ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2003年12月29日(月) じょりぃ、怒る。 フリして拗ねる

ちゅどーーーーーーん、   ぐしゃ   となって終わった前回の「ナナとワタシ」でございましたが。
事後報告をさせていただきます。


翌日の午後になって、「これから行きます」とナナから電話がありました。
「じょりぃの家の近くのショッピングモールに行きがてら、寄るから」と。
そうですか、ということでワタシはなっちゃんと仕事をしながら待機。

しーーーーばらくして。

ぴんぽーーーーん。

ドアを開けると。



パパでした。



「こんにちはぁ」にこにこじょりぃ。
「じょりぃちゃん、今回は無理言っちゃって悪いねー」
「いいんですよー」

ていうかですね。

家族みんな車に乗って待ってるみたいなんですが、なんでナナが頼みに来ないんでしょう。


「でね?じょりぃちゃん。・・・・これなんだけど・・・」
申し訳なさでいっぱいという感じで「年賀状の元」を手渡すパパ。
中身を確認するワタシ。

「1種類増えてますけど」  いけね。 声が低くなっちまいました。

一昨日の晩、お誕生会で頼まれたときは「2種類つくって☆」と言われ、そのときも「冗談でショ☆」と返事しておいたじょりぃだったんですが。
スキャンしてプリントするだけ、というだけのもので、ワタシの作業が少ないからいいっていえばいいんですけど。
それでも年末で、自分の仕事も年賀状も終わらなくてアップアップしているときに、勝手に増やすなと。
インクジェットプリンタ使っていると、じーやじーやと時間ばかりかかって、その間パソコンが使えないんだよと。仕事にならないんだよと。

と思ったモノの、パパにそんなこと言っても始まらないですからね。
それに、1種類増えちゃったとかパソコン使えないよとかに関しては、特にやぶさかではないんですよ。

ただ、こう↓思ってひっじょーに腹がたったじょりぃ。

頼みづらいもんだからパパ任せにして車から降りてこないんだなこの卑怯者め。


ワタシはいいかげんでだらしなくてお調子者で根気がなくてウソツキでと欠点ならいくらでも出てくる人間ですが、こういう筋の通らなさは大嫌いです(勝手)。
降りてこい!
ちゃんと頭下げろ!
お願いしますと言え!
何をしてもらいたいんだ!
その口で言ってみろ! ひざまずいてお願いしてみろはぁはぁ。

ちょっと違う方向に興奮していってしまいましたが。


さらに、「オレとしてはすげえ言いづらいんだけど、伝言されたから伝えちゃうけど・・・・『急いでね☆』だって」

はい?

パパも! 言いづらいなら言うな。 アナタの希望でもあらせられるんでしょそれって。
27日の午後に持ってきて、急げって、まあ無理もないけど腹が立つわ。

「急げません。 と、お伝えください」<棒読み。


ということで、おそらく「気にいらねえ」ということが態度に出てしまっていたじょりぃ。

いつもなら車のところまで一緒に行って、ナナや子供たちと親睦を深めたいところですが、絶対車になんか行くもんか、口きくもんかとパリパリに意地っ張り状態に。
しかし、離れたところから車を見やると、中から一生懸命手を振っている子供たちの姿が。

よしよし。
じょりぃちゃんはキミたちを愛しているよ。

と思いつつ、ナナと目が合ったらナナにも手を振ったことになってしまって悔しいので、子供だけ見て子供だけに手を振るべく努力するじょりぃ。
でもワタシったら目が悪いので、実は誰が誰やらよくわからなかったんですが。
全部で何人乗ってるのかもわからない始末。


で、そのあと、じょりぃ、荒れる荒れる。


そもそも、なんでこんなつまんないことで荒れてしまったのか。
冷静になってきた今思えば、単に拗ねたんですよワタシ。
ゆうべ会えると思ったのに会えなかった。
今日は会えると思ったのに会えなかった。
用事だけは無理難題を頼まれた。しかもパパづてに。
おもしろくない。

に加えて
・年賀状の種類がひとつ増えていることに事前アナウンスがなかった。
・パパに頼んで自分はしらばっくれた。
という、「かわいいちゃっかりを通り越して、筋とおらなすぎ」をやらかしやがったので、じょりぃ、ぷりぷりプリシラ大好きカリメロ状態。


このままじゃおもしろくない。

とりあえず、ナナにメール。
くどくどと文句は言いたくない。(カッコつけじょりぃ)
でも、ワタシがおもしろくないと思っていることは伝えたい。

と、送ったメールがこれ。


いそげないよ。




そのまま、しばらく放置。
「あ。 じょりぃ怒ったかも。 ま、いいや。放っとこ」てな具合だろうな。 け。



6時半頃、電話がリンリンリン。
ナンバーディスプレイを見たら、ナナ。

卑怯者には卑怯で返そう。
だいたい、今、口ききたくないし。



じょりぃ、居留守作戦。




たいへん卑怯ですネ☆

しばらくしてまたナナから電話。 居留守。

そのあとすぐに、大変めずらしいことに、携帯にも電話が。



こりゃちょっと焦ってるかしらふふふふふ。<卑怯に加え根性曲がり



携帯もスルー。無視。口ききたくないの。
キミにとってはどうってことないでしょワタシがこんな態度とるくらい。知ってるのワタシ。悲しいことに。

そうしたらメールがやってきました。

・ごめん、急いでっていうのは言ってみただけだから。
・マジで忙しいようなら遠慮します。
・今日のうちに、渡した年賀ハガキを取りに行きます。


という内容。

じょりぃ、またもやマジ切れ。

自分勝手に無理に頼んでおいて「マジで忙しいんなら、じゃあいいよ。返して」と言ってるように受け取ってしまったんですが、ワタシ何か間違えてますか。
ていうか、忙しいって言ったじゃん!ワタシ。
でも引き受けたのよ! 忙しくてもなんとかしてあげたい、という、友達がいで引き受けたの!
忙しいからできないということであれば、最初から頼まれないの!
ていうか、ワタシの「忙しい」を、口ばっかりだと思ってたわけ?
ああああああくやしいことばかり。

そもそもナナ、車から降りてくることすらしなかったくせに。
そこよ、ワタシが腹立ててるのは。

というわけで、ナナの問いには答えず、ワタシの言いたいことだけメールすることに。


今日、車に乗ってたの?


返事が来ました。

・乗ってたら普通私が行かない?
・パパがじょりぃの顔色変わったって言ってたから、そんなに忙しかったのに悪かったなと。


という内容です。


なにこの一行目。
「乗ってたら普通私が行かない?」って、どういう意味で言ってるんでしょう。
「乗ってなかったよ」って言えばいいじゃん。
アタシのこと、なんだと思ってるわけ?って感じでしょうか。
ところでワタシはなんで、いつもなら許してしまうようなことにこんなにいちいちつっかかってるんでしょうか。
拗ねてたからでしょうかやはり。


というわけで、頭にきたので、放置決定。
ワタシとナナでは、ナナの方が頭がいいんです。 ズル賢いし。
口論すればワタシが分が悪い。 なので、試合放棄。 メール放置。


していたら、夜の11時頃、またもやナナからメールが。

・今どこにいるの?(居留守作戦してますからねえワタシったら。でもナナがこのひとことを発するには、すごおおおおくプライドを捨てたはず。気分いいです)
・ハガキ取りに行こうと思うんだけど、何時頃ならいる?

というもの。

なんだかですねえ。

ワタシが忙しいなら、誰か他の人に頼もうってことで焦りに焦っているのでしょうか。

勝手なんだよ。

一度ワタシに頼んだなら、もうあきらめやがれ。
27日だよ今日?
ていうか、ワタシを信じれば?
ちゃんと急いで上げてやろうと思ってるのに、気持ちが萎えますよハッキリ言って。

というわけで、じょりぃ変身 違う 返信。


なんでそういう話になるわけ? 随分勝手なんだね。


穏やかですが、意地が悪いです。
今までメールも電話も無視していたくせに、ここで急に「なんでそういう話になるわけ?」です。
イヤな人間です。 じょりぃ、本領発揮。

ナナからの返事。

・確かに勝手です。すみません。
・そんなに忙しいのに気付かなかったもので。
・別にハガキは後でもいいんだけど、置いておくのも悪いかなと。
・じょりぃには怒らせてしまって本当に申し訳ないけど。
・今夜がダメなら明日にでも取りに行くけど、いつならいい?


てな内容です。

ワタシが怒っている、というのは、なぜか伝わっているみたいですね。なぜかしら。不思議☆

しかし、向こうも怒っているようですね。
一見ていねいに、腰を低くしているようにも見えますが、なんとなく慇懃無礼という感じです。
「そんなに忙しいのに気付かなかったもので」あたりに、イヤミがひしひしとうかがえます。

だからワタシは、忙しいのに頼みやがって!とかいうことを怒ってるんじゃないんだってば!
そんなことはちっとも怒ってないの!
キミがワタシを粗末にするから、スネスネに怒ってんの!

と怒ったところで、それをきちんと伝えていないワタシがいけないのはようくわかっているんですけど。

伝える気にもならないや。(スネスネに怒ってるなんて、恥ずかしくて伝えられないし)
わかってくれないなら、もうそれはそれで結構。
けっ。

じょりぃのメール。


だからなんで勝手に決めつけるの。
私「いそげないよ」って言っただけなのに。
もう作業も進めてるよ。
なんだか遠慮するフリして責められてる気がするんだけど、気のせいかな?



穏やかです。
が、意地が悪いです。
もう、イジワル・ネチネチ・オブラート攻撃同士の会話です。
お互いに遠回しに相手を責めながら、相手に対しては「言いたいことがあるんなら、ハッキリ言えば?」という具合です。
相性がいいですネ☆('-^v)

ナナの返事。


・ごめん。ただ様子がわからないから・・・。
・じょりぃの様子もみたかったし・・・。
・大丈夫ならいいや。 ありがと。


てな感じです。

ウマイですねえ。
まるでワタシのこと、思いやってくれてるみたいです。
でもここでだまされてはイケマセン。
いつものパターンです。

「あ、悪いこと言っちゃったかなとじょりぃに反省させる作戦」です。
と、考えるワタシはひねくれすぎてますか?

でもきっとそう。

だったらワタシもそれなりにお返ししないといけません。
一見やさしそうなメールで返すのが礼儀というものです。


私は大丈夫だよ。 ありがとう。



その日の部はこれでおしまい。


ナナはどうだったか知りませんが、ワタシはこのあともプリプリプリシラになりながら、朝の5時までプリンタ稼働。


ねむひ。



翌日。

そう、結局翌日渡してあげるワタシってば、ホントにやさしいと自分で言ってみますが。
ナナの家へ持っていくことに。
「自分で取りに来させれば(冷)」となっちゃん。
「あたしが置きにいってあげるよ。そしてじょりぃがいかに忙しいか、説明してきてやる」ときょん。

・・・・・・・・・・・。

ワタシが動く方がワタシが楽だからとなっちゃんに説明し、
ワタシは忙しかったのを怒っているわけではないのだよときょんに説明し。

なぜか小さくなりながら、ナナの家へ向かったじょりぃ。
ちょっぴり情けない風味が漂うのが美味しさの秘訣です。

ポストにだまって置いてこようっと。
子供たちに気付かれると厄介だな。
でもまあいいや、なりゆきで。

と思ったら。

インターホンを押したら、出てきたのはパパ。またもやパパ。
ワタシと結ばれる運命なのかもしれません。パパ。

「え!じょりぃちゃん、もうやってくれちゃったの?・・・・ごめんなー」
「いえいえ。やっぱり早いほうがいいですもんね」
「ナナも時間はたっぷりあるはずなのに、何もこんなに押し迫ってから頼まなくてもなあ。ホントごめん」
「いえ。そんなの全然平気なんですよ」

というわけで、まあ、ナナに会わずに済んだので、ホッとしましたが。
パパに直接にこにこと渡せたので、「ワタシは別におかしなことで怒ってはいません」というアピールもできたことですし。


夕方、ナナからふたたび慇懃無礼の見本みたいなメールが。
個性もクソもないメールなので、これはそのまま転載しても問題ないでしょう。


結局急がせてしまいすみません。ありがとうございました。大変たすかりました。


だそうです。

こんな棒読みなメールもらえて、じょりぃ超うれしー。

返信。


それはなにより。


それっきり。



不穏です。
が、ケンカにすらなっていません実のところ。
なので、仲直りもできません。
でも、お互いなんとなく「けっ」という気持ちは強く持っているように思います。


絶対ワタシからは懐柔するもんか、と思っていたのですが、その逆はさらに絶対にありえなそうなので、やれやれどうしたものかなと思案中でございます。
ナナはたぶんワタシが「忙しいのに頼みやがって」とつまらないことで怒っていると思っているであろうことも気がかりです。
ワタシはそこまでセコイ人間ではありません。
でも「何を怒ったのか」説明するのもスマートでなくてとてもイヤです。

しかし、それよりなにより。


このまま年を越してしまうのは、どうにもスッキリしません。
幸先悪そうですし。




ていうより、ナナは今回のことなんか、全然まったくひとっつも気にしていない可能性も大でございます。
自分で書いてて悲しくなってきましたが。
十分ありえる。

ワタシに弱みを握られている状態だった年賀状も、もはや手にしたことですし。
ナナとしてはもう無敵。怖いモノナシ。じょりぃの存在価値ナシ。



・・・・・・・・・・・・。



急に弱気になってきたじょりぃ。





もう寝ます。
きっと憑かれている いえ 疲れているんです。


くすん。


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