明暗隅入れ、応挙よろしく。 2003年09月17日(水)
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レイアウトに色紙を切って配置してみる。
わりといい加減に決まる。
前回デッサンをコピーしトレース。
トレースは位置決めと形・大きさをとるのが、
一から描くより早く、楽だと思ったから。
でもトレース作業は単調…。さっさと終わらす。
さぁ、いよいよ念願のペン入れ!と思ったら、
間抜けにもペンがない。
迷ったが急場しのぎでボールペンを使う。
ボールペンは色は青いし線はペンより綺麗じゃないけど、
インクをいちいちつける必要がないし、出が均一。
なんだかんだとペンよりずっと扱いやすかったりする。
トレースラインをはずれ、細部をかなり修正する。
先日、日曜美術館で円山応挙の技法紹介、
墨で濃淡(デッサン)つけ、上に単色を塗る、
すると実際の色数は少なくても、形に沿った複雑な色合いが出る、
そんなようなことを言っていた。
自分の確信が先人の技法であったとは、密かに喝采を送る。
いつもより丁寧に明暗調整をする。
支持体は石膏地に、マツダのキャンゾール(オーカー)を一層。
キャンゾールは非吸収性地だからインクをはじくかと思ったが、
その下の石膏地が随分と効いてるようだ。
今日はここまで。水が完全に乾燥するのを待つ。
あとは油彩とテンペラの作業になる。
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50号エスキース。
実物大で明暗バランスを含めた構成を図る。
形が分からないなんて言わせない。
あれだけ電車や駅でクロッキーをやったんだ。
…人物はいいとして、背景パースのあまりの狂いに辟易。
定規で修正する。
小エスキースでは分からなかった、ジグザグの構図が出てきた。
カンで適当にやってるけど、消失点設定した方がいいのかなぁ。
by HPY
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