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2002年11月29日(金) 抱腹絶倒?!朝鮮半島の不思議な「慣習」

すっかり朝日ウォッチ日記になってしまったが、これはやはり書かずにはおられまい。
本日の朝日新聞、総合面、
一昨日に続いて
日朝交渉の行方を検証する記事である。
前回は日本側の、そして今回は北朝鮮側の事情を取りあげている。

>■《日朝どうなる》糸口見えず、苦しむ北朝鮮
> ●対日――拉致でハードル次々

>5人の日本人拉致被害者の「帰国」を日本に求めて譲らない朝鮮民主主義人民共和
>国(北朝鮮)。平壌のメディアが伝える外務省報道官の発言は、日増しにエスカレートし、
>脅しがこもる。

> 「日本は拉致問題だけを大騒ぎしている。生存者の一時帰国を認めるなど
誠意を尽くせば尽くすほど、誹謗(ひぼう)中傷がなされる」
>(北朝鮮外務省アジア局・朴龍淵副局長)といういら立ちが背景にある。

> 今後、どう出てくるのか。ソウルの北朝鮮研究者、金南植氏は言う。
> 「北朝鮮は対米関係打開のためにも日朝交渉を進めたいが、日本が拉致問題で
>ハードルを高めるので泥沼にはまった気持ちだろう
。このままでは交渉を続けて
>も仕方がないという気持ちになってもおかしくはない」
> 拉致問題で北朝鮮が強調する「誠意」は、日本社会に受け入れられているとは言
>い難い。
>ある韓国紙の東京特派員は、日朝の慣習の違いも対話の溝を深くしている
>とも感じている。
> 「被害者の墓が流されたとか、ガス中毒死したとか、北朝鮮の言い分を信じない
>日本人が多いようだが、個々のケースの真偽はともかく、あり得ない話ではない。
ソウルの市立墓地では98年夏の水害で4千以上の墓が流されたし
>韓国ではオンドル(床暖房)の床から漏れたガスによる中毒死も珍しくない」

いったい正気か。
北朝鮮の言い分をそっくりそのままなぞっただけの垂れ流し。
前回の日本側を検証する記事では、
「交渉が行き詰まっているのは、拉致問題で5人を戻す約束を日本政府が破り、
それに対する北の出方を読み間違えたからだ」と分析していたが、
今回は、それを受けて「全くその通り」と鸚鵡返しの内容に過ぎない。
何の事はない、
単に北朝鮮の立場から自問自答、自作自演しているだけである。
つまり、「『誠意』を見せたのをいい事に、頭に乗って日本政府が次々ハードルを高
めるので北朝鮮は苦しんでいる」と、まるで北朝鮮を被害者扱いである。
「誠意」。
盗っ人猛々しいとは、この事である。
誘拐犯が人質を返す事を「誠意」とは言わないのは、改めて言うまでもない。
その分かり切った事を「日本社会に受け入れられているとは言い難い」と
同情たっぷりな朝日は、更に第三者(しかも半島の同胞)の口を借りて、
あたかもそれが客観的な意見であるように見せかけながら、言わせている事は
北朝鮮に都合のいい解釈。
しかも滅茶苦茶だ。
「慣習の違い」。
身元をわからなくするために遺骨をニ度焼いたり、他人の骨を混ぜるのも「慣習の違い」か?
そもそも、「洪水で墓が流され」る事を「慣習」というのだろうか??
ならば朝鮮半島の慣習は、確かに理解不能である。

余計なお世話だが、こういう朝鮮の文化慣習を誹謗するような記事には、
いくらなんでも韓国人や在日は抗議した方が良くはないだろうか。
誘拐した人質を返す事を「誠意」と呼ぶのも朝鮮民族の「慣習」なのかと、思われかねないのだが。


さて、「野党よ−党首に聞く−」(聞き手・早野透)は、
お待ちかねの(?)土井たか子社民党党首が登場。
案の定、言わせている。

――なぜ社民党がけしからんと言われるんでしょう。
「北朝鮮と交渉を重ねて、国交正常化を実現しようという方針を好ましいと
思わない立場から作った政治状況と感じます。 今は北朝鮮に行くことが悪い、
北朝鮮の方を見るだけで悪いといわんばかり。
そういう世論づくりは、尋常とは思えないですね

早野が、我が意を得たりとばかりに満面の笑みを浮かべて、大きく頷いたであろう
様子が目に浮かぶようである。

また、土井にも全く反省の色のカケラもない。
「社民党がけしからんと言われる」のは、そのように作られた「世論」のせいだそうである。
お題目の上だけでも「市民との絆」を掲げる党が、世論を否定する壊れっぷり。
かつて消費税・マドンナブームで大勝したのは何処の党だったのか。
もっとも、社民党のいう「市民」とはプロ市民=左翼(中核派・赤軍派)の事らしいから、
大多数の日本国民は含まれないのだろう。
いっその事、「人民(中華人民・北朝鮮人民)との絆」に変えてはいかがか。


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