ナナとワタシ
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ナナ宅にお邪魔していたある日。 夕飯の支度の時間になりまして。
「今日はスパゲッティだよ」とナナ。
子供たちは「ええええ。じょりぃちゃんとガスト行きた〜い」(なぜにガスト? ちなみにママは大嫌い)
じょりぃは「はーい」と。
私が一番いいこ。って、子供と張り合ってもしょーがないんですが。
私が一番いいこだったのに 「あ、でもレトルトなんだー。じょりぃ、レトルト嫌いだって言ってたよね?」とつっかかってきます。ナナ。
「いえ、キライじゃないです」 ホントはキライですが。
「言ってたじゃん」
・・・・・・。 じゃ、レトルトじゃなくしてくれるって言うんでしょうか。
「大好きですレトルト」
「ホントは嫌いなんでしょ?」 ナナもしつこいな。
「好きだって」
「あーあ、どうしよっかなー」 どうもする気ないくせに。
ここで長女ちゃんが「じょりぃちゃん、レトルト嫌いなの?」と。
「好きだよー」 にっこり。
ワタシの隣にひっついていた次女ちゃんが、私の耳元で小声で尋ねました。
「本当はどっち?」
「キライ」
「ママー!じょりぃちゃん、レトルト嫌いだって!」
わお。 ばらすならこっそり聞かないで、次女ちゃん。
「あっそ。でもうちのは、レトルトそのままじゃなくて、ちゃんと手を加えて調理しますので、ガマンしてください」
イヤミー。 シェー。 ならくどくど訊くなよーーーー。
おいしかったですけどね。 イヤミなヤツがつくっても、料理って素直なおいしさになるものなんですねえ。<ワタシもイヤミだな
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