ナナとワタシ
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平日の昼間っから花見なんてしている悠長な働き者じょりぃですこんばんは。
本日、ナナと、ナナんちの次女ちゃん・末子ちゃんを連れてお花見に行ってまいりました。 さすがに今度中2になる長女ちゃんは「生理だし、なんかだるい」という理由でついてきませんでした。 だんだんさびしくなります。 でも健全ですね。 母親とその友人と花見なんぞに行くよりも、誰もいなくなった家で留守番して羽を伸ばしたがるほうが、よっぽどマトモでございます。
しかし、子供たちを連れていったために、当然の事ながら。
え? 花? 桜? 見てないです。咲いてたんですか?
という花見になりました。
けっこう足を伸ばして、いつかふたりで行った「淫靡心誘発塔」のある公園まで花見に。 今日もその塔に登りましたが、子供たちがいるだけでなんでこんなにヨコシマな気持ちがなくなるのか、我ながら不思議です。 だいたい、子供がいれば「危ないよ!」の連発ばかりで、「ふふふ☆」なんてこと考えている間がないわけですが。 そこはラブホに囲まれているところで、前回ふたりで行ったときはラブホ関係の話ばかりしていたものでしたが、さすがにそれもなく。 いたって健全。
ただただ疲れました。 今はひたすら眠いです。
が、本日ワタシには、まだまだ「子供ノルマ」があるのでございます。
今日、これからナナの家へ泊まりに行くのです。 「春休み中、泊まってね」というリクエストにお応えすることになりまして。 なのになんで今、こんなものちまちまと打っているかというと、お風呂に入るためにいったん帰ってきたからです。 アホらしいですね。
この計画を立てたのが数日前の電話なのですが、もちろんナナは「いいじゃん帰らなくたって。ウチで入っちゃえば」と言ってくれたんですけど 「だって、子供たち、絶対のぞくでしょ?」とワタシ。 「ああ(笑)。カンペキにのぞくね。一緒に入りたがるだろうし。それを諦めても、じょりぃが出てくるまでずっと脱衣所で待ってるだろうね。ちらちらのぞきながら」 「落ち着いて風呂になぞ入れません」 「まったくだね」
ということで、お風呂に入りに戻って参りました。
が、簡単に戻って来れたわけではありません。
案の定、末子ちゃんが「帰らないで」とグズりまして。
「すぐ帰ってくるからさー」とワタシ。 「ヤだ! いいでしょー?もうちょっとだけ遊んでよーーーー」 「実はこのじょりぃはニセモノなんだよ末子ちゃん」 「・・・・ニセモノ?」 「そう。 ニセモノが帰れば、本物のじょりぃちゃんが夜やってくることになっているんだよ」 「・・・ニセモノでもいいからー遊んでーーーー(怒泣)」 「でもこのニセモノはすごく意地が悪いんだ。これが帰らないと、本物のじょりぃちゃんが来られないけど、それでもいいの?」
ここでめずらしいことに、キッチンからわざわざナナが口を挟みました。
「なにその言い方(笑)」 と。 「え?」 「まるで、本物はやさしいみたいに聞こえるんですけど」 「え」 「『ニセモノはイジワルだから』なんてさー、じょりぃがまるで、いつもはやさしいみたいな言い方じゃん。笑わせるなよーきゃはははははは」 「やさしいだろ!」 「本物がくればやさしくなるんだー。ふうん。へーえ」 「・・・・・・・」
今日だって、車出して運転して子供たちの面倒をずっと見てナナが夕飯の買い物してるときだって子供二人はワタシが見てて(なもんで超時間かけてひとりの時間を楽しみながら買い物しやがったくせに)買い物後の重たい荷物はワタシが持ってあげたというくらやさしさ炸裂のじょりぃにむかって何を言う。
・・・・・。
いえ。 ワタシだって、ナナが言ってるのはこういう上っ面の行動のやさしさのことでないのはようくわかってるんですが。
ワタシ、ナナにはやさしいつもりでいたのになー。 どうしてこんなに「やさしくない」と分け隔てなく言われるのかしら。 って、きっと知らぬはじょりぃばかりなり、なんでしょうけど。 今もこれ読みながら「うんうん」と頷いている人が3人はいらっしゃるんでしょうけど。
というわけでですね。
これからお風呂に入って、「やさしいはずの本物のじょりぃ」は、ふたたびナナ家へ向かいます。 子供たちと遊んで、パパのお酌して、「人んちのふとんじゃ眠れない」と愚痴言いながら明朝戻る予定です。 果たしてナナが、ワタシとの時間をつくってくれるのか。
くれないほうに20000ペソ。
行ってまいります。
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