ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2003年12月26日(金) これがワタシの生きる道?

掲示板にも予告編のようにちょろっと書かせていただきましたが。

「年賀状の下書きができたから、今晩持っていっていい?」とナナからメール。
メールが来ていたことにしばらく気付いていなかったワタシは、メールチェック後、慌てて電話。

「来るって、何時?」
「遅く」
「遅くって何時よ」
「わかんない(笑)」
「じゃあまあ、電話してね。出る前に」
「わかった」

昨日の末子ちゃんのお誕生会のときは「夜中の2時頃」なんて言ってたから、それくらいに来るつもりかしら。

というわけで、仕事部屋にて自分の年賀状づくりをしているきょんにご報告。

「・・・・ということで、ナナが深夜にやってくるそうです」
「ふうううん。  今夜じゃないとダメなわけ?」
「わざわざ来るんだから、そうなんじゃないの」
え」

この「へえ」は、きょんの得意技で「へ」にアクセントが来ます。
かなり強く。
さあ、声に出してアナタも言ってみましょう「え」。

相手を責める感じは、うまく表現できていましたか?
できていれば合格です。


でまあ、そのやりとりをしたのが9時頃ですか。
それからはワタシ、落ち着かなくてですね。


わざわざ深夜にナナがやってくる。
きょんが同じ部屋にいるから、うかつにそわそわと浮かれることもできません。
ていうか、もうこんな時間で、いつもならぐうぐうとリビングで寝てしまうきょんなのに、今日に限ってがんばって作業を続けているのはやはりナナがらみですか?

気のせい気のせい。

「ねえ、まだがんばるの?」 きょんにさりげなく尋ねるワタシ。
「だって、年賀状、終わらないよーこのままじゃ」
「ワタシがつくってあげましょうか」
「ヤだ。 自分でつくるんだもん」

そうですか。

いつもは11時頃にリビングで寝ちゃって、3時頃起きて、ごそごそとふとんに入るきょんなのですが。


12時過ぎてもまだ起きてるし。



ナナが来たらどうしようかな。
きょんが起きてるうちに来ちゃうかな。寝てから来るのかな。
年賀状渡しにくるだけなのかな。
それとも、おしゃべりとかしていくのかな。
ちょっと出掛けたりできるのかな。

夜、ふたりで出掛けることなんて滅多にないから(子供がいますのでねえ)、なんだかワクワクしちゃうなぁ。

なんて考えながら、むっつり仕事をするきょんを横目でちらり。

サービスして、ギャグを連発してみるじょりぃ。


きょん、年賀状作成に夢中で、ほとんどスルー。
聞いてないし。 無視。


べ、べつにいいもんね。
ワタシもちょっと後ろめたくて、ゴキゲン取りにギャグってみただけだし。

ていうか、おもしろくなかっただけかも単に。


そして、1時ちょっと前。
電話が鳴りまして。

「あ」とワタシ。
「ナナかな」ときょん。


ナナです。
どきどき。


「もしもしー」
ナナと話すときは気取ってる、と今日こそはきょんに指摘されないように、明るく楽しく電話に出るじょりぃ。
「ナナですけど」
「これから来るの?」
「ていうかさ。なんか雪降ってるの。今日は行かないことにした」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





マジですか?


「雪ぃ?」

降ってないよね?
期待にふくらんだワタシの気持ちはどうしたらいいんですかお天気さん。
窓を開けてみたら。

降ってないじゃん。

「降ってないよこっちは。   ・・・ホントに降ってるの?」 あらぬ疑いをかけるじょりぃ。
「降ってるよ! 何疑ってるわけ?」
「・・もごもご・・」
「だから、明日届けに行く」
「雪積もっちゃったら来れないでしょ。スタッドレス履いてるの?」

ていうか、ワタシは今夜会いたいの! それも深夜! 楽しみにしちゃったの!

「履いてないけど・・・・パパになんとかしてもらうから大丈夫
「    あそ」
「(何かを察知したらしく) じゃあ行きますよーこれから」
「いいよ来なくて。 事故ってばっかいるんだから」<ひとこと多い
「そうだよ。あたし、危ないんだから」

確かにアブナイ。 いろんな意味で。 運転もアブナイ。

しかしまあ、気を取り直して。
明日会えるんだから、いいぢゃないか自分。
妄想で勝手にスケジューリングした夜中のドライブはなくなってしまったけど、とりあえず会えるんだから。 どうどう。

「じゃあ、明日は何時頃来る?」
「出掛けちゃうの?」
「昼間は仕事だもの。いない時間もあるよ」
「今すぐ返事できないよー」
「どうして」
「だってパパに行ってもらおうかなと思ってるから















ちゅどーーーーーーーーーん。








ぐしゃ。










じょりぃ、再起不能。










「そうそう! 『ナナとワタシ』はこうでなきゃ☆」と思ったそこのアナタには、
ヘヴィー級の式神を放たせていただきます。






ナナのバカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(号泣)
雪のバカーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(てか、みぞれだよただの!)


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