ナナとワタシ
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ナナと電話。
「先日はとんでもないメールを送ってしまってスミマセンでしたー」とナナ。 「とんでもないメール?」 「うん。 勝手なやつあたりメール(笑)」
ああ。 あれですか。
詳しくは前日のナナワタをご参照くださいませ。
「ああ(笑)」とワタシ。 「さすがに怒った?」 「いや。 慣れてきたから」 「そうか(笑)。でも、どうしてあたしはいつもいちいちじょりぃに報告してしまうのだ?」 「? どういうことだ?」 「どうして不安定になったりイライラしたりすると、それをいちいちじょりぃに話しちゃうんだろ?」
ここでもちろん、頭の中でいろいろとワタシに都合のいい理由も浮かんだのですが。 「そりゃあもしかしたらワタシのこと好きなんじゃないの?」とかですね。 「そりゃあもしかしたらワタシのことすごくココロの支えーとか思っちゃってるんじゃないの?」とかですね。 「そりゃあもしかしたらワタシと@&*%#¥☆!!なんじゃないの?」とかですね。
しかしそれは浮かれた妄想というものです。 ワタシは現実も直視しなければならないのです。 もちろん妄想もしまくるわけですが。 が、それはそれ、これはこれ。 きっちり分けて考えないと、後で自分が泣きをみることになります。
ということで、いちばん考えられるセンをお答えしました。
「やつあたりしやすいからだろ」 悲しい現実。 「しやすいからって、あんまりだよね」と、ケロっとナナ。
やっぱりしやすいんですか。 ていうか、そこって「そんな風には思ってないよ」とか、社交辞令的に否定するところなのではないですかナナ。
「しやすいからってあんまりだけど、話していくらか気が済むのならかまわないですよ」 「気は済まないんだけど」
あっそ。
「気は済まないけど、なんか話しちゃうんだよねー。 どうせなら、ちゃんと気が済むようにしてもらえればありがたいんだけどなー(笑)」
すみませんねえお役に立てなくて。
「あたしが思うにねえ、あと半日辛抱すれば、だいぶ落ち着いているはずなのだよ」とナナ。 「誰が?」 「あたしが」 「そうは言っても、ガマンしきれなくてメールとかしてくるんでしょ? しかたないよ」 「でもね、確かにガマンの限界が来て、うわあもうダメだーー!って思ってじょりぃに当たるわけだけどさ」 「うん」 「すんごい限界は限界なんだけど、たいていやつあたりして半日も経つと落ち着くのね」 「うん」 「もうちょっとあたしにガマンというものができればいいんだよねー」 「なるほど。 でも、やつあたりしたから半日で済んでいるのかも」 「違うと思う」
あっそ。
「張り合いないなー」と脱力じょりぃ。なんだか殴られ損て感じですこれじゃ。 「だって、じょりぃに当たったあと、自己嫌悪になるんだもん」 「そうか」 「だから、もうちょっとガマン強くなるあたし」 「まあ、無理のないように」
もう好きにしてください。 ていうか、どうせやつあたりするなら、そのあとスッキリしてくださいよもう。
ホント、張り合いないったら。 少しはワタシをよろこばせたまい。
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