枯れ花(勝手にできたお気に入り) 2005年04月13日(水)
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前回2作の背景反省
『遠目で見ると描き込む割にはモチーフがぼやけて綺麗に見えない』。
そこで今作はモチーフと背景をはっきり分けてみた。
モチーフが薄くモノトーンで繊細ならば、
背景は厚塗り、有色、重く荒くで。
油絵の具の白とセルリアンブルーをナイフでよく練り合わせ、
最近ほとんど使うことのなかった、速乾性メディウムを混ぜる。
中は茶系のインクで描写した後、決まった輪郭線を更に外側から固める。
活躍したのはラファエロ8000番。
点描用のこの筆は、面相としても盛り上げとしても役に立つ。
ん?
背景のこの捉え方は9月に描いた植物に少し似ている…。
やり方は新しいと思っても、やっぱりやりたいことは、
以前から大なり小なり意識下にあったんだなぁ、と。
そういやこの方法で以前は失敗したんだっけ…と思い出すが、
今度はもっとうまくやるさ。
ペンのタッチを殺さぬよう、外側を丁寧に面相で固めた後、
豚毛の筆で模様をつけるように盛り上げ、なすりつける。
下地色があるから、ランダムで面白いかも。
これに薄く色を付けるつもり…。
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描きだしからの経過。
縦横斜め円弧、錯綜する色の帯は、途中で計画倒れ。
初案はいいような気がするんだけれど、
途中から詰められないんだよなぁ。
by HPY
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