修復と保存関係の本を読む 2004年06月16日(水)
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カップの方はやはり定着があまりよくない。
これはカオリン地に油性膜(たぶん)にヤスリがけし、
テンペラ描きだし〜油彩なのだけれど、
テンペラ層が全然定着してない。カッターで削ると、
アクリルみたいにめくれていってしまう。
このパネル地は人に貰ったものなのだけれど、
処方も分からないし、本人は油彩メイン。
それにいらないからくれたのね。きっと。(>.<)
油彩オンリーで行こう。
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もう一枚はボールペンでのエスキースを起こしたもの。
以前よく描いていた抽象日記に似ている。
川原にあるような丸い石のイメージ。
キャンバスペーパーにテンペラオンリー。
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今週読んでいる本は、修復関係の本。
画材・技法関係の本のお薦めリストは、
「西洋絵画の画材と技法」から。
特に日本洋画史を読むと、明治初期の油彩を見たくなる。
ちょうど東京芸大美術館で、
「再考:近代日本の絵画 美意識の形成と展開」を開催中(今週中)。
by HPY
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