ナナとワタシ
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GWのはじめに「今日電話して平気?」とナナにメールしたんですが。
とんと返事が来なくてですね。
最初は「忙しいのかな」なんてのんきに構えていたのですが、日が経つに連れ、悪い方に悪い方に想像が膨らんでいきまして。 「あーあ。ワタシのことなんて、連休中にこれっぽっちも思い出さないのね」から始まって
「末子ちゃんに手がかからなくなってきた途端、声がかからなくなったわけですか。けっ」 になり
「もしかしたら、具合悪くしちゃってるのかな」 になり
「入院とかしてたらどうしよう」 になり
最後に「サイトのことがバレて、もう口もききたくないとか思ってたりして!」に行きついて、そう思い出したらいてもたってもいられず、いきなりナナワタのリンクを外すという、小心者という以外の何者でもない行動に出た、お茶目なじょりぃ。
いえ。 まったくもってお茶目じゃないことは承知しているんですが。 自分でこのくらいは言ってあげないと、ワタシもちょっとかわいそうじゃないですか。 ちっともかわそうじゃないですかそうでしょうね。
そしたらなんてことはない、「携帯、長女がずっと持ってたのでメールに気付かなかった。ゴメンね。今夜電話する」と、本日ナナからメールが来まして。
ホッとしたことはしたんですが。
「電話の様子を確認してからでないと、サイトのことがバレたかどうかはわからんっ」と、さらに一人で警戒していたんですが、電話来て話してみたら、ただ単にワタシに無関心だっただけでした。
なーんだ。 よかった。
て、ちっともよくないです。
でもまあ、ナナが無事で、サイトも無事で、とても安心いたしました。
GWの話を少ししまして。 せっかく子供たちを連れて遠出したのに、やたら混んでいて、上の二人は全然喜ばないばかりか不機嫌なばっかりでさー、なんて話を。
「もう、連休に遠出してあげるのやめた」とナナ。 「せっかく連れてったのになぁ」 「そうだよー。 でね、子供たちが今回の雪辱に、ディズニーランドに行きたいって言っててさ」 「ふうん」 「県民の日に行こうと思ってるんだけど」
県民の日って、秋じゃん。 ずいぶん先の話ですね。
「いいんじゃないの。他の県の人は休みじゃないから、混まないしね」 「でもねー、パパは秋から仕事が忙しくなるから、行けそうにないんだって」 「ふうん」 「運転手がいないの」
イヤな予感。
「ふうん」 「パパが『じょりぃちゃんに連れてってもらえば』って言ってるんだけど(笑)」
やっぱり。
「運転手ですか」 「実はもう我が家ではそういう話になってるんだ(甘え声」 「そんな勝手に」 「ディズニー好きのパパの妹に声かければ、喜んで車出してくれるんだけど、子供たちはじょりぃちゃんのほうがいいって言ってるんだよね」
ずるい。 子供たちが「じょりぃちゃんと行きたい」と言ってくれていれば、ワタシは嬉しくて断れません。
「いいよ。一緒に行く」 「無理してるでしょ」 「してないです。行きたいです。楽しみです」
わ、わあい。 ディズニーランドだネズミの国だー。 ハーメルンの笛吹にもらった笛を持っていって、偽善に満ちたネズミ共をすべて海に沈めてやるぞー。いえーい。
ていうかナナ。
アナタ、ホントに、必要なときしかワタシを誘いませんね。
知ってましたけど。
それでもいいや。 連絡来ないよりは。
せいぜい、ナナから「お願いごと」をされる機会が増えるよう、己を磨き、精進したいと思います。 頼りにならなくなったら、きっとワタシ、ナナから忘れられてしまいますから。
電話の後、一抹のさびしさと、それでもかなりの安堵をもって、もそもそとナナワタのリンクを元に戻したじょりぃでありました。 ホントカッコ悪いわ、ワタシ。
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