今日の読売夕刊に「ハンカチ世代」の特集記事が掲載されていた。
つまり早大に進学した昨年夏の甲子園優勝投手・斎藤佑樹や
同準優勝投手・楽天の田中将大らの世代の野球選手のことである。
それにしても「ハンカチ世代」などと恥かしいレッテルを一生貼られた
斎藤、田中らこそいい迷惑だ。
昨年来、マスコミが「ハンカチ王子」を連呼するたびに背筋が薄ら寒くなる。
斎藤を「ハンカチ王子」などと呼称するのは、別にファンの間で発生したわけでも、
まして大衆に影響力のある著名人の誰かが命名したというわけでもない。
マスコミが勝手に呼び始め、呼び続けることで強引に決め付けてしまっただけである。
それも、殆どのマスコミが横並びで採用しているところからみて
おそらく甲子園担当の各記者が顔を合わせた際に斉藤にキャッチフレーズをつけることを
提唱し、「談合」で決まったものと想像される。
さぞ気の利いた名前をつけたつもりで得意なのだろう。
以来、「ハンカチ王子」なんて斎藤ファンの誰も呼んでいないし
(普通は単に「斎藤君」とか「佑ちゃん」だろう)、
斎藤本人も「ハンカチなんてひ弱そう」と変更を希望したにもかかわらず
マスコミだけが恥かしくもなくこのセンスのない呼称を吹聴し続けている。
これこそまさに「自作自演」の見本である。
臆面もなく「ハンカチ」「ハンカチ」を連呼する記者は自分の顔を鏡で見てみろと言いたいが・・・
もっとも、その程度を恥かしく思うような面の皮だったら記者など勤まらないのだろう。