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2009年09月04日(金) 小沢総書記

民主党の政権移行作業がもたついている。
尤も、本格的な政権交代は事実上初めて経験するのだから、
スムーズに行かなくてもやむを得ない。
ただそんな中、小沢一郎の党幹事長就任だけが突出して先に決定した。
新閣僚も他の人事も、そもそも鳩山の首班さえまだ決まっていないと言うのにだ。
このことは「党」が「内閣」より上にあり、首相と言っても所詮行政府だけの長に過ぎず、
真の権力者は別にいることを示している。つまり共産主義国家と同様である。
いっそのこと小沢は「総書記」と名乗ったらどうか。

一方、敗者の自民党はいまだに総裁選びでもたもたしている。
さっさと決めればいいものを、なにゆえにか月末まで引き延ばしたがために、
その前に来る首班指名への対応を巡って揉めているのだ。
「麻生」と書くにせよ、「白票」にするにせよ、おそらく自民党議員の対応は統一しないだろう。
そのバラけ方の幅次第では、これが分裂の引き金になりかねない。
昨日自民党再建の条件を書いたが、既にその前から分裂では再建もへったくれもない。
日本の政治が、巨大与党の民主党のほかには小規模の雑魚政党がいくつかあるだけ、
と言う状況になるのは避けたいが。


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