ナナとワタシ
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2004年07月19日(月) |
ハリポタネタにて失礼 |
今回の日記はハリー・ポッターをご覧になってないかたにはわかりづらくてすみませんとっとと見るといいかもしれませんという内容なんですが。
ワタシそもそも、ハリポタ、ちっとも見るつもりじゃなかったんですよ。 「は? 本の方ならともかく、映画は子供だましでしょ? あたち子供じゃないし」と斜に構えておったです。 でも、あちこちでなかなか評判がよろしいですし、かたくなだったワタシの心が「ふうむ」なんて思ったところに、ナナと子供達がハリポタ3を見てきまして。子供達は夢中。
キミたちがそんなにおもしろいと言うのなら、じょりぃちゃんも見なくちゃ、と謙虚な気持ちに。 とりあえず、DVDをレンタルしてきて、「賢者の石」「秘密の部屋」と鑑賞しましたら。
おもしろい。
ストーリーは、なんだか詰めが甘かったりご都合主義だったり、ハリーばっかり特別扱いでへーそりゃよかったねという感じなんですが、なんだか見ていてワクワクするのですよ。 ああ、そういえば、魔法使いになりたかった頃があったっけなあ、という、あの頃のワクワクドキドキ感が蘇るような。
それになりより、ハーマイオニーかわいいし。
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最初は「あん?ハリポタ?アナタどーしちゃったの?」と眉間にしわを寄せていたきょんもすっかりはまってしまい 「ロン、かわい〜」と母性本能炸裂状態。(というか、動物愛護精神に近いのかも)
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ハリポタ3を一緒に見る約束をし、1と2のDVDをプレゼントしたら、にっこにこしてるんですけど。 一日に何回見ているかわかりません。NBAの次はハリポタですか。
とまあ、そんなわけで。
先日、ナナと映画を見に行ったときに、「ハリポタ見たんだ。DVDだけど」と報告いたしました。
「へえ。どしたの?(笑) おもしろかったでしょ?」 「うん。 ハーマイオニーがかわいかった」 それしか言うことないんでしょうかワタシ。 「ふうん」 「あんな娘なら欲しい」 「へえ」
ちっともワタシの話に興味のなさそうなナナ。
「あたしはロンがかわいいけどな」
ロン、人気です。
「あと、ロンの双子のお兄ちゃん、あのふたりって超かわいい☆」
あ? どんな顔してたっけ? 双子の姉ならぢっくり見るんですけどねえ。 (見てみたら双子兄、かわいかったです。ナナ好みの顔と雰囲気で)
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内容や役者陣についても少し話しまして。 あれって豪華キャストですよねえ。 ワタシときょんがワクワクしてしまう理由はそこにもあります。
「2で、ケネス・ブラナーが、いつもならやらなそうなとんまな役をやってたのが楽しかった」とワタシ。 「ケネス・ブラナーって、誰?」とナナ。 「ロックハート先生だよ」
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「ああ。 インチキ先生ね(笑)」 「あの先生、すごくマヌケじゃない? 笑えた。ケネス・ブラナーもよくやるなーと思って」
日頃シェークスピアばかり好んで演じたり監督したりする俳優ですからね。 それがハリポタでは、ナゾを秘めつつも、気取りまくってカッコつけまくってるくせに、実のところ超無能で心底しょーもない先生役を嬉々として演じているのです。 ハリポタに出てくる女どもがまた、その上っ面だけのカッコ良さに「はふ〜」とため息を漏らしっぱなしな始末。 アホです。ため息つくほうも、つかれるほうも。
「確かにマヌケだけどさ」 とナナ。 「うん?」 「あなたのごひいきのハーマイオニーさんも、そのマヌケなロックハート先生にずいぶんうっとりなさっていらしたようですけど?(嘲笑)」 「・・・・・・・・・」
ワタシ、あなたがそんなに完璧に丁寧語を使ったの、初めて聞いたんですけど。 ていうか、ハーマイオニーにそんなに丁寧語を使ってどうする。ていうか、これって謙譲語?尊敬語? もはやワタシにはなんだかよくわからないんですが。
以前、再会して間もない頃、ナナが忙しいワタシを気遣ってくれるフリをして暇つぶしをしようとしたのか 「じょりぃの仕事を手伝ってあげる」と申し出てくれたことがあったのですが。
大変ありがたい心遣いとお申し出だったのですが、ナナに頼めるような仕事がなかったのです。 そのときに「電話番とかさ」となおも食い下がってくれたのですけど。
こいつ、電話応対とか、ちゃんとできるのか?
と心配だったワタシは、丁寧に遠慮申し上げました。
が、今となっては
電話の相手は、すべてハーマイオニーだと思って応対してくださいと頼めば大丈夫という気もしてきました。
あなた、皮肉を言うときとかイヤミを言うときは、脳みその回転が3倍くらい速くなるみたいですね。 と、ナナに申し伝えさせていただきたく候なれど、なかなかそういうことを申せぬ拙者はふがいのうござりまする。
ナナに対抗してイヤミで丁寧語にしようと思ったのに、武家言葉になっただけでした。 電話応対に問題がありそうなのは、じょりぃ本人だったようでござる。無念っ。
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