ナナとワタシ
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2004年11月06日(土) |
留守電、その後(または妖怪からっぽ) |
ナナワタをいつもご覧になってくださっている物好きで心優しいアナタ様、こんばんは。
そんな素敵なアナタ様も既に覚えていらっしゃらないと思うんですが。 こんな話題がかつてあったのでございます。 ひと月以上前の話です。
そうです。 「携帯の留守電に、声を吹き込んでおいてあげる」という約束をしてくれたナナ、という話でございます。 その後も何度かナナワタで「まだ留守電入ってねえですよ」とグチグチとしたご報告などもしておりました、その留守電でございますよ。
で、どうなったかと言いますと。
もちろん、いまだ、ワタシの、留守電は、からっぽでございます。 心もからっぽ。 脳みそもからっぽ。 からっぽという言葉、かわいいですね。 陽気でかわいい妖怪のようです。からっぽ。 後ろを振り向くと、ずんぐりと毛深い小さい生き物がただにこにこと笑っている、そんな妖怪からっぽ。 ただ、からっぽに出会ったその後3日間は、高熱にうなされてしまうという、実はおそろしい妖怪からっぽ。 って、止まらなくなってきたのでがんばってやめにします。
で、もう「留守電まーだーー?」なんて催促はすまい。 と心に決めていたのですが。
ワタシはもうすぐハワイにのんきに旅立つ身でございます。 一週間です。 そうなってくると、ナナの声も聞けなくなります。 ていうか、一週間音信不通なんてザラなので、今さらそのくらいなんですか!と自分を叱りたくもなるんですが。
「一週間もワタシがいなくてさびしいだろー」 と、ナナに言ってのけたワタシでありますが。
なんのこたあない、さびしいのはワタシであります。 いえ、ワタシがいなくてワタシがさびしいわけではなくて、ナナと離れてさびしいんです。 と、いちいち説明しなくてもいいことをねちねちと説明してみました。
「今のとこ、そんな気分になれない」というナナの気持ちを尊重してきたわけですが。 (たかが留守電に声入れるのに、どんな気分が必要なんだよという感じもしますが)(単に入れたくないだけなんでしょうけど)(しょんぼり) 結局、自分のワガママが勝ちまして、ナナにメールすることに。
ハワイに行く前に留守電に入れてくれると嬉しいんだけどなぁ。 無理そうかなぁ。
相変わらず、腰が低くてビクビクした風情です。 ビクビクしてるかたいした態度かになってしまうワタシのメール。 メールでやさしくさりげない口調にするのって難しくないですか? ワタシだけでしょうか。 なんだかやさしくさりげなくしようとすると、ベタベタわざとらしくなってしまいそうで、結果、なんだか素直じゃないメールを送りがちです。 ネット上の書き込みなどでも同様の現象が起きるアタクシなんですが。いつもどうもスミマセン。
でも今回は。 ビクビクしつつも、一応素直風味。 よしよし、自分。
引き続きビクビクしながらメールを待ちましたら。 来ました。 どきどき。
わかった。
・・・・・・・・これだけ? って、「これだけ?」って、ワタシ今までナナワタで何回言ったでしょう。 ワタシが常に、ナナに対して過剰に期待しているのがようくわかりますですね。しゅん。
出発前に入れてくれるかなぁ。 なんだか無理っぽい気がします。 おまけにワタシの携帯の留守電て、16秒しか入れられなくて、そのことを伝えたときに
「16秒? 何が話せるんだよ」
と冷たく言い放たれております。
「あたし、ホントはじょりぃのこと好きなの」 なら言えますよ? なんてアホなことはとてもじゃないけどナナには言えませんよ?
と、現在、相変わらずの一人上手状態を楽しんでいるじょりぃでございます。 け。
一人上手はさびしいので、妖怪からっぽと遊んできます。 ハワイに行く頃、ちょうど高熱にうなされるかもしれません。
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