寝不足。絵本。夜の仕事。 2001年06月20日(水)
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眠い。わたしゃ何やってるんだろう。
連日深夜3時すぎまで起きている。起きているだけで何もしていない。パソコンいじったりしている。あぁ、違った。半分は仕事していたんだっけ。今、少しだけど会社から仕事をもらって在宅作業をしている。そうやって定期収入がないと、今度は保育園がやばいからなぁ。この辺も早くなんとかしたい課題の一つ。
いつも通り夜9時すぎにデータが来る。深夜1時までには作業終了させないと間に合わない。同報配信リスト編集と発行作業だ。
作業自体はたいしたことなく、うまくいけば1時間くらいで終わるのだけれど、昨夜はデータが3つあって、ちとやっかいだった。データがかぶっているのだが、サーバーは同一メールアドレスしか認めなくて、後ははじかれちゃう。だから分類分けが必要なのだ。契約の仕方がおかしくて、一回ごとに更のデータを貰うため、一回ごとに分類しなおさなくてはならない。時間、金、労力の無駄だなぁ、と思ったりする。まぁ、作業分きっちり貰えるから私のような末端は別にいいけど。ランニングコスト高くつくでしょ。最初の設計図は大事だよね。
私は数学が弱くて、AとBにあってCにはないデータをカテゴリー分け……、むあ?計算合わないじゃん。最初の仮定がおかしかったらしい。10件少ない。
10件くらいメール届かなくてもまいっか。にぎりつぶそうかな。ばれっこないしー。眠いし。睡魔の向こうから恐ろしい誘惑。全く恐ろしい誘惑だ!!
仕事はきっちりやらねば!!
再び気合いを入れ直すのだがその傍から船こぎ。珈琲じゃ寝ちゃうので、いきなりポテチを食べたりして。食ってるときは寝ないだろう。そんなとき友人から電話が来た。内容はいつものような愚痴。眠いのに。でも弱っているそいつを更にいぢめてたら目が覚めた。それはそれでいつものこと。目が覚めたのでちょっと感謝。夜型生活に拍車がかかる。朝はエラーログとって。そして今日も眠い。
眠いと生活も荒れる。人と話するのも億劫。洗濯はしても茶椀は放ってある。チビは可愛いんだけれど、遅い遊び食べにいらつく。絵はもっとも面倒くさい部類に入るのか、全くやる気がおきない。展覧会が近いのに。眠くてぼー。
ちょっと寝よかな……。
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昨日午前中は保育園の父母会広報を仕上げ、公民館で輪転機回して印刷。自分ではなかなか良いぞ、と思ったけれど、反面、パソコンでちらしっぽく仕上げるより、素人デザインで手書きの方が暖かみがあって良かったかなぁと思う。
どんなに立派な物ができても、親しみがある従来のデザインの方が良いのかも。ちょっと一人突っ走っちゃったかな。ま、園長先生と会長さんは綺麗だと褒めてくれたし、配布係に渡しちゃったから今回はいいや。
それで、夕方は保護者会。眠い身にはひたすら長かった。
新しい園長先生が、絵本を2冊も読んでくれる。絵本を読むのは楽しい事ですよね、と言っていた。でも、子供にとっては絵本を読むという行為ではなく、大人とのスキンシップ、が好きなんだそうだ。
子供にとっての特別な存在はなぜいつもママなのだろう?
単に一緒にいる時間が長いからだと思ってた。何日かパパでもばばでも一緒にいる時間が長いと、うちのチビはベタベターっとなついて、挙げ句の果てには「ママあっち行って」とか言われちゃうし。
でも、話を聞くと、やっぱり特別な存在らしい。
生まれる前からお腹の中でお母さんの声を聞いているので、今でも一番安心して心地よい快楽を感じるのが、「お母さんの声」なんだそうだ。「快感」とまで言われちゃ、たまげるやら納得するやら。その「お母さんの声」をゆっくり聞けるのが、絵本でありお話。テレビのように一方的に流れていくのではなくて、見たい画面ではいつまでも眺めている。順番通りではなく、好きなページから見たいときに見ることができる。それが子供のペース。世間のスピードに流されずにマイペースで生きるコツは、実はこういうところからも得ていたりして。
絵本、あなどりがたし。
ちなみに紹介された本は、エリック・カールの「腹ぺこあおむし」。これは以前、制作風景をテレビで見たことがある。子供に自由に紙に色を塗らせ、ちぎったりして絵を描く方法を教えていて、子供はその自由度に驚いている。
もう一つは「大きなかぶ」。今手元のないので確認できないが、彫刻家の佐藤忠良の絵だったと思う。めちゃくちゃごつくて、立体感と重量感のあるロシア人一家。彫刻家の描く挿し絵。
何十年も読まれている絵本の名作、と言っていた。
有名な彫刻家が若い頃に描いたもの、ということなんて、恐らく誰も知らない。保育士と子供にとってはどうでもいいことだろう。でも私は、意識として一般の生活から分離していきがちなアートが、生活に戻ってきたと感じるのが嬉しい。難しいことなど何もなくて、力強い絵が自然に、幼い人生の一部となっていくというシチュエーションに、しびれている。
by HPY
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