NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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■ そのゴジゥキゥ。 ■

タカナシの焼プリンにハマってマス。


ハイ。観音デス☆


その日の午後。
社員達が慌ててアタイを呼びに来た。
「スゴイコトになってるよ。」
Kサンが家に帰ったのは、
オエライサン達が家宅捜査を行う為だった。
Kサンの部屋からは、
タグが付いたままのブランド品が多数見つかったという。


総額300万。
思わず耳を疑いたくなった。
同じ商品が何個もあったという話を聞いて、
臨時収入が入ったと話すKサンを思い出した。
盗んだ商品をドコかで売り捌いていたのかもしれない。
インターネットが普及してる時代だったなら、
オークションででもガッポリ儲けられたコトだろう。


「ソレ全部盗品?」
「だろうね。買ったらタグ外すでしょ。」
「タグは付いてないケド盗品っぽいモノもイッパイあったって。」
「疑いすぎじゃない?何で分かるの、そんなの。」
「Kサンの言い訳がねぇ…。」
「笑えるんだよ、コレがまた。」
Kサンがその場しのぎで吐いた言い訳は、
有り得ねェヨ、とツッコみたくなるようなモノばかりだった。


店長が話をしにアタイのトコへ来た。
「参っちゃったよー。聞いた?」
「エェ。店長も行ったんですよね?」
「観音チャン、Kサンの家に遊びに行ったコトある?」
「いえ。1度もないですけど。」
「そうだよねぇ。アレじゃ誰も呼べないよ。」
「そんなに分かりやすく置いてあったんですか?」
「いや、そうじゃなくて…。」


部屋の中は酷い荒れようで、
まるで強盗でも入った後じゃないかと思うほどだったと、
店長は苦笑しながらも詳しく教えてくれた。
アレは女の部屋じゃないね、と彼は言ったが、
女の部屋が片付いてると必ずしも決まってるワケではなかろう。
男よりも小物が多い分、散らかりやすいと思うんだが。
自慢じゃないが、アタイだって脱いだ服の1枚や2枚転がってる。
サスガに下着までは転がってナイが。(-_-;)
店長の話を聞きながら自分の部屋を思い浮かべ、
家に帰ったら早速掃除をしようと心に決めたアタイだった。


休憩時間はKサンの話題で持ちきりだった。
その日の休憩は店長も一緒で、
店長はKサンの部屋の様子や言い訳を皆に暴露して笑っていた。
中でもしつこく語られたのが、
彼女の部屋にあったタグホイヤーの話。
「コレも店から盗ったの?」
「違います。」
「なんでアナタが男物の時計を持ってるの?」
「貰ったんです。」
「誰に?」
「知らないヒトです。」
「知らないヒトがくれるようなモノじゃないでしょ?」
「朝起きたら枕元に置いてあったんです。」
「ゑ?ソレどういうコト?」


店長の話をまとめると、
2人の間にこんな会話が成立していたと思われる。
時計をくれた太っ腹な人物は、
Kサンが目を覚ました時には消え失せていたという。
一夜の思い出の品ってヤツですか。
…有り得ねェ。( ̄Д ̄;)
誰もがそう思った。口にも出していた。
しかしその話を聞いた直後から、
Kサンは盗みの他に売りもやってたと噂されるようになった。
名前の代わりに『あの売女がさー』と呼ばれているのだ。


数日経ってもKサンの話題は耐えなかった。
止める人間の居ない噂話は、
盗みとは関係ない方向に進み始めた。
…つづく。
2003年10月31日(金)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。