NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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■ そのゴジゥハチ。 ■

野球選手は早婚デスねぃ…。[壁]-T)ダー。


ハイ。観音デス☆


仲良くなればなるほどに、
相手のイイ面もイヤな面も良く見える。
ふとした拍子に悪口も出るだろう。
だがしかし、リメンバージュニアハイスクール。(何)
あの時、味わった衝撃は未だに忘れない。
気に入らないなら仲良くしなきゃイイじゃないか。
腰巾着のようにヒトにまとわり付く人間は信用できん。
が、Kサンとはそういう仲ではなかったハズ。
誰かに文句を言うほど気に入らないなら、
何で直接言ってくれなかったのだろうか。
答えは簡単。
理不尽だからだ。


Kサンの悪口は、イジメッコ社員と職場のグチから始まる。
そして最終的に辿り着いたのが。
"観音チャンは話を真面目に聞いてくれない友達甲斐のナイヒト"
聞いてたよ。聞いてたとも。
だけども人間には限界ってモンがあるんだよ。
話を聞き流していたアタイにも問題はあったが、
毎日同じグチを延々と聞かされるコッチの身にもなってクレ。
少しでも上手くやっていこうと努力してるならともかく、
グチを垂れ流して現状維持してるダケの人間の話を、
いつまでも聞いてられるワケがナイじゃないか。
何で聞き流されてるのか、まず考えるべきだろう。
コレはアタイ個人の考えだけども。


そんなグチが出てきた頃にアタイからの忠告。
そりゃ文句も言いたくなるわな。
社員達からKサンの言い回しを聞いたアタイは、
イジメッコ改めイジメラレッコ社員に同情した。
こうやって話は捻じ曲げられていくものなのだな、と。
言い訳は好きじゃナイが、
こうも暴走されたら真実を伝えたくなる。
沈黙は金などとキレイゴトを言ってる場合じゃナイ。
信じる信じないは相手の勝手だが、
言い訳と事実を告げるコトは全くの別物だと、
この時から思うようになった気がする。


数日後。
Kサンからメールが来た。
『明日、本社に呼ばれてるから帰りに迎えに来て。』
自分のしたコトが知られてないと思っていたんだろうか。
それともソレを承知で頼んでいるんだろうか。
なんだか泣けてくる。
上と仲のイイ情報通の社員に聞けば、
Kサンから名前が挙がった人間の事情聴取が全て終わったので、
最終的な処分が下されるのではないかという話だった。
罠だから行くな、と止められた。
自分から関係者ですと言ってるようなモノだと、
母チャンにも言われた覚えがある。
でも、放っておけなかった。
試されてるような気がした。


『1時間もすれば帰れると思うから。』
時間を見計らい、買い物に行くと嘘を吐いて家を出た。
もしコレで捕まっても仕方ないな、くらいに思ってた。
到着メールを送って本社の近くにある駐車場で待ったが、
いくら待ってもKサンは出てこない。
3時間位経ってから再度メールを入れたが返事はなかった。
それから1時間くらいしてだろうか。
『今、家に向かってる。』
どうやって帰ったのか、無事なのか、どうなったのか。
立て続けにメールを送ってみたけれど、
Kサンからのメールは返って来なかった。
アタイ達の報告を聞いて裏切られたと思ってるのかもしれない。
それでも無事に帰っていると聞いたアタイは家に帰るコトにした。
夜になってKサンにメールを打ったが、
あのメールを最後に、Kサンからの連絡は途絶えた。


その翌日。
出勤してすぐ、社員に捕まった。
「昨日どうした?」
「迎えに行ったけど会えなかった。」
「やっぱり行ったのね。」
「もしかしたら捕まってたの私かもしれんやんか。
他人事だと思えんでしょう。」

「観音チャンが捕まってたら私に迎えに来いって言う?」
「分からん。でも1人は心細かったと思う。」
同じコトをして何で自分だけがこんな目に遭うんだと、
もし捕まってたら思ったかもしれない。
おまけに他のメンバーから自分は切り離されたのだから。
見捨てられたと思うかもしれない。
そんな覚悟はとうにしてなきゃいけないとも思うが。


「私だったら言わない。
言うなら巻き添えにしたいヒトにするよ。」

「それもどうかと思うけど…。」
「あのコ、私達のコト売ったんだよ?
言っとくけど、観音チャンが捕まってたとして、
同じコトあのコに頼んでも絶対来なかったと思うよ。」

「そうかもしんないね。でもソレは本人の自由だし。」
「そんなんだから利用されるんでしょ!?」
本気で怒ってたと思う。
でももしアタイがKサンの話をちゃんと聞いていれば、
アタイ達の名前を出すコトはなかったかもしれない。
先に彼女の気持ちを裏切ったのはアタイだ。
でも否定されるのが怖くて口にするコトができなかった。
Kサンを信じていたかった。
…つづく。
2003年10月30日(木)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。