Espressoを飲みながら

2003年10月22日(水) 秋の風

 風が涼しく通り抜けていく。
あたかもオーラの中から記憶を取り去って
どこか遠くへ連れていこうとするかのように。

 多分に、ここは騒々しい世界。
山は荒れ狂えど神々しく、
俗人は黙っていてもノイズの固まり。

 風がどこから来てるのか、どんな遠いところから
風は吹いて来ているのか、思いを寄せたことはありますか?
もしも向かい風の中をずーっとずーっと走っていったら、
いつかは風の源にいたることができるのかどうか、
風にたずねたことはありますか?

 あなたは故郷をどこかで知っていて、
けれども故郷がどこにあるかは忘れてしまったのです。
だから、あらゆる場所を彷徨っても心に寂しさが残るのです。

 もし知ることと感じることに価値があるとすれば、
それは・・・


 < 過去  INDEX  未来 >


空遊 [MAIL]

My追加