ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年12月12日(日) 優先順位

ナナから久々に電話。
もちろん子供のことでございます。

長ーーーーーーーーーーいこと、子供の話をしたあとで、だんだん脱線していきまして。
ナナがまたワタシをからかってナース服の話を出したので、ついでに訊いてみました。

「今度、いつ着てくれるの?」にこにこにこ
「いいけどさー、いつでも。   じょりぃ、恥ずかしくないの?」

え!
何それ今さら。

「キミは恥ずかしいんですか?」
「決まってるじゃん。このあいだだって、もうマジで恥ずかしかったよ」
「ふうん」にこにこにこ
「じょりぃだけ恥ずかしくないのズルイじゃん」
「恥ずかしいよ! ていうか、あの日だって、ワタシばっかり恥ずかしがってたじゃん」

なーんて展開に。
で、「あたしばっかりコスして、じょりぃズルイ」ということに。
さらに「もうやりたくない」と。

なにそれーーーーーー約束違うじゃーーーーーーん。

「約束と違うじゃん」 じょりぃ、不服申し立て。
「不公平だからイヤ」
「えーーーー。・・・・・・・じゃいいよ。 イヤならいいよ」

と言いつつ。
なんだよー。
もう着ないなんて言うなよー。
ガッカリしちゃうなーもー。

ということをお伝えしましたら。

「あのさー」とナナ。
「はい」
「落ち込んだり、いじけたり、拗ねたりしないでね」
「は? なんのこと?」
「困るんだよ」
「ナース服のこと?」
「まあ、今はね」

カチーーーーーーン。

「落ち込んでないよ別に。 全っ然」
「ならいいけどさ。イヤなんだもん、拗ねられると」 心狭いなおまえ。
「あのさあ」
「なに?」
「そんなこと、禁止することじゃないだろっ」

じょりぃ、意義申し立て。

「・・・どういうこと?」
「落ち込んだりいじけたり拗ねたりっていうのは感情なんだから、禁止のしようがないってことだよ。どーしろって言うのさ」
「感情か」
「そうだよ。どうにもならないでしょ?」
「ならないのか。でもさ、そういう感情って、あたしに期待しすぎるからガッカリがくるわけでしょ? 期待しなきゃいいんじゃん」
「確かにそうだけど、そんな理屈どおりになんていくかいっ」 <キレ気味じょりぃ
「そうなのか」
「『落ち込んだりしても、あたしに態度で示すな』という言い分ならわかるよ」
「そう」
「ということで納得しました。もう落ち込んでもいじけても拗ねてもアナタの前では出しません」
「・・・・拗ねてるじゃん」

あたりまえだーーーーーーーー!!!!!


「キミ、このあいだも言ったよね、拗ねないでよって」 ムッとしながらじょりぃ。
「・・・・・言ったか」
「それに、前にはグチも聞きたくないって言った」
「・・・・・言ったね」
「ていうことはつまりアレでしょ?
 ワタシはアナタの前では、いつもパーフェクトににこにこゴキゲンにしていなければならないわけだね」
「そうなるの?」
「そうでしょ?」
「そうか」
「さらに言わせてもらえば、
 前に『じょりぃは弱いところをあたしに見せてくれない』と言ってくれたこともあったけど、
 これでどーやって弱いとこ見せろって言うんだよ」

じょりぃ、口調がどんどん男コトバに。 いい調子です。

「(笑)確かにそうだね」 笑ってますけどナナ。
「でももういい。 にこにこしてるよこれからは」 拗ねてますけどさっそく。
「あたし、グチに関しては、きょんさんのグチ限定だったと思うけど?」
「そうなの?」
「んー。(笑)  ていうかさ」
「うん」


間。


「言いづらい(笑)」<ナナ
「・・・なに?」
「じょりぃはさ、あたしのことがいちばん大事みたいなことをいつも言うじゃん?」
「ん (ぽ)」 言ってたのか。しゃあしゃあと。
「だけどさ、  結局、じょりぃが一番大事にしてるのは、きょんさんなのよ」
「え」
「あたしに会いたいとかいつも言いながらさ、いつだってきょんさんが優先なの」
「(冷や汗)」
「だからあたしとしてはさ、 ええと」
「(冷や汗)」
「・・・・ヤキモチやいてるの。 嫉妬してるのよ。 きょんさんに。すごく」

え?

えええええええええええええええ?

ていうか、話の流れが無茶苦茶な気がしますが。どゆこと?


「えええええええええ?」<じょりぃ
「あははははははははははは」

何そのすげえ楽しそうな笑い。

「え?  え? 」
「ははははははははおかしいいいいいいい」 ワタシの狼狽ぶりがおもしろかったみたいです。
「あ?  (はっ) なんだ、冗談か。(赤面) だよねー。はははははは」(侘)
「 冗談じゃないよ」
「えっ」
「ホントにホントの話(笑)。笑っちゃうけど」
「えっ」
「だから、拗ねたりされると、ムカつくの」
「(狼狽)なんでさ」
「じょりぃに拗ねる権利ないじゃん(笑)。あたしはそのことに関して拗ねたりしてないのに。
 引き留めたってきょんさんとこ帰るじゃんいつだって。そーゆーことしながら何言ってんだよと思う」


反論できず。

そして、「そんなことないよ、キミが一番大事だよ」と言えないワタシがここにいるのであります。
どんなに好きでも、ワタシにそれを言う権利こそ、それこそないのであります。と思うのであります。


「異議はある」とワタシ。
「そうなの?」
「が、 ぐうの音も出ないのは事実だ」
「ぐうの音も出ないのか」


間。


「あたしさ、よく家出したくなるじゃない?」とナナ。
「うん」
「そういうとき、何度『じょりぃのとこに転がり込みたい』と思ったか、知らないでしょ?」
「・・・知らない。   ていうか、く、来ればよかったじゃんか」
「ダメでしょ? きょんさんに気を使うじゃない、じょりぃ」
「う」
「そもそも泊まれるとこがないしね。散らかってて」
「む」
「でも問題はそこじゃないのよ。 あたしが行けば、じょりぃは困った顔するのよ。わかってるの」

冷や汗。

「・・・それは単に、泊まる場所がほしいからって話ではなくて?」
「(笑)違うでしょ。他にも行けるとこなんていくつもあるし。
 お姉ちゃんとこだっていいし、それこそひとりでラブホ泊まってもいいし。楽しいしさ、ラブホ」
「あ、じゃあ、今度家出したくなったら一緒にラブホに」「そーゆーことでなくて」

そんな、途中で話を遮る勢いで否定しなくても。


「いつだってきょんさん優先じゃん。
 なのに会ってくれないだの出かけられないだの、ぐだぐだ言うなっつーの」
「・・・・ホントにキミを優先するようになったら、困ると思うよ・・・」
「誰が? あたしが?」
「うん」
「(嘲笑)そんなのわかんないけど、まあ、そういうことだよ」


もちろん。

これって、ナナもワタシのことラブってこと?

なーんて風には相変わらず思いませんでした。冷静じょりぃ。
ナナはただ単に扱いのことを言っているだけでしょう。
(ラブホはきっぱり拒否してますし)

と思ったら。

「ラブホならラブホでもいいけどさ(笑)、一緒に行ったって」とナナ。
「! いいの?    で、一晩中カラオケするのか?」
「(笑)してもいいけどさ。 歌わないでしょ?じょりぃ」
「歌うとも」
「歌わないよ絶対」
「そのうち歌う」

いつのまにかカラオケの話に。



しばらくして。

「    大事には思っているんだよ、本当にさ」 ぽつりとじょりぃ。
「・・・それはいつもよくわかってるよ(笑)」
「でも」
「でも?」
「 いや、なんでもない。  何を言ってもウソツキなのだ」
「・・・言ってることがみんなウソなの?」
「そういう意味じゃなくて。 ウソって思われても無理ないよなと」
「そうなんだ。  でもそうだね」


「じょりぃは、きょんさんがいないと生きていけないんだよ」
「・・・・・・・・」
「だったらグチ言ってないで、大事にすればいーじゃん」
「そんなにグチってないだろ。 だいたい、その手の話は、いつもキミがワタシから引き出そうとして話を振ってきてるよ」
「引き出そうとはしてないよ。 ・・・・けど、まあ確かに振ってるかもね」
「でもさ」
「うん?」
「キミがいないと生きていけないって言われたら、キミ、どうするのさ」 じょりぃ、プチ告白。
「困るだろうね(笑)」 あっさり困るらしい。
「でしょ?(笑)」 実は(泣)
「じょりぃときょんさんは、法律にもなんにも縛られてなくて、それでも一緒にいるんでしょ?
 じょりぃはひとりでも生きていけるのに、一緒にいるんでしょ? きょんさんが大事なんでしょ?」
「・・・・キミは少しだけワタシを誤解している」
「何?」
「ワタシはひとりでは、生きていけないのだ」 かっこわるー
「一人で生きていけないのか」
「そうなのだ」
「弱いなあ」
「うん」
「・・・・そうか。 じょりぃは一人では生きていけないのか。 なら仕方ないね。
 じょりぃに対する認識を改めるよ」


どんな風に改められてしまったのか。
しかし、もう何も言えないじょりぃ。


とりあえず決定したことといたしましては。



もうナースごっこはしてくれないそうでございます。






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