ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年09月10日(金) 突然のデエト(役立たずでスミマセンねえ)

本日いつも通り9時に始業しまして。

したものの。

朝から猛烈な睡魔に襲われるじょりぃ。
こりゃダメです。
ちょっと寝よう。

ぐう。

と、10分ほどうとうとしたところでメール着信。
あたちは寝てるの! ということで放置。

したものの、やはり大事な仕事のメールだったりするとヤヴァイので、ぐずぐずと携帯を手に取りました。

手にとってよかった。
ナナからでした。

突然ですが、今日ってどっかにでかけらんないよね。


こ、これは。
デエトのお誘いです。
気持ちバレ後、初めてのデエトです。
睡魔? なんですかそれ?


でかけられるよ。


ナナからの返事が

やったーありがとう。


やったーですって。 やったー。

自営業でよかった。<社会人失格

いそいそと支度をし、45分後に家を出ました。
30分後には出るよ、とメールしておいたので、またもやきっちり遅刻するじょりぃ。
眉毛のチェックやらスキンケアチェックやらしていたら、つい時間が経ってしまったという乙女心のせいでございます。

遅刻遅刻!と大慌てで車を飛ばし、ナナ家のインターホンを鳴らしましたら。

しばらく待たされた後。

「はい?」<フキゲンな声
「あ、  じょりぃです」
「ああ。 ちょっと待って」

ちょっとって、こんなに時間がかかるものなんでしょうか。
というくらい待たされまして。
玄関前のポーチで、膝を抱えて座り込み、ぽつーんと待つじょりぃ。

あ、ナナが出てきました。


ぽーーーーーーーーーっ。


心労のためにやせたもので、ナナ。
おまけに今日の服装は、なんだか学生テイスト。
若々しいです。
肩の線が細くなって、もともと薄い胸板がまた薄くなっていて、中学のときみたいです。
顔は違いますけどさすがに。
ていうか、やせた分、老けたか?<失礼

後ろから見たら、長女ちゃんと区別つかないなこりゃ。(あくまでも、後ろから見たら、ですけど)<失礼

「ゴメン、寝てた。ていうかじょりぃ、早く来すぎ」

あの。 遅刻してきたんですけど。


ワタシの車に乗り込み。
「どこに行こうか」とワタシ。
「えーーーー。 決めて」
「えーーーー。 ええと、映画?」
「今、観たいのない」
「ううんと、 山?」
「山かぁ」
「動物園とか」
「行きたくねーーー」
「遊園地?」
「別に」
「(あわあわ)か、買い物とか?」
「買いたいものないし」
「自分で決めろ! そっちから声かけたんだから」
「あははははははははは」

あはははははじゃないですよまったくもう。

しかもこの人、極めつけには

「あなた、日頃全然遊んでないでしょ? つまんないねー」 と。

つまんない人間ですみませんねえ。

「夜行く飲み屋なら少し明るいですけど、あなたには役に立ちませんね」 ナナはお酒ダメなのです。
「うん。立たないね。ムダだね(笑)」 このやろう。
「スーパー銭湯でも行く?」
「お風呂ーーー?」

今までなら行くって言ったのに。
瞳に警戒の色が浮かんだように思ったのはワタシの気のせいですよねきっと。

「なんだよーーーー。行きたいところがあって呼んだんじゃないのー?」とワタシ。
「ないよ別に。  じゃあさ、前にじょりぃが行きたがっていた○○美術館に行こうか」
「いいの? あそこ、きっと退屈だよ? ちょっと遠いし」
「いいよ」

ぶろろろろおおおおんと1時間ちょっと車を走らせ、○○美術館に。

着いてみたら。

今日は休みですか? というくらい、広い駐車場がガラ空きでございます。

「なんか、こんなに空いてるとコワイ」とワタシ。
「確かにねー。 ね、どっかでお茶しない?」
「うん」

ちょっと戻ったところにあったモスバーガーへ。
ついでにお昼にすることに。
そこで他愛ないことを長々とおしゃべりし(めずらしくワタシもナナ相手に饒舌に)、2時間ほどしてまた美術館へ戻ってみたものの。

雨が降って参りました。
この美術館は日本庭園になっている園内を散策することが楽しみだったものですから。
「今日はやめておこうか」ということに。

はるばる1時間以上かけて、ワタシたちはモスに食事をしに行ったわけです。

「ゴメン。結局、『遠くのモスへ来た』というだけになってしまった」とワタシ。
「本当だよ。(笑) 距離ばっか稼ぎやがって。使えねーヤツだなあ(笑)」

す、スミマセン。
ていうか、アナタ威張りすぎだと思います。

で、元来た道を走りながら、どうしよう、どこか行く?なんて話をしまして。
このまままっすぐ帰るには、ちょっと時間が中途半端なのでございます。

「じゃあさ、じょりぃの実家に寄って」とナナ。
「え!」
「あたし、道がよく思い出せないんだよ(笑)。
 たまにあのへん通るからさ、あれ?どこだっけ?って探すんだけど、わかんないの」
「いいけど。今日、たぶんお母さんいないよ?」 ナナはたぶんワタシの母と話したいのですよ。子供のことで。
「いいよ別に」
「そのかわり、お父さんはいちゃうぞ」
「いいよ別に。場所がわかればいいんだから」

場所がわかったからってどうするのでしょう。
まあいいや。目的地ができたから。

実家につきまして。
「ああ、思い出したよ。ていうか、道が変わった?」とナナ。
「うん。入り口がちょっと広くなって、印象が随分変わったかも」
「そうだよね。前はジャリじゃなかった?あそこ」
「そうそう」

なんか、照れくさいなあ。

ナナを車に待たせて、「せっかく来たから、お父さんに顔見せてくる」と、ワタシは家へ。


「こんにちはー。 じょりぃですー」
「やあ。 いらっしゃい」と父。
「あのね、近くに来たから寄ってみたの」
「お母さんいないよ」
「うん。 あのね、ナナが車に乗ってるの」
「懐かしいなー」
「うん。 せっかくだから、顔見てみない?」
「うん」

父、のそのそと、というか、軽やかに車へ。

「こんにちは。お久しぶり」と父。
ナナ、車の窓を開けながら「ごぶさたしてます」と。
「変わらないねーナナちゃん。中学の時のままだ」 <口がうまいです、父。
「変わりましたよー(笑) 年取っちゃって」
「いやいや。  肌がキレイだねーーー」 <口がうまいです、父。
「ええええ?(笑) 勘弁してくださいよー。もうダメです」
「今日はどこか出かけるの?」
「ええ、まあ、そんなところです」
「楽しんできてね。 ホントに変わらないなあ」

じょりぃ、恥ずかしくて横でそわそわ。

「じゃあ行ってみるね」と、唐突に父に。
勝手に外に呼びつけておいて、勝手においとまする勝手な娘。

「うん。気を付けてね。 いってらっしゃーーーい」


恥ずかしい。

「じょりぃのお父さんて、いつも別れ際に『いってらっしゃい』って言うの?(笑)」

父もとんちんかんでしたが、ナナもとんちんかんです。

「言わないよっ。 どこか出かけると思いこんで言っただけじゃないの?」
「そうか。 じょりぃ家では常に別れの挨拶が『いってらっしゃい』なのかと思ってしまった(笑)」
「あの人ならありえますが。 今日のは違います」


そのあと、とりあえず発進し、あてどもなく車を走らせておりましたら。

「ねえ。 どこに行く気?」とナナ。
「わかんなくて困っている」
「ていうかさー、この道って、超混まない?これからの時間帯」
「混むね」
「もうちょっと、走ってて気分のいい道を選べないものかねー」
「・・・・・・・・スミマセン」

ナナ、絶好調です。


ナナ宅に向かう途中、さりげなく「ねえ、来年名古屋で万博あるって知ってる?」と切り出すじょりぃ。
「知らない。ていうか、何?万博って」
「ワタシもよく知らない。  ええと、一緒に行けないかな」
「名古屋かあ」
「USJにも行きたいんだけどさ、どっちか行けないかなぁ」
「ううううん・・・・・2泊3日したい感じだよね、それって」
「うん。 でも、名古屋なら一泊でも可能だと思う」
「行きたいけど。 どうかな」
「無理か(笑)」
「逆に、今なら一泊くらい出かけられるみたい」
「マジ? 行こう」
「でもなー、末子がなー、許してくれないだろうなー」
「じゃあ、末子ちゃんも連れていけばいいじゃん」
「いいの?」
「うん」
「・・・そうすると、今度は次女ちゃんが気になる」
「そうだね。 行きたがるかどうか、微妙なとこだけどね」
「そうなんだよ」
「みんな一緒でもいいし」
「うん。 末子も一緒にってことなら、パパも嫌な顔しないと思うから行けるよ」
「うん」

話が中途半端に終わったので、実現するかどうかわからない一泊旅行の話だったのですが。

まずワタシが嬉しかったのは、気持ちバレ後だというのに、今まで通り出かけられそうなこと。
まったく警戒されなかったこと。(まったく危険性を感じない、という、セクシャルさのカケラもないじょりぃ、ということですが)

もうひとつは。

今までみたいに「きょんさんと行ってくれば?」とか「他の人と行きなよ」という言葉がまったく出なかったこと。

嬉しい。
これはもう、ワタシの気持ちはホントにちゃんと伝わっているということであります。(たぶん)


きょんといえば。 ナナとモスで話しているとき。

ナナへの気持ちというのは相変わらずまったくナナに話さないじょりぃなんですが(「好きな人」と言い換えた話もできなくなってしまって、大変不便)、「自分にとって、いかにきょんが大切か」「きょんの家族すら、ワタシは責任を引き受ける覚悟である」ということに熱弁をふるった、なんとなくピントのずれているじょりぃでありました。
ナナはもちろん、穏やかに「えらいねー」と話を聞いてくれていたのですが。
でもまあ、このことに関しては、「ワタシはきょんを大切に思っております」という意思表明をしっかりナナに伝えていきたいと思っているので、これでいいかなという感じなのですが。
きょんのことを、心おきなく(もう少し心おけよ、という気もしますが)ナナに話せるようになったのは、ワタシにとっては大変プラスに働いているように思います。
何がどう、というのはわからないんですが。


ラストはナナの家で夕飯をごちそうになり、現在心がささくれだっている長女ちゃんとも楽しく長々とおしゃべりし、パパとも久しぶりにお話でき、豊かな心で家に帰ってまいりました。
長女ちゃん、今日はワタシに会ってくれないかと思っていたのですが。
なついてきてくれたので、これはとっても嬉しかったです。


家に帰ってしばらくしましたら、ナナからメール着信。
今日は楽しかったということと、長女がじょりぃと話せて楽しそうだったということが書いてあり、ホッといたしました。



最後に余談ですが。

今日って、ナナがやけにスカートの裾を引っ張るなあと思っていたら、正面に深くスリットの入ったスカートだったんですわ。
気付かなければよかったんですが、ナナがあんまりスカートを直すモノで、気付いてしまったじょりぃ。

気付いてしまえば。
気になります。
スリット。
ていうか、そこから見える脚。

最初は引っ張るから視線が行ってたんですが。
途中から、どうもワタシ、ちらちら見ておりました。
正面スリットですよ? 見ますよね? 見ると言え。 と、突然の命令口調でございますが。

で、とある信号待ちでの会話の途中。
ナナが窓の外を見ながら話をしていたので、ワタシ、つい見るともなしにスリットのとこ見てたんですよ。
椅子に座ると、こう、タイト系のスカートって上にずり上がっちゃうじゃないですか。
それが気になったというかなんというか。 というか、単に気になったんですが。
もうちょっと上まで見えないかなとか思って見てたんですが。

ナナが急にこっち向きました。

が、ワタシも冷静に、ポーカーフェイスですいっと顔を上げ、ナナの向こう側の窓に目をやりながら上手に視線を外しました。

気付かれてはいるまい。 今ワタシ、なんか視線の外し方がうまかったし。
今までだって、気付かれなかったんだから。
以前、温泉で、ナナの胸もとを凝視して「気付かれた!」とナナワタに書いたときだって「ナナさんは気付いてないですよ」と、「アンタちょっと自意識過剰すぎ」めいた書き込みを掲示板にいただいたくらいですから。

と思ったら。

ナナはいったんワタシの顔を見た後、何気なく視線を外し、そしてスカートをさりげなく、しかし熱心に直しておりました。
おまけにそのあと、スリットの上に手を置いて脚を隠すということすらいたしました。

「ナナさんは気付いてないですよ」
と、今回もどなたかがおっしゃってくださることを期待するじょりぃであります。

気持ちがバレてから、そんなもん凝視してたことがバレて、しかも見ていた部分を隠されたのだとしたら、じょりぃ恥ずかしくていたたまれません。
どうしたらいいんでしょう。

と言いつつ、そのあとも見てましたけど。スリット&脚。
しかも、シャツの襟を開けて着ていたので、胸元視姦にも相変わらずチャレンジしがちな愛らしいじょりぃ。

誰だって見ますよね? 見ると言ってください。










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