薬品の驚異の力 2004年06月15日(火)
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これ以上絵の具をのせてももたるだけと思って、
カッターでの削り出し描写、呼吸をさせる。
スリムアップしたところに油彩透層を一層乗せてなじます。
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樹脂系はべたべたするので、
先日買ったスプレーコートをかけてみた。
驚き。いいじゃん、これ
テンペラ層ちょっともろかったんだけれど、
20分して軽く固まったし、べたつきももちろん消えた。
成分が気になるけれど、
見てもよく意味が分からなかったよ。(o_o)
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このなんだか分からない空間は結構いいな、と
お気に召すのだけれど、この先思うようにいくかどうか、
今度は少々びくついてる。
途中うまくいくと、壊すのがコワイんだよね。
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こちらは最初から壊れてるので、どこまで持つか。
彫刻的にしたいイメージ。
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30号板に丹念に石膏地を作り磨いたパネル、
後日油彩をナイフでべたべた盛り上げて台無しに。
捨てるにはしのびなく、その上に描くのも気が進まない、
かさばるわ重いわでコマッていたが、
思い切ってストリッパーで薬品落としの荒技に出た。
ストリッパー、落ちるわ落ちるわ、
ガチガチの絵の具層がふやけてもろもろに。
手に触れるとぴりぴりやけどのように痛い。
きれい真っ白にはとれないけれど、なんか気が済んだ。
布張って、普通のパネルとして使うかも。
保存を考えていい支持体に描きたいのはやまやま、
でも失敗率高いんだよね、わたし。
by HPY
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