フォーリアの日記
目次過去の日記未来の日記


2005年12月02日(金) 合唱コンサート

友人の出身大学の合唱団のコーラスを聞いてきました。
場所は目黒パーシモンホール

仕事を5時にさっさと切り上げて、すぐにホールに向かいましたが
6時半開演なのでちょっと忙しい。
文京シビックホールなら近かったなあ。(とれなかったのでしょう)

パーシモンホール、何度も行っているので道順もわかるし
広い敷地内で建物の入り口がどこかもすぐにわかるのですが
実は観客として入ったのは初めてで、
ホールの入り口で受付を通る時、こういうところを通ったことはないと思いました。
自分が出演者の時は楽屋側から入っています。

演奏は、まあ良かったのではないでしょうか。
欲を言えばきりがないのですが、
残された課題は1年2年の期間ではどうにもならない場合が多いことなので、
アマチュアの合唱団としてはこれでいいのだと思います。

例年、第1ステージにモーツアルトなどやって
第4ステージに黒人霊歌を歌うのはどうかと思っていました。(それは今でも思いますが)
せっかくのモーツアルトの感動の余韻を消されてしまうからです。
しかし今年は、初めて黒人霊歌に感動させてもらいました。
特に最後から2番目のアフリカ風のリズムを色濃く残した曲がよかったのです。
あのテンポ感、盛り上がりの自然さ。
団員もよく歌っていましたが、今年の学生指揮者はかなり秀逸なのだと思いました。

もちろん私には黒人霊歌の精神などはわかりません。
この団がなぜ黒人霊歌を歌いつづけているのかもわかりません。
でも、少なくとも音楽としての感動を与えてくれました。

黒人霊歌に関してはこじんまりとまとまりすぎという意見も聞きましたが
私はそうは思いません。
声も出ないのに流れに関係なく急に盛り上げる無駄なクレッシェンド、無駄なフォルテは
ただ汚いだけで、何の音楽も生み出しません。
もっとスケールの大きなものにしたければ、発声法から改めなくてはなりません。
フォルテを出しても割れない音を出せる発声、つかえずに開放できる発声、
高音になればなるほど解き放たれていく発声ができなければなりません。
それができないのだから、あれが限度なのです。


フォーリア |HomePage