時に、行動が自然にとまり、 何をするわけでもなく、ただただ、ただただ 心の内側の声に耳を傾けていたりします。
特に、コオロギが鳴かなくなった後の秋の夜には そういうことがよくあるのです。
何を為すわけでもなく、何かを読んだり聴いたりすることすらなく、 何かのプロセスが内側で起こり続けていくのです。
それが、いったいどこに続いているのか。 わたしには、わからないことです。 それが、どこからやってくるのか。 それもまた、わからないことです。
書き綴られる言葉が、もしもあなたの心にとどくなら。 たとえたった一語でも、あなたの心のどこかに響くなら。
私は天と地の間で安らぐことができるでしょう。
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