格下のオーストラリアに連敗して金メダルを逃した「長嶋ジャパン」。
勝負は負けることもある。従って、結果だけを咎めても仕方がない。
だがこの結果は負けるべくして負けたものと言えるのではないか。
承知の如く、監督は3月に倒れて以来ずっと不在。
その上コーチも解説の片手間にやっているような奴ばかり。
そして選手はただプロの頭数を揃えただけ。
こんないい加減な姿勢で五輪に臨んだのはおそらく日本の野球だけだろう。
他のどの競技でも選手は勿論スタッフに至るまで五輪を目標に万全を期している。
また、オーストラリアの野球代表は、監督・コーチが日本を訪れるなど情報収集を行い必勝の策を綿密にたてて来た。
これに対して日本の中畑は、五輪前にひとつでも相手国チームの視察に行ったのか。
「長嶋監督のために」などという、薄ら寒い浪花節を唱えているだけで勝てると思っていたのなら五輪を舐めていると言わざるを得ない。
折りしもプロ野球の危機が叫ばれ、野球人気回復のひとつの鍵は「国際化」であるとも言われているが、笑止に耐えない。
そもそも、長嶋などを代表監督にした時点で「国際化」には甚だしく逆行していたのだ。
選考基準はただ「国内の知名度」だけだし、長嶋の無能さを補うスタッフでもいればまだましだが、そちらもお粗末。
いったい、コックまで帯同するお大名旅行でアテネまで何をしに出掛けたのやら。
「長嶋ジャパン」どころかただの茶番ある。
こんな有り様なら、プロ野球はもう五輪に関らなくてもいいのではないのか。
1リーグだか何だか知らぬが、国内だけで自己満足のオナニー野球をしているのがお似合いである。