ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2004年04月09日(金) 一緒に寝てもらえば?

実はダウナーなワタシ。

とにかくもう、先週あたりから「ナナに会いたい会いたい」って、それはもう呪文のように頭と心を駆けめぐってる上に、さっくりと振られ続けているわけです。

4月キライ。

どうしてかといえば、4月って、新学期で、お母様は、何かと、忙しくてですね。
と、ムダに読点を入れてしまいたくなるほど、4月ってば学校行事が目白押し。
「家庭訪問が終わるまでバタバタしているから、5月中旬頃までは時間あかないんだ」と、毎年言われているワタシ。
3人子供がいると、確かに大変そうでございます。
さらに、ナナは専業主婦なもんですから、役員なんかもやっちまったりしちゃいますからなおさらです。

4月キライ。

オマケにワタシったら、ここ1週間ばかり、毎朝コワイ夢か悲しい夢で朝を迎えます。
コワイ夢の場合はまだ回復は早いのですが、悲しい夢なんか見ちゃった日にゃあアナタ、一日中ブルーです。
おとといはなっちゃんが死ぬ夢を見て、泣きながら目が覚めました。
今朝は、なんとナナをタマリンに取られてしまう夢を見て、ものすごい悲しみの淵から目覚めました。
しかもタマリンたら「なんとなくなりゆきでこうなってしまって、まあしかたなく」なんて言ってやがります。
タマリンはワタシの気持ちは知らずに言ってるんですが。
しかもこの「なんとなく巻き込まれ型発言」て、タマリン、ホントに言いそう。
ワタシはナナに向かって「どうして?」と、しくしく泣いておりました。
「だって素敵な人なんだモン」と、笑っていたナナ。
そしてワタシも「タマリン相手じゃ、全然かなわないや」と負け犬モード。 ああ悲しい。
ホント、新しい人に気がいかれちゃうくらいなら、パパと末永く仲良くしてほしい、と心から思いましたとさ。

と、他人が読めば馬鹿馬鹿しくて笑う気にもなれないような悲しい夢で、今日のワタシは大変グロッキーに。

なーんてわけで、冷たい返事が返ってくるのを覚悟で、ナナに「だからあたしにどうしろと?」と言われるしかないような、甘えたメールを送ってみました。

悲しい夢とかコワイ夢ばっかり見るんだ。
と言われても困っちゃうと思うけど。


ね?
だから何? てな感じでございましょう。

返事来ないだろうなーと思っていたら、すぐに返事が来ました。

疲れてんじゃない?
少し遊べば?
きょんさん休みじゃないの?



ありがとう、すぐ返事くれて。
でも、遊ぶ気になれないし、ここできょんの名前出されてもなー。
でもありがとう。

なんてまたしょぼくれていたら、ナナから電話が。

「もしもしーわたしーーーーー」

あら。末子ちゃんでした。

「じょりぃちゃん?」
「うん」
「あのね。 きょういそがしい?」
「ん? どうして?」
「あのねー、ごはんいっしょにたべない?」
「嬉しいなあ。 そうだね。夜ごはんなら大丈夫だよ」
「よる?   ママー、よるならだいじょうぶだって」

あれ?
ナナが電話させてくれたのかな?

「あのねー、よるはいそがしいんだって」と末子ちゃん。
「誰が?」
「ママ」
「お昼ならいいのかな?」
「んー・・・・ママにかわるね」

「もしもし?」ナナです。
「はい」
「夜はね、長女の塾があって、送り迎えとかでバタバタしちゃうんだよ」
「そう。 お昼なら一緒に食べられるの?」
「うん。 末子の幼稚園、今日入園式で年長さんは休みになっちゃってさ。 末子がいるので、何もできずにふたりでゴロゴロしてるの。今ならそんな状態」
「(笑)そう。 じゃ、今から行く」
「仕事大丈夫なの?」
「大丈夫にする」
「じゃ、待ってるから」

やさしいじゃん。

きっと、最初からナナからかかってきたら「気を遣わなくていいよ」と、意地張って心を閉ざしていたであろうワタシでしたが、まず末子ちゃんと話してすっかり無防備&ほのぼのモードになっていたので、あまり構えることなくお誘いを受けることができまして。

そして実はワタシ、ナナにも会いたかったのですが、ナナの子供達にすごく会いたかったのですよ。特に末子ちゃん。
なんだかこう、まっすぐにワタシに向かってきてくれる気持ちに触れたかったのかもしれませんが。
なので、このお申し出は、本当に嬉しいものでございました。


ナナの家に着くと、末子ちゃんが玄関から走っていつものように「じょりぃちゃあああああああああん!」と。
抱きついてくるかと思ったら、両手で両胸を揉まれました。
少し庭で遊んでから、手をつないで玄関に入ると「どうも」と素っ気ないナナが廊下を通りすぎていきまして。

ナナと話す間もなく、末子ちゃんと「ごっこ」遊びをしばらくいたしまして。
そのあと、おそばを食べに出掛け、そのあとナナ宅で3人でカルタ遊びをしました。

「何かあったの?」とも「なんで元気ないの?」とも訊かれませんでしたが、なんだかやっぱりこの人はやさしいみたいだな、と思ってやったりしました。

2時間しかいられなかったので、帰り際の末子ちゃんの泣き叫びようったらそれはそれはスゴイものでございました。
「やだーーーーーーーーー!!!!!かえんないでーーーーーーーー!!!!」
と、この世の終わりのように繰り返し泣き叫ぶ末子ちゃん。
ワタシとナナは苦笑い。
かわいそうだったし困ってしまったのですが、結局のところ、ワタシはこの、ワタシに強烈に向かってきてくれるエネルギーを求めて今日はやってきたのかな、なんて思えるような満足感も。
ありがとう、末子ちゃん。

いつまでこうやって泣いてくれるのかな。


家に戻ってすぐに、ナナに「今日はありがとう」のメールを送りましたが、さっくり無視。
返事がきやがりません。 け。



と、思っていたら、今、メール来ました。

今日は末子と遊んでくれてありがとう。
悪夢のこと聞くの忘れた。


忘れてただけかい!

疲れてるからヘンテコな夢見るんだよ。
だから疲れないようにしないとね。


やさしいじゃん。
と思ったら

今日はきょんさんにわがまま言って一緒に寝てもらえば。


・・・・・・・・。


どんなつもりで言っているのやら。
余計なお世話だこのやろう。


というわけで、ワタシもやけくそな返信を。

ちなみにママにわがまま言ったら、一緒に寝ていただけるんでしょうか。



返事?

もちろん来ませんよ。はははははははははは(乾)


・・・・・・パパに見られちゃったらどうしよう。
見るんだよな、あの人。ナナの携帯。



やば。




-----追記-------


実は「パパに見られたらどうしよう。誤解されたらどうしよう」(実は誤解じゃないんですが)と、悶々と悩みながら一夜を明かしたじょりぃ。<心からバカです

朝、携帯を確かめたら、ナナからメールが。
ドキドキドキ。

「パパが不審に思ったようだよ」

なんて内容だったらどうしよう。
と、ビクビクしながらメール開きましたら


ていうか一緒に眠れないんじゃないの?
眠れるようになったら寝てあげるよ。




ふん。

どうせ一人でないと眠れないよ。
なにが寝てあげるよだ。

け。



にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ


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