ナナとワタシ
ナナとワタシ
INDEX前へ次へ


2004年09月22日(水) 真夜中のパソコン教室

すっかり夜も更けて。
かったん つー かったん つー と、いつも通り自分の羽をくちばしでむしっては機を織っておりましたら。
ナナからメール。
返信してまたすぐにメールが来まして。

「ネットで調べたいことがあるんだけど、これからじょりぃんち行ってもいい?」と。

これから?
今何時?
って、日付変わってますけど。

ワタシが一人暮らしなら即答で「いいよ」なんですけど。
まあ、一応一緒に暮らしているヒトがおりますので。
もぞもぞときょんにおうかがいをたてに、リビングという名の今ではすっかりきょんの部屋へ。


「あの。   こういうことなんですけど」
「今から?  普通訪ねてこない時間だよね」
「はい  まあ」
「非常識」 <きっぱり
「・・・・・ダメ?」
「あたしに訊くことじゃないでしょ」
「はい」
「今日あなた忙しいって言ってなかった?」
「忙しいです。 ワタシは仕事してて、勝手にパソいじってもらおうかと」
「自分で決めれば?」<怒ってます
「あ  はい」


「あたしに訊くことじゃないでしょ」と言われるのはわかっていたんですが。
それでもいきなり来たらビックリしちゃうでしょうし。
あ、  「ナナがこれから来るよ」という言い方にすればよかったのかな。
ワタシったらいつもこうやって「あたしはあんたのおかあさんじゃないんだから」みたいな話のしかたをしてしまって、きょんの心証をかえって悪くしているような。

まあ、ともかく。
「いいよ。でもワタシは仕事してるけど構わないよね」とナナに返信。

しましたら「あたし、パソコンまったくいじれないんだよ。仕事の邪魔をしそうなので、やっぱり今度にします」とナナ。

でも、こんな時間に「調べたいから行っていい?」と言ってくるということは、たぶん今調べたいんでしょう。
なので「最初にやりかたを教えて、あとはワタシ仕事しちゃうから大丈夫だよ」と送ったら「じゃあすぐ出ます」と。

慌てて歯を磨き(ただのエチケットですので深読みしないでください)、その日はナナにもらった服を着ていたので「こりゃ恥ずかしい」と思い、着替えまでするじょりぃ。
今までもパパの仕事の関係でナナからけっこうな数の洋服をいただいているんですが、ナナの前で一度もそれらを着用してみせたことのないじょりぃ。
日頃は着てるんですけどね。 なんだか恥ずかしいんですよ。


で、ナナが到着しまして。


ワタシ、この日記より先に掲示板で「今ナナが来てるんで」なんて書いてしまったら、どうもみなさま「深夜デエト?」とか
よ〜い雰囲気に解釈してくださっているようなんですが。

期待ハズレでどーもすみません。
という内容になりますですよ?
そんな内容に誰がいちばんガッカリしたかって、ワタシなんですけど。
で、読んでるかたは「あははははやっぱり。ざまあみろ」とか思いそうで愉快痛快なんですけど。(なみだ


到着したナナは「遅くにゴメン」と言っているものの、アナタ何か怒ってるんですか?というくらいむっつりしてまして。
きょんはきょんで、リビングにいてまだ寝ていなかったのに、お出迎えなし。
なんだか針のむしろなじょりぃ。勝手に。

なっちゃんの机にナナを座らせまして。
IE起動。
「あたし、喉乾いちゃったから、買ってきたモン飲みながらでもいい?」とナナ。
「あ、どうぞ」と言ったらコンビニ袋から1本取り出して飲み始めたんですが。

ええと。
ワタシの分もあるかと思ったらないみたいです。
なんだなんだ。
もう1本入ってるように見えるんですけど、それってワタシ用じゃなかったのか。

と、砂漠をさまよう水に飢えた人のようながっついたことを考えながら、説明開始。
初めてならやっぱりYahoo!が使いやすいかと考え、検索画面を開きましてですね。

クリックすら知らないヒトにどうやって説明しようかしら。
ということで、一通りやってみせ。

「うん。わかった」とナナは言ったものの、そんな簡単にわかるわけないです。
ローマ字入力だってしたことないんですし。

「ちょっとやってみせて」とワタシ。
「カテゴリから探していけば、文字を打たなくてもだんだんと探していけるから、じゃあ、まず、ここ、一回ポンと押してみて」と。

目的のポイントへカーソルを運ぼうとしたものの、見事にドラッグし、全ページ選択する勢いのナナ。

「あれ? なにこれどうなってるんだ?」
「(笑)それはドラッグというものだ。 クリックは指、離すんだよ」
「指? どれ?」
「人差し指」
「わかんないよー」

ここでなんていうんですか?
ナナの手にワタシの手を重ねて「これがクリック、これがドラッグ、マウスはこうやって動かしてね?・・」なんて背中越しに抱え込むようにして教えてやれば話も早いしワタシもウハウハなんですが、ワタシ、そういういやらしいテニスのインストラクターみたいなことしたくなかったんですよね意地でも。
ナナも嫌がりそうですし。
「じょりぃったら、何か下心?」とか思われてもアレですし。
パパはそういうことやりそうなのでワタシはやりたくないというつまらない対抗意識もありましたし。


というわけで

「こうだよ」

と、力の入っていたナナの人差し指だけ持って「ぐっきり」と上に持ち上げさせていただきました。

・・・・マジで折れるかと思った、人差し指。やばかったです。


ところで。

今日のナナの美しかわいいことったら。
(言わせてくださいこれくらいでも実際のナナはフツウの人ですので期待しちゃいけませんよってワタシもほめたりけなしたり大忙しですが)

今日、きょんとテレビ見ていたときにアスプリールのCMやってましてね。
それ見てきょんが「ナナって山口智子に似てない?」と言いまして。
ワタシもかねてから思ってはいたんですが(あ、期待しないでください)、それってひいき目かと思っていたので口に出したことなかったんですけど、きょんから言ってくれたので「うん似てるね」なんて会話をしたんですが。

今日はお風呂上がりでいつもよりキレイ(に見える)なナナだったので、わあいやっぱり似てるーと嬉しく思ったんですが。
どこが似てるって頬骨の高さだけなんじゃねえかという気もするんですが、まあ、そこはそれ。

でも本日のワタシの山口智子ったら、むっつりしていて怖いです。

ということで、早々に「じゃあワタシは仕事に戻るけど、わからないことがあったら訊いて」と、仕事に戻ることに。
自分の調べたいものをワタシに知られるのもイヤかなと思ったもので。(どうせ子供に関することでしょうけど)
教えたことは「クリック」「ドラッグ」「リターンキー」だけでございますが。
あ、ダブルクリックと「戻る」だけは教えておかなきゃと思い、「あ、ええと、戻る方法はさ・・・」と言いかけたんですが、返事すらしないまったくの無反応でしたので、さらに「この人コワイ」と怯えたじょりぃは
「あ  あの、わかんないことがあったら、いちいち呼んでくれていいから」と呟きつつその場からふたたび離れ。
「今の教えかたではたぶんわからないと思うから、遠慮しないでね」
とさらにやさしく怯えながら声をかけたものの、返事は無言。

おまえなーーーーーーーーー。


まあいいや。
わかんなきゃ、訊いてくるでしょ。


が、この無言状態のときに訊かれたのは一度だけ。
「最初の検索画面を新しく開きたいんだけど、どうしたらいい?」 これだけです。


あなた、なんで操作できるんですか。
やっぱこう、カンで動かせるモノは得意なんでございますね。子供と一緒でございます。
IEも今時のサイトデザインもなかなか優れているということでございましょうか。
見事なユーザーインターフェイスでございますね。
とはいえ、まあ、ちょっとビックリしましたです。


で、教えたのが正味5分くらい。
そのあと2時間ほど、お互い無言でそれぞれの作業を行いました。


・・・・・・・・・・・・・・。


デエト、とかおっしゃってくださったかた、どうもスミマセン。
かち かち というクリック音のみが響く部屋。
昼間の仕事中よりよほど静かに仕事してますがワタシも。
ああ、はかどるはかどる。このやろう。

困ってないかな?と、たまにちらちらとナナの方を見ていたんですが。
モニタで顔が見えません。
見えるのはナナの髪が薄くかかった肩と、マウスを動かす右手のみ。

ということで、マウスをぼんやりと見ていたんですが。

ナナとワタシは身長差はたいしてないんですが、手のでかさが全然違うんです。
彼女、とても手が大きいんですよ。指も長めですし。ごついし。
その手が、こう、マウスを軽く握ってですね、まだマウス扱いが不器用なもんで、クリックするときにいちいち人差し指を持ち上げるんです(かわいいですね)。
他の指もビミョーに動いちゃったりして。
で、長い距離を移動するとときって、マウスパッドをなでるように、こう、何往復も移動するじゃないですか。

なんか   いやらしい。

と思ってしまったら、もう目が離せません。
幸い向こうからもワタシは見えません。
しばらくじいいいいっと、ナナがマウスを動かす指の動きを見ていたんですが。

だんだん、なんか、変な気持ちになってきまして。

いかんいかん、ということで、見るのをやめました。
たかがマウスごときでこんなに欲情している自分がイヤになったということもあり。
なんか情けないなあ と。



3時をまわった頃「ねえ、だいぶ前に見たページをまた見たいんだけど、どうしたらいい?」とナナに訊かれまして。
その頃にはワタシの仕事も一段落していましたので、待ってましたとばかりにいそいそとナナの隣へ。

「ワタシがやっちゃっていい?」
「うん」

作業

「タバコ吸いたい」とナナ。
「待って。・・・(灰皿を取ってきて)・・・はい」
「ここで吸っていいの? 外で吸おうかと思ったんだけど」
「かまわないよ」

ワタシも吸いたいです。
が、ナナの前では非喫煙者を装っている都合上、ナナの煙吸ってガマンしました。
これはこれでいいものですね☆<変態

ナナ、ごそごそとコンビニ袋からお茶を取り出して 「飲む?」と。
「うん。 ありがとう」
「そば茶だけど」
「うん。  ていうかさ」
「うん」
「どうしてこんなに冷たくなくなってからくれるんですか?」

ペットボトル、汗びっしょりかいてますけど。
水がしたたっております。

「(苦笑)  まだ冷たいよ」
「ごくごく   うん。ぬるい」
「飲まなきゃいいじゃんイヤなら」

まあ確かに。
しかし、買ってきてくれてたなら、とっととくれればいいのに。
何考えてるのかよくわかりません。
自分用に2本買ってきたのかしら。

「画面、ワタシに見られてイヤじゃない?」
「別に」
「だったら指示してくれれば続きの調べモノは一緒にやろうか?」
「別にどっちでもいい」

そうですか。かわいげねえなあ。

でも、このころからやっとふたりとも会話らしい会話ができるようになりまして。
ナナも笑顔が多くなってきて。
ワタシもひと安心。

してくると余計なところに気や目がいってしまうもので。

だいたい、来て早々に思っていたのですが。
今日のナナの胸は大きいです。
寄せて上がってます。ということは、ブラの力です。
ブラの力とはいえ。
大きいことに変わりはないです。形も良いです。

見るなと言われても。
って誰も言ってませんけど。

そして、同じ画面を見ているので。顔が近いんです。
なんかいつもよりかわいく見えるし。(性格はいつもに輪をかけて憎たらしいですけど)


くらくらり〜〜〜〜ん。


いかんいかん。
なんですかこの清祥堂 違う 性衝動。
こんな感じは久しぶりです。理性と淡泊の人・じょりぃでございますよ?
なのになのに。

☆%&@*#”|!!!!!  なわけです。

いかんいかん。
ダメダメひとりで舞い上がっては。
あちらにまるでその気がないのはわかってるわけですし。
どうどう、自分。

目。
目が合うと、余計にくらくらりんしてしまうので、目をそらそう。
と、そらした先の視線は胸に行ってるしワタシ。

と、ひとりで「ロンリードキドキ右往左往プレイ」しておりましたら。

「あ、ゴミ落としちゃった」
と、ナナがかがんでゴミを拾おうとしまして。

Tシャツ短かったもんで。
腰と背中が。 生です。 バッチリ見えます。

ナナが頭を上げるまで堪能させていただきました。

今日はいい日だ。


なーんてロンリードキドキ右往左往プレイしながら話していることといえば、子供の教育についてなんですが。しらっ。


時計が4時をさす寸前になって「寝る」とナナ様は帰っていかれました。

ということで、まったくデエトとは呼べない、あえて言うならパソコン教室(しかもクリックとダブルクリックとリターンキーしか教えてない)だったわけですが。

眼福は堪能させていただきました。
この程度で十分なんですよワタシは。 ふ。


ナナの残していったタバコの吸い殻を食ってしまいたくなって困ったんですが、さすがに死ぬかもしれないのでやめておきました。
あ、フィルターのとこだけ食べればよかったのか、と今気付きました。


冗談ですよ。冗談。  むぐむぐむぐむぐ(フィルターに口の中の水分取られて難儀しつつ)





じょりぃ |HomePage