ナナとワタシ
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深夜、ナナとの電話。 話の流れでストリップとか風俗の話になりまして。
「パパも行ったことあるんでしょ?」とワタシ。
「うん。ランジェリーパブとか行ったーとか言ってたよ。『楽しかった?』って訊いたら『あんまり』って言ってた」
「け。 あんまり、って答えるしかないくらい、奥さんが怖いんじゃないんですか。けけけけ」
「そんなこと・・・そうかな」
「すげー楽しかったーとか答えても、怒らない?」
「怒らないよ」
「どうかな」
「・・・・怒るのか?あたし」
この人、表では「パパも男なんだから浮気のひとつやふたつ」くらいのこと言うんですが、 実は非常にヤキモチ妬きらしいということを最近知りまして(長女ちゃん情報により、かなりリアルでスゴイ話を入手。ナナはワタシがその情報を握っていることを知らないので、大変楽しいです。この情報については後ほど)。 なので、ランパブだって、絶対怒るハズなんですよ。
「じゃあ、ソープ通いするようになっちゃったらどうする?パパが」
「ええええええ? まあ、今は病気のこととかもみなさん気を遣っているんでしょうから、そういう点では・・・」
「とかいう話じゃなくてさ。ごまかさないでさ。感情の話よ。ワタシが訊きたいのは」
「(笑)感情ですか。 ヤなんじゃないの」
「ヤなんだ」
「嬉しい!とか思うか?普通」
「そうか」
「なんか、しつこく訊いてしまうかも。気持ちよかったの?とか、どんな技を使われたの?とか」
「え」
「で、それを全部修得する。あたしも」
「え」
「で、パパに全部してあげるの。ソープと一緒のこと」
「え。 え?」
「そして、金も取る。と」
「え!」
「まるでソープみたいでいいでしょ?ってことで」
「わはははははははオチまであった。家庭円満じゃんソープで」
なんて笑いましたけどね。
自分で振った話ですけどね。
ナナをいじめてやれと思って話した話ですけどね。
ワタシがこんなに落ち込んでどうするんでしょう。 おまけにコーフンしてるんですけど。
途中までは優勢だと思ってたのにな。 負けた。
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