ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年08月03日(火) 久々にいじけ虫始動

昨日の夜。
ナナから電話がきました。
長女ちゃんのことで悩んでおりました。
根気強く話を聞きました。
ワタシにありがちな「とっとと解決策を提示してしまう」というせっかちもやらかさずに、ナナが自発的に納得した答を出せるまでつきあいました。
「つきあいました」とか、偉そうに言ってますが、結局のところそれがワタシのヨロコビなわけですので、勝手につきあったというのが正しいんですが。

3時間ほど話して、少し前向きになれた様子のナナ。
「そろそろ寝なきゃね」なんて頃になってから「明日の夜、映画に行かない?」と誘っていただきまして。

「えっ。 大丈夫なの?」
「うん。 ちょっと時間が読めないんだけど」
「いいよ。いつでも。電話ちょうだい」
「わかった」

わあい。
明日の夜はデエトだー。


で、今日ですよ。

今日ったら、タイミング悪くきょんの仕事が休み。
あうー、と思いながらも、朝のうちに「今日、夜、ナナと出かけてくる」と告白。
「あ・・・・ふうん。そう。 わかった」

ちょっとおもしろくなさそうです。

なっちゃんにも、「今日、いつもより1時間早く切り上げていい?」とおうかがい。
「いいよー。でもどうして? 具合悪いの?」
「ええと、映画にでも行って来ようかなーなんて」もごもご。
「ふうん」

不審そうです。

仕事をしまして。


5時ちょっと前にきょんが「あたしちょっと出かけてくるね」と外出。
なっちゃんがそれを見て「あれ? 映画って、きょんさんと行くんじゃないの?」と。
「んーーー・・・・・ナナとちょっと」
「ふうん」

ビミョウ。

という、緊迫した日中を(勝手に)過ごし、ナナからの電話を待つじょりぃ。

7時からの映画は間に合わなそうかな、なんて思っていたらメール着信。

ゴメン。今みんなでカラオケ来てるんだけど、まだ帰れそうにないや。食事は一緒にできなそうです。

子供サービスにカラオケに行ったらしいです。お疲れさまです。

「了解」と返信。


そのうちきょんが帰ってきまして。

「あれ? まだいたの?」
「・・・・・うん」
「またすっぽかし?」 またってところがポイントですが。
「いや。 まだ時間が読めないみたい」
「あーあー。断っちゃえばぁ?」
「うん」<適当な返事

9時になってもまだ連絡が来ません。

「じょりぃ、ごはん食べたの?」ときょん。
「・・・・いらない」 ここ何日か、胃の調子が悪いんです。
「ナナと食べるの?」
「ううん」
「なんか食べなよー」
「・・・・・・」

このころから、だんだんワタシのココロにブルーが入って参ります。

9時15分頃、やっとメールが。

ごめん。もう大丈夫。今からだと映画無理だね。家にくる?

映画、また行けないのか・・・・。
と思いつつも、そんなこと言ってもしょうがないので

うん。出かけたいならドライブとかでもいいよ。そっちの都合で。どうする? パパは家にいるの?

と返信。

最後の「パパは家にいるの?」が気になるところでございますが。
テンションが下がってきていたワタシとしては、パパの長話につきあわされるのは勘弁してほしかったのです。正直なところ。

うん。いるよ。 じゃあとにかく、うちにくる?

わかった。


ここでなぜかきょんにグチる、勝手なじょりぃ。

「パパが家にいるんだってさ」
「げ」
「ちょっとおっくう」
「断っちゃえばー? あなた具合だって良くないんでしょ?」
「・・・・・行ってくる」
「ナナ、またなんか悩んでるの?」
「うん。みたい」
「もう。気を付けてよー?」


やっとナナの家へ。


末子ちゃんはもう寝てまして。
次女ちゃんが嬉しそうに、庭まで出迎えてくれました。
嬉しい。
最近、次女ちゃん、じょりぃちゃん離れしちゃったかな?とさびしく思っていたんですが、どうも末子ちゃんに遠慮していたらしく。
ホッといたしました。 ていうか、そう考えると、いつもゴメンね、次女ちゃん。
長女ちゃんも、「じょりぃちゃんに勉強みてほしい」と、めずらしく素直に教科書持ってきたりして。
よしよし。 じょりぃちゃんバカだけど、わかるふりして教えてあげるからね。<すげえ迷惑な先生

ナナも表情がやわらかくなってまして。
よかった。
きっと、昨日の件はだいぶ吹っ切れたに違いない。

パパも物陰からいたずらするというサービス付きでお出迎えしてくれました。
棒でお尻をつつかれました。 エッチ☆

本日のナナはゆったりしています。
よかったよかった。

が。

頭はまだ「子供子供子供子供子供子供」モードらしく。

ワタシ、ビミョウに放置?

されてるわけでもないのですが、なんていうんですか。
「ワタシ、今日、かえっておじゃまでした?」という気がしてしまう、いじけんぼぶりを発揮するじょりぃ。
もう既に、ナナ宅に着いた時点で、ワタシったらココロがブルーになってたもんですから。
いじけていじけて物事を解釈してしまっているらしく。

どうも浮上できず。

それでも、子供達がまだ起きていたときは、にこにこ楽しそうにしていられたのですが、子供達が寝てしまってからは、顔はにこにこしているものの、もはやすっかりブルー。

ナナは相変わらず子供の話ばっかり。
それでも今日は楽しそうに話しているので、心配はしなくて済むんですが。

ワタシ、何しにきたんだろ。
映画見るわけでもない、出かけるわけでもない、ナナも元気なら、来ることなかったんだなあ。
一日中、きょんやなっちゃんの顔色うかがってたりして。
ワタシったら相変わらず不毛。無駄。独り相撲。

さらにおまけに。

パパが気を使ったのかなんなのか、子供達が寝たとたん、リビングにやってきまして。
たぶん「じょりぃちゃんをおもてなししなくちゃな」と思ってくれたんだと思うんですが。(ていうか、そう思いたい)

相変わらず、ワタシの前で夫婦間のスキンシップを繰り広げてくれます。
ナナの膝をさわさわしたりといった、ささいなことばかりなんですけどね。(ささいじゃねえよ<心の声)
パパがナナに触れるたびに、すっとふたりから視線を外してテレビを見るワタシ。
ココロの調子がいいときなら、かえって意地悪くじろじろ見る、とか裏技も使えるんですが。
ワタシ今日、疲れてるんですよ。勘弁してくださいませ。

「じょりぃがウソをついているんだとしたら、じょりぃの好きな人が誰だかわかる」と言い切ったナナですから。(参照)
おそらくワタシに気を使って、ワタシの前でべたべたするパパにべたべた仕返すこともできず。
なんだか居心地悪そう。
すみませんねえ気を使わせちゃって。

しかし。
そんなべたべたよりなにより。

こういうこと言うのって、美しくないのでカッコつけじょりぃとしては言いたくないのですが。
でも言っちゃうんですが。


パパの話って、つまんない。


いい人なんですけどね。
いい人なら話もおもしろいかといえば、なかなかそうもいかないわけでして。
しかも     自慢話が多いし。


というわけで、すっかり疲れ切ってしまったワタシは、12時になったところで「そろそろ帰るね」と。
正味1時間半の滞在でございます。

「もう?」とナナ。
「仕事あるの?」とパパ。
「ええ。 ちょっとだけ(にっこり)」

立ち上がったところで
「じゃ、あたし、古紙回収出して来ちゃおうっと。ついでにセブン行って来る」とナナ。
「これから? 危ないよ」とワタシ。
「大丈夫だよ。ね?パパ」
「まあ、大丈夫だろな」

車まで行きまして。

「ひとりで大丈夫? 一緒に行こうか?」とワタシ。

もしかして、ワタシとふたりの時間をつくってくれるために、ナナがわざわざ用事をつくったのかな、なんて思ったのです。

「ん? 全然平気だけど。 どっちでもいいよ」


・・・・・・違ったみたい。


この時点で、かなり自暴自棄と書いてヤケクソ&ステバチなじょりぃ。

自分の車に乗り込みまして。
ちらっとナナを見ましたら、こちらを見て「あれ?」て顔をしているようにも見えたんですが。

きっとまた気のせい。思いこみ。妄想。

「おじゃましました。おやすみなさい」と、見送りしてくれたパパに告げ。

ぶおおおおおおおおおおおおおおおんナナのバカーーーーーーーーーーーーー(たなびく涙)

と、車を走らせました。



2分ほど走ったところで、携帯が鳴りまして。ナナからでした。

「今日、どうしたの?」
「何が?」
「元気ないように見えたから」

な・ら・も・っ・と・早・く・そ・う・言・っ・て、・少・し・は・や・さ・し・く・しやがれこのやろう。

「別に」
「そうかな? 元気なかったよ」
「そうかもね。 まあ、そんな日もあるってことで」
「もうすっかり帰り道?」
「?どういう意味?」
「一緒にお茶でもと思って外に出たのにさ。 さっさと帰っちゃうから」

な・ら・も・っ・と・早・く・そ・う・言・・・・って、くどいのでやめておきます。

「セブン一緒に行こうか?って聞いたときに、『どっちでもいい』とか言ったから、ふうん、どっちでもいいんならいいやと思って」
「そうなんだ。 セブンは別につきあわせる必要ないと思ったから」
「ふうん」
「どこかでお茶する?」
「・・・・・・・・・・・」もう素直になれないワタシ。
「といっても、うちの近所では、もうこの時間にお茶できるところがなかったりするんだけど(笑)」
「はははははははははははは(乾)」
「はは」
「だから、さっき一緒の車で出ればよかったんじゃん」 責め口調のワタシ。
「そうか。 そうだね」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・で、じゃあ、どうしようか。もう戻ってくるのイヤ?」とナナ。
「・・・・・・・・・キミ、眠そうだったし、今日は寝た方がいいよ」

素直じゃなくなってるというのもありましたが、実際ナナはとても眠そうだったので、ワタシが元気ないからという理由でつきあわせるのはイヤだったんです。

「眠そうだった?(笑)」
「うん。 今日は帰るよ」
「そっか。   ゴメンね、今日は」
「いえ。 こちらこそ」
「(笑)映画、ちゃんと行こうね」 何回目だよおい。
「うん」<あてにしてない風


家につきまして。
きょんはリビングで寝てましたが、寝ぼけつつも「おかえり」と。
ちょっとお腹がすいたので、ワタシはビールを飲みました。

10分ほどして、ナナからメール。「もう着いた?」と。

「ついたよ」と返信。 したら、電話が。


「ゴメンね、今日は」とナナ。 なぜ謝る。
「こっちこそ」
「どうして元気ないの?」
「表情だけ元気なかっただけみたい」
「疲れてるのかな」
「そんなでもないけど。 たまたま、顔が。(笑)」
「・・・・・・・・・」
「ゴメンゴメン」
「生理前?」
「ううん。 まだ。なんでもないはず」

無言の多い電話を少しした後に「じゃ、もう寝ようかな」とナナ。
「うん」
「映画、行こうね」   行く気はあるみたいですね。
「うん」
「昼間突然誘っても無理なんでしょ?」
「うん」
「10日以降なら、末子がプール始まるので、ちょっと時間が取れそうなんだけど」
「10日から何日か、なっちゃんがお盆休みになるから、いつもよりは時間が取れるかも」
「じゃ、誘うから」
「うん」

なんだか気を使わせちゃったかな。 ごめんなさい。

とりあえず、そんな風にあやふやな約束をして電話を切りました。


いつもは平気なフリをしているのに。
ナナのシアワセ最優先、とかエラそうなことを言っているのに。


たまーに、とてつもなくさびしいようなかなしいようないじけたような気持ちになって、このようにナナを困らせてしまうワタシ。


感情が表に出てしまった。
「気づいてよ!」って、きっとアピールしていたんです。
いやらしいな。ワタシ。


ごめんね、ナナ。



でも今日はどうにもこうにもだったのですよ。
許して。


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