナナ。
|