ナナとワタシ
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ゆうべ、仕事の途中。 Macが固まりやがりました。
まーーたーーーでーーすーーかーーーーー。
と思いつつ、力ずくで再起動し、立ち上げに異常に時間がかかるため、気分転換に庭へ。
わあっ。
月がウソみたいにキレイです。 夜になったばかりのときも、今日の月って輝きすぎ!冬みたい!と思っていたのですが、 深夜1時近くになった今では、さらに煌々と。 ずっと見つめていて、視線を黒い空に移せば残像が見えるかも、というくらい輝いていたのですが、実際やってみたら残像はできませんでした。 しゅん。
月の丸みすらしっかり見えます。 宇宙人が手を振っているのもかすかに見えました。 本当ですって。
ひとりで見てるのもったいない。 誰かに教えてあげたい。
きょんは既に寝ているし。 しかも、相変わらず、リビングで。 ベッド行けベッド!
ナナ。 ナナはもう寝てるかな。 寝てるだろうな。
でもいいや。 とにかく誰かに「月がすごいんだよ!」と言いたかったんですワタシは。 とかぐだぐだ言ってますが、実際はナナだけに言いたかったんです。
携帯を取り出して、親指で不器用にメール。
もう寝てるとは思うけど。
月がきれい過ぎ。 頭がおかしくなりそーなほどです。
もちろん返事なんて来ません。 ナナは最近、早寝なのです。 寝てるだろうとわかってメールしたので、まあそれでよしと。 おまけに最近、携帯はほぼ長女ちゃんのものになっているので、「メール来ても気付かない」って言ってましたしね。
40分くらいたって、思いがけず着信音が。
ホントだピカピカだね。 末子と一緒に見たよ。わーきれいって言ってた。 じょりぃもほどほどに。 おやすみ。
末子ちゃん、まだ起きてたの? ダメじゃん。
でも。
ワタシのメール見て、そうか月か、と思ってくれて、 きっと寝ないでぐずっていたのであろう末子ちゃん連れて庭に出て、 ふたりで「わーきれい」って言いながら月を見たのかな。 と思うと。
お月様に月見団子でもお供えしたいようなキモチでございました。 ススキ、ススキはありませんか。 誰かけんちん汁つくってください。
ナナからのメールを見た後、ワタシはもう一度庭に出て、 ピカピカの月の光のせいでくっきりとできた自分の長い影といっしょに 「さみーー」なんて思いながら一服いたしました。
一服しながら「ぽよん」と浮かんでくる映像は、なぜかナナの顔ではなくて、嬉しそうな末子ちゃんの顔ばかり、というのが自分でもおかしかった、月の輝く夜でございました。
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