ナナとワタシ
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2004年03月27日(土) 過保護にされるワタシ

今日も元気なじょりぃですこんばんは。
みなさまも元気に明るく、日々を生きていらっしゃいますでしょうか。

てな具合に毎日ハッピーで健康なじょりぃなんですが。
なんですか、ナナに言わせると「不健康だし、楽しそうじゃない」らしくてですね。
ナナの前で、ことさらつまらなそうな顔をしているワタシもいけないわけなんですが。
なんでわざわざそんなことになってしまうのかは、ワタシにもさっぱりわからないわけなんですが。

だいたい、ナナ、心配しすぎ。

こう書くと、ナナがさもさもワタシのことを特別扱いしてくれているかのようですが、それは違ったりします。
ナナは、相手がワタシであろうとなかろうと、自分の中の「心配スイッチ」がカチっと入ってしまうと、頭の中がそればっかりになってしまいがちなんです。

「キミは心配しすぎるから、体調悪くても落ち込んでても、キミにそのことを伝えるつもりはないから」と、ホントはやさしいはずの内容を、冷たく言い放ってしまった、おとといの電話でのワタシ。
「ふうん。そうなんだ。 まあ、今までも打ち明けられてたわけじゃないし。じょりぃの好きでいいんじゃないの」と、やっぱり冷たく返すナナ。

が、やはりなんとはなしに気に掛けてくれていたらしく。

そんなわけで、昨日の夜「生きてるの?」なんて物騒なメールが届いたのは、昨日の日記でのご報告どおり。

ワタシも昨日はちょっとばかり体調が悪くて心細いような気持ちになっていたものですから。
やはりナナからのメールは嬉しくてですね。「生きてるよ(笑)」なんて返事しまして。

次に来たメールが「今日は楽しい一日だった?」と。

・・・・ナナ、きょん化してます。
きょんも「今日は楽しいことあった?」と、毎日訊いてくれます。「別に。普通」と毎日返されているというのに。

あんまり。別に。普通。  そっちは?

とりあえず、正直に返してみました。
で、ナナから

うん。普通だ。
でも明日は楽しくなるつもりなんだけど。


・・・・これはあれですよね。
どうも「あんたも前向きになれば?」と言われてるような気がするんですが、気のせいでしょうか。

じゃあワタシもそう心がけよう。
明日はなんかいいことでもあるんですか。


いや、なんもないんだけど今日より暖かくなりそうなので、それだけでもまぁ楽しいだろうなって。
何かあったの?



やはり「何事も楽しく考えて暮らせば?」と説教されているような気分のワタシ。気のせいかしら。
ワタシ、前向きだし、楽しく暮らしているんだけどな。

で、「何もないよ」と返事をし、ドラマの話とかくだらないことをやりとりしたあとに、なんだかすごくナナの声が聞きたくなってしまいまして。

前は変に理屈っぽく、電話したい理由を伝えたりしていたワタシなんですが、そういうのはイヤ、とちょっと前にナナが釘を刺してくれたので、ここはストレートに伝えてみました。

声ききたい。電話したい。5分でいいんだけど。
もう寝ちゃうか。


ストレートでございますね。インディアンみたいです。
「声、ききたい」「電話、したい」「インディアン、嘘つかない」。同じですね。

返信を待っていたら、電話が鳴りました。

「何かあったの?」
「なんにもないよ」
「元気ないじゃん」
「そうかな?」
「ちゃんと寝てるの?」
「うん」<嘘
「・・・・・・・・」<疑ってるナナ
「じゃあもう切る」<超マイペースなワタシ

「明日って忙しいの?」とナナ。
「うん? 普通に忙しいよ」
「じゃあいいや」
「なに?」
「うちに来ないかなと思って」
「昼間は無理だ」
「夜ならいいの?」
「うん。時間つくるよ」
「じゃあ、気が向いたら電話するかも」
「気が向かないかもしれないんだね?」
「うん(笑)。だから、あてにしないで待ってて」
「わかった。聞かなかったことにする」
「でも、電話するかも」
「わかった。期待しない」
「呼び出すかもしれないし」
「それも期待しないでおく」
「呼べば来る?」
「呼ばれない気がするから」
「うん。そんな感じで待ってて(笑)」

で、電話を切りまして。


絶対電話もメールも、ましてや呼び出しなんて来るはずありません。
いつものパターンですから。

そして翌日。って、今日なんですけど。
せっせと仕事。
電話? もちろん来ませんよ。メールすら。 はははのはっと大笑い。

そして、8時頃。
きょんと「今日の夕飯どうしようか」なんて話しておりましたら、ナナから電話が。
ホントに来ました。めずらしい。

「ね、今日これから、こっちのほう来る用事ある?」と。

そんな都合のいい偶然あるわけないじゃないですか。

「ないです」
「じゃ、いいや」
「なにそれ(笑)。 ほかの用事がないとダメなの?」
「そういうわけじゃないけど(笑)。  あのね、けんちん、作り過ぎちゃったの。ついでがあるなら、取りに寄ればって思ってさ」
「けんちん食べたい」
「取りに来れる? うちで食べてもいいけど、きょんさんも夕飯まだなんでしょ?」
「ちょっと待って」

きょんに事情を説明。
きょんは夕飯、手抜きができるので、難なく許可が出ました。

「取りに行く。すぐ行っていいの?」
「あー・・・別にいいけど。でもそれだと、あたしいないけど、それでもいい?」
「ヤだ」
「(笑) じゃ、9時頃来て」

というわけで、呼び出しまでいただきました。わあい。

・・・・・ていうか、よっぽどワタシのこと、勝手に心配しているのでしょうね。
元気なのに、ワタシ。

けんちん汁もらって帰るだけのはずだったのに、がっちり子供たちにつかまりました。
特に末子ちゃんが、じょりぃを独り占めしたくてそりゃあもう大騒ぎです。
「きょんさんがお腹すかせて待ってるんだから、じょりぃちゃんを離してあげて」と、ナナが再三注意しても、効き目ゼロ。
しばらく遊び倒した後に、パパが気をつかって末子ちゃんをお風呂に入れてくれ、さて帰ろうと思ったら、袖が重い。

おもちゃ(じょりぃ)の順番を待っていた次女ちゃんが袖を引っ張っておりました。
「もうちょっと遊んで行けば」と。

遊びました。
ごめんね、きょん。 せんべいでも食べて、飢えをしのいでいてください。
ワタシも空きっ腹で肉体労働中です。
ああ、でも楽しい。幸せ。
キミたちはどうしてそんなに小憎らしくてかわいいんだい?

げ。もうこんな時間。
家に帰って、食事ができるのは11時を回ってしまいそうです。
というわけで、帰ることに。

ナナが車まで送ってくれまして。
軽くおしゃべりして、「じゃあね」と車に乗り込みましたら。

「あのね」と、ナナ。
「ん?」
「あたし、車直したんだよ。ドアのところ」と。

なんだ急に?

「今頃直したんだ?(笑)」 確か、ぶつけてへこましたの、半年くらい前のはず。

せっかく話しかけてもらったので、車から降りてナナの車を見に行くじょりぃ。

「ホントだ。よかったじゃん」
「うん。 車検だったの。そしたら、ちょうどまったく同じ車が廃車になるところだったからって、格安でドアを差し替えてくれてさ」
「得したね」
「うん(笑)」
「あれ? もう車検?」
「うん」
「前回の車検、確か一緒に行ったよね?」

つきあわされたんですよワタシ。
ワタシの車とナナの車、2台で車検に向かい、一日車検だから、車預けている間にお花見にでも行こうよ、なんてことで、末子ちゃんと3人で遠出したのです。
すごく幸せな一日だったのを覚えております。

「うん、そう。 一緒に梅を見に行ったよね」
「え? じゃあ、あれから2年経ったのか」
「そうだね」
「早いね。 去年のことかと思ってたよ、それ」
「うん。 早いね」

しみじみ。

なんだか、もうすごく長い時間ナナと一緒に過ごしているような気もするし、まだ再会してから1年くらいしか経ってないような気もするしで、複雑な感慨に浸るじょりぃ。
ナナとぼんやりと車を眺めた後に「帰るね」と。

「ちゃんと早寝してね」
「うん」

ナナがまだワタシを帰したくないように感じたのは、ワタシの気のせいに決まっています。ちぇ。


「子供につかまりました! 遅くなってスミマセン」と、ペコペコしながら家に入りまして。
「そんなことだろうと思った」と、それでも怒らずに待っていてくれたきょん。
「おかず一応作っておいたよ。あと、じょりぃの明日のお昼用に、カレー作ったから」

まあ。
なんてやさしいんでしょう。


ナナがちょっと凝ったサラダも持たせてくれたので、ナナの作ってくれたものときょんが作ってくれたものが食卓に並んで、なんだか複雑な気持ちのじょりぃ。
変にゴージャスです。
いえ、おかずの内容でなくて、なんていうんですか、こう・・・・・まあとにかく、胸焼けしそうでございます。<バチ当たり

どちらもおいしゅうございました。

ナナのおかげで、幸せな日になりました。
きょんのおかげで、明日のお昼が楽しみです。
明日もワタシは幸せでございましょう。


だからナナ、おかしな心配をあまりしないでください。
過剰な心配はいらないから、とっととワタシのことを好きに(以下自粛


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