絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


昼寝と海とシンナーと骨         2003年09月16日(火)

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火曜日はアトリエを休んだ。
特に疲れているわけではないのだが、昼寝病。

連休中あまりにもガーガー寝てたので惰性もあるが、
この新しいモチーフにあまり食指が動かなくなってるのも確か。
考えすぎなんだよな。いきなり階段を駆け上がろうとするな。
もちっと、気軽に、
気軽に、行こうよ。
描くのは日常なんだから。

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非日常と言うのなら、イベントは楽しい。
児童ホームの子供たちと、でかいパネル絵を描いた。
自治体工事現場の壁画用。

考えたモチーフはふたつ。
「海」と「かばん」。
「かばん」は透明で、何でも中に入れられる魔法のかばんを。
自由にいくらでも描き足せるモチーフを考えたのに、
子供側から「これも描きたい!」という案が全然出なくて、
それはちょっと気になるね。
「どう描くの?」「ヘタだけどいい?」って、
ヘタでいいから描け描け〜〜〜。

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他の人の日記(創作えあ日記 2003/9/13)を
なにげなく開いて紹介されていた、
水谷先生のサイトを読んだ。

水谷修の春不遠

掲示板の過去ログを読みながら、コラムを読みながら、
あぁ、この本は、読まなくては、と思った。
…イヤだけど。

数年前「少年リンチ殺人事件」を読んだ時、
男たちに抱いた恐怖、
中学生に抱いた恐怖、
怖がってないでもう少し、知るべきかもしれない。

我が子は、いったいどんな思春期を迎えるのだろう?
たぶん昔は何も怖くはなかっただろうに。
大事なものを得て初めて、
それを失う可能性があることに気づき恐怖を抱く。

真面目にシンナーやり続け、骨も残らない子供が哀しい。

by HPY


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