ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年10月17日(日) 脱・無口なじょりぃ

昨日の夜というか時間的には今日のことなんですけどというどうでもいい出だしですが。

仕事をしておりましたら、1時過ぎにナナから電話。
前夜も1時過ぎに電話がきて、長話してたんですが。
や、これはノロケではなくてですね、こんな時間にかけてきて、長々と話しているということは、ナナが煮詰まっちゃってるということなのでございますよ。
もちろん、子供のことで。

で、前夜の電話では、なんだかもうホントに「むう。今日はイッちゃってるな」という感じのミョーなテンションだったのです。
話もなんだか秩序だってないし、ワタシが理解するのにも時間かかったりして。

結局話しこんで、どっぷり遅い時間に。
途中でワタシ、風邪ひいたのか声が出なくなってきて「声が出づらい」と訴えたんですが、無視。ひどい。
気付けば電話を切ったのは3時すぎ。ワタシはそれから仕事の続き。ひどい。


で、今日(昨夜?)の電話でげす。
昨日、ナナとワタシとふたりで、中学のときの先生とお茶をしたので(以前話に出たM先生)、そのことかな?なんて思いながら電話に出ましたら。


「昨日はゴメン」 と、いきなり。
なんじゃらほい?と思いましたら、「あたし、昨日の電話、ヘンだったでしょ?」と。
そうだね、と、正直にお答えし、でもそんなときもあるよー、と伝えましたら。

「ほかにも、ゴメン」とナナ。
「なんのこと?」
「なんかさ・・・・悪かったなって。
 あたし、じょりぃの言ってくれてること、わかったフリして聞いてたけど、
 ホントはわかんねえよと思いながら話してたから」
「(笑)そうなんだ」
「今日になって、ちゃんとわかった。 ごめんなさい」
「謝る事じゃないよ。だいたい、ワタシはキミが何について謝ってくれてるのかわからない(笑)」
「そうなの?」
「うん。 何も気にしていなかったよ」
「ならいいけど。  いつもゴメンね。 そしてありがとう」
「いえべつに」 どうしちゃったの?


仕事してたんでしょ、忙しいだろうから切るね、と言ってくれたのですが、まあまあと引き留めまして。
この日はそんなに仕事がせっぱ詰まっていなかったのです。
実は前夜の電話は少々キツかったですが。ナナには言ってませんが。


ナナも気を使ったのか、この日は子供の話はほとんどせず。

「じょりぃ、今日、M先生と会えて楽しかった?」
「うん。おかげさまで。セッティングありがとう」
「こんなにしゃべれるんじゃん、じょりぃ、って思った」
「営業モードでしたから(笑)」
「今日は特別?」
「いや。 たいていあんな感じ」
「あたしと話してるときと全然違うね」

スミマセン。

「あたしの前ではテンション低いよね」とナナ。
「そうだね。 ていうか、他の人の前ではお調子くれてるだけだよ」
「なっちゃんの前では、あたしといるときみたいなの?」
「ん? いや、今日みたいな感じ」
「でも疲れないんでしょ?」
「うん」
「きょんさんといるときは? 口数少ないの?」
「んー。 どっちかというと多い。よくしゃべるよ」
「じゃ、営業じゃないんじゃん。お調子でもないんじゃん」
「そうだね(笑)。でもキミは、調子のいいトークはイヤがるでしょ?」
「そんなことないよ」
「自分でそう言ったんだよ」 また忘れてるのか?
「そうだね、嫌いかも」 どっちやねん。
「キミがそうしてほしいというなら、まわりと同じように接するけど」
「できるの?」
「たぶんね」 できるのかしら。

そんなこと言って、ナース服着てくれたときだって、「かわいい」めいたこと言うたびにムスッとしてたくせに。

「ナース服のときだってさ」とワタシ。
「うん」
「かわいいとかホントはもっと言いたかったけど、あなたフキゲンになるんだもん」
「(笑)かもね」
「そーゆーこと言われるのイヤだって、何度も言われたよワタシ」
「ホントはイヤじゃないのかも」
「そうなの?」
「ていうかさ、  照れてるだけだよ」

照れてるという言葉を、すごく照れくさそうに言ってますけどこの人。
バカモノ。かわいいぢゃないか。

「照れるなよ」 と言うワタシも褒められるのは苦手ですが。
「(笑)」
「なんだ。 ならいろいろと伝えたいことはあるぞ」 えっへん。
「言って」
「え」 しまった。
「あたしにも調子のいいこと言って。 今言って」
「え」
「ほら言えないじゃん(笑)」

くそう。
途中まで優勢だったのに。 もう逆転ですか。

「もっと早くそう言ってくれればさ、ナース服のときに言えたのに」 巻き返しを図るじょりぃ。
「何を?」
「まず、かわいいだの似合ってるだの、もっと素直に口にしたかった」
「(笑)」
「それに他にも言いたいことはあったし、お願いしたいこともあったのになぁ」
お願いきくとは誰も言ってないでしょ。ずーずーしーっつーの(笑)」

なんだこの女。 にくたらしいです。

「で、何をお願いしたかったの?」とナナ。
「え!」
「話して」 話したところでお願いきいてくれないくせに。
「あーーーーーー    脈測るとか?」
「脈かあ。 あたし、脈ってわかんないんだよなー」 役立たずめ。
「看護婦のくせに」
「違うから。 それにさー、じょりぃ、イヤがるじゃん」
「なにを?」
「あたしに触られるの」

げ。 気付いていたのか。(たいてい気付きます)

「イヤじゃないよ」 それどころか欲望の炎はごうごうに燃えておりますが。だからこそなんですが。
「すごくイヤがるよ。 ナースキャップの具合見るのに頭に触ろうとしたときだってすごい抵抗したじゃん」
「あれはさ、 ええと   」
「なに?」
「頭触られたら、ズラがずれちゃうじゃん。 だからだよ」
「きゃはははははは納得したよ」 するのかよ。


しばらく他の話をしてから。


「やっぱテンション低いよね、じょりぃ」とナナ。
「そんなことないよ。 今は声が出ないからじゃないかな」 風邪で涸れ涸れです。
「今はそうかもしれないけど。 あたしと話すときは、いつも元気ない」
「元気なんだけどな」
「あたしと話してると、退屈なのかなって」
「違うよっ」
「たまにじょりぃが話してくれるときに、あたしがつまんなそうな態度を取るのがいけないんだよね」
「そう言ったことがあったかもしれないけど、でも、あなたのせいではないんですよ」
「じゃ、どうして? 前は『甘えてるからだよ』とか『気を抜いてるからだよ』とか言ってくれたけどさ、
 きょんさんやなっちゃんの前では違うってことは、そういうことじゃないんでしょ?
 やっぱり、あたしと話してると退屈だからじゃないの? いつも子供のグチばっかりだしさ、あたしも」

ゴメンナサイ。そんな風に思わせてしまうなんて。

「そういうことじゃなくてさ」
「じゃ、なに?」
「恥ずかしいんだよ」
「なにが?」
「キミと一緒にいたり、話したりするのが、いまだに恥ずかしいのだ」 と話すのも恥ずかしいのだ。
「恥ずかしがるなよ」
「スミマセン」
「でもさー、そんなのって、一緒にいてもリラックスできないじゃん」
「リラックスはしてないかもね」
「恥ずかしがられたら、あたしだって緊張しちゃうよ」
「しないで」
「実際、するんだよ。 緊張しちゃうの、じょりぃといると」
「そりゃスンマセン。申し訳ない」
「そうだよ」 <ちぇ

「でも、かわいいじゃん。 恥ずかしがっちゃうなんて」 しかたなく自己弁護。しかも「かわいい」と自分で。
「かわいいけどさ」 かわいいんですって。
「じゃ、見逃して」
「でもだって、そんなのって、あたしと一緒にいたって疲れるばっかじゃん」
「疲れないよ」
「疲れるよ」
「ワタシはいくらでも一緒にいたいと常に思っているけど」

お調子許可が出たので、素直に言ってみました。

「そうなの?」
「うん」
「ふうん」

だからそこで「ふうん」で終わりにするから、言わなくなるんだってば。

「じゃあ、恥ずかしがらなければ、またナース服着てあげる」

あの。
そんな条件つけなくても、また着てくれる約束だったはずでは。
と思ったものの、この高飛車な気遣いがなんとなく嬉しかったので

「やった」と返事。
「今度旅行に行くときは、ナース服持っていって着てあげるよ」
「え! ホント?」 なんなんでしょうこのサービスは。
「うん(笑)。 でも、いきなり仲居さんに入ってこられたら、すごくアヤシイね」
「(笑)アヤシイついでに、ワタシも着ぐるみパジャマを持っていこうかな」
「持ってるの?」
「買おうかなと思っているところ」
「何にするの?」
「とりあえず、近くの店でサルを見つけたから、それにしようかなと」
「サルかぁ」 お気に召さないようです。
「ダメですか」
「なんか、あんまり変化ないしねー」 ごもっとも。
「ムササビも検討中なんだけど」
「イマイチ、ピンとこないなあ」
「リスちゃんとか?」
「んーーーーーー   ウサギにして」
「ウサギ?」 似合わなそうな気が。
「かわいい気がする。ウサギ」 ワタシじゃなくて、着ぐるみが、ってことですね。
「わかった。 ウサギを探す」
「別になんでもいいけど」 だからその一言が会話を阻害するんだってばっ。

2月か3月に、泊まりで旅行に行こうね、と前から話していたのですが。
そのときは、コスプレ大会になりそうでございます。


とまあ、だいぶ脱線した話も長々と語ってしまいましたが。

第三者を交えた会話をすることにより(M先生の前にも、違う人と同じようなことがあったのです)、ワタシのなめらかな会話っぷりがナナにばれ、「なんであたしの前では無口なのよ!」と思われてしまっていた、と。

で、これはうぬぼれでないと思うんですが、たぶん「あたしはじょりぃを癒す(この言葉嫌いですが)存在でありたい」と思ってくれているような気がするのです。
ワタシに対して特別そう思ってくれているのか、自分の大切な人には誰に対してもそう思ってしまうのかはわかりませんが、とにかくそんなニュアンスのことは今までにも何度か言われていたわけです。
なのに、どうもあたしの前では全然リラックスできてねえよこいつ、と思い、ちょっとさびしい気持ちにさせてしまっていたのかなと。

というわけでですね。
「脱・無口なじょりぃ」を目指すことにいたしました。
うまくいかなそうな気がひしひしとしますが。
ちょっと努力してみます。


これをきっかけに、ええと、もうちょっとスキンシップも増やしちゃったりしてですね。

と、ここでは威勢のいいことを言えるんですけどね。無理ですたぶん。



そして先ほど、ナナからメールが。

今日はプリキュア見れた? で始まってます。 見れませんでしたよ?くすん。

私はこれからもう寝るんだけどじょりぃも早く寝たほうがいいよ。

あの、あなたと電話してて二晩眠れてないんですが。と、シアワセなグチをこぼしてみました。

のどの痛いのは治ったの?
寝不足してるとすぐに治せる風邪も治らないから治す努力をしないとね。


電話中はこれっぽっちも喉の心配なんてしてくれなかったんですけど、気にしててくれたんですね。

いつも思うけど自分をいたわってあげてないよね。
かわいそうに、じょりぃの体も魂もと思う時がある。
私もお手伝いやきっかけみたいなのがつくれるかもしれないけど。
じょりぃ自身でもっと大事にして欲しいなと思いました。いろんな意味で。



・・・・・じーーーーーーーん。

恋愛感情なんてなくても、こんな風に思ってもらえているのなら、ワタシはもうこれ以上を望まなくていいです。


どうもありがとう、ナナ。




と言いつつ、これからも相変わらず欲望の炎をめらめらとたぎらせるわけですが。
しょせん、ナナに触れないワタシでいる限り、いっくらたぎらせたところでなんの心配もないという話でございます。
アッチョンブリケ。


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