ナナとワタシ
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2003年05月06日(火) 期待してしまう「たとえば」

たとえば
子供にマンツーマンでついていて
ワタシとナナの距離が離れているとき
ワタシがふとナナを見たときに
ナナもワタシを見ていて
しかも慌てて目をそらされる、なんてことが
時々あったりすることとか


たとえば
お互い極力身体が触れないようにしていることとか
照れくさくて一緒の写真が撮れないこととか
子供から離れて急にふたりになったとき
子供たちの声がなくなって、しんとして
黙ったままの時間が
もどかしいような心地いいようなこととか


たとえば
「じょりぃに話すのがいちばん安心するの」なんて
夜遅くに泣きながら電話がかかってきたりすることとか


たとえば
「パパが先に死んじゃって、
子供があたしの手から離れたら
あたしはじょりぃのとこに転がり込むの」
なんて言われたときとか

「だから、絶対あたしより先に死なないで」
なんて言われたときとか


たとえば
「じょりぃのことが心配で
本当に眠れなかったんだから」
なんて言われたときとか


たとえば
「その話、なっちゃんやきょんさんにはしたの?」って
いつも何回も訊かれたり
彼女たちと自分との重要性の比較みたいなことを
しょっちゅうされてしまうこととか


たとえば
「じょりぃの悩みは、そのままあたしの悩みだから
解決しないでこのままなんてできないよ」
なんて言われたときとか


たとえば
「いろいろあっても
最終的には健康で幸せにしててくれればって思ってるんだよね」
なんて言われたときとか


たとえば
「じょりぃがいなくなっちゃったら、あたしどうしたらいいの?」
なんて言われたときとか


たとえば
ワタシにはパパに対して以上に
ワガママし放題なところとか


「どうってことないことばかり」と言い聞かせる自分もいるけれど
それでも
素直じゃなくてプライド高くて照れ屋のナナに
こんなこと言われたりすると
どうしても期待してしまうのです


しかし
けっこう簡単に
いつもこの期待がただの「期待」であることに
気付かされたりして


たとえばこんな会話

「ママに今後、誰かに恋愛感情が新たに生まれることはないのかな?」

「絶対ありえないね」


あーあ




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