題名というものは微妙な力を持っているもので、 こんな題名-チョコパンとエスプレッソ-にすると自然と カフェ系の話題で日記を書き続けてしまったりする。
今日の昼食はオープンカフェで食べたインドネシア風ベ ジタブル、ココナッツミルクの甘さで和らげられたピリ 辛い感じが、梅雨でほんの少し重くなっている身体感覚 を目覚めさせてくれる感じ。豆腐が味付け上手なのでチ キンみたいな感じ。量も多すぎず少なすぎず600円とい うコストパフォーマンスはなかなかのもの。
と、上のような感じ(実際今日はそうだったんだけど) で書いてたり。
カフェというのはそれ自身ではほとんど意味を持たない 、ただ何か飲めたり食べたり歩き疲れた時に休めたりす る程度。それが意味を持ち得るのは単に私達がそこで恋 人や友人と会話したり、読書したり、考えごとをしたり 瞑想してたりして、知らぬうちにそのフィーリングがカ フェという言葉に結びつくからである。
だからカフェが一軒あったら、登記上はもちろん一軒だ が、実際には来てるお客さんの数と同じだけカフェが存 在する。
空遊にとって、カフェとはくつろいで自動的想像力に思 考をまかせるための場所のようだ。もちろん何も考えな いでカフェインに浸ったり、遠くのまだ知らない土地の 写真がたくさん載っている雑誌を読んだりするのも好き だ。メールを打つのもカフェからだと文体がくつろいで くる。
だから大事なのはくつろいで心の手綱を緩めていられる ということで、カフェであることではない。
自宅にいるのが一番心地よい日もある。
時には神戸から東京までうとうとと長距離バスに揺られ ていたり、ヨーロッパまで寝て起きてを繰り返してもま だ道の途中である飛行機の中とか、そんな空間に安らぎ を感じたりもする。
こうやってiMacの前に座って思うがままに日記を書いて いられる時間もまた僕にとってリッチで優雅な時間だ。
たまに30分でも1時間でも時間が空いたら、日々の生 活のすぐ近くに心地よくくつろげる場所があるかも知れ ないから、そんなところ探しに行ってみようよ。
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