徹夜が堪えるお年頃。
ハイ。観音デス☆
お偉いサンとご対面。 ココまでくると腹も据わってしまうらしい。 「観音チャンは最近買い物したよね?」 もっとストレートに聞けばよかろうに。 そんなに言いにくいならアタイから言ってやる。(←攻撃的) 「疑われてるみたいですね。」 「そういうワケじゃないんだけど…」 じゃあどんなワケだと言うんだ。 「クレジットの控えを探して下さい。 現金ではないですが、確かに買いましたので。」 値段が違うので問題はあるが。
「彼女と一番仲が良かったそうですね。 今回の件は何も知らなかったんですか?」 「エエ、全く。」 「アナタに協力してもらってたと言ってたけど…。」 「ハァ!?」( ̄Д ̄;)←ホントにこんな顔をしたと思われる。 「本当に知らない?」 「あの…詳しく教えて頂けますか?」 「観音チャン、素直に認めた方が…」 「何を?意味が分からないから聞かせて欲しいと言ってるんです。」 店からブツを運び出す手伝いを、 アタイがしていたとKサンは話したそうだ。 そしてKサンの手口も詳しく聞かされた。
話を聞いた直後。 マジで泣きそうだった。 思い当たるフシがある。 が、認めるワケにはいかない。 知らぬ存ぜぬでその場を切り抜け、 確かに金を払ったという証拠が見つかり、 例のオジサンが助っ人に現れたオカゲで、 アタイはアッサリ解放された。 疑ってゴメンね、と店長に謝られたが、 今はソレドコロじゃナイんだ。 『気にしないで下さい。疑われる自分にも問題がありますから。』 と、百点満点な優等生(何)の答えを残し、 アタイは集まっている社員達の元へ急いだ。
「大丈夫だった?」 「ウン、貧乏もたまには役に立つみたいだ。」 キャッシュで払っていた日にゃ、 疑いは晴れなかったコトだろう。 「それよか大変なコトになってました。」 「観音チャンがグルだったって話?」 「聞いたの!?」 「まあ、ソレがあったから確認したワケだし。」 「あのさ、すんげェ怒られるかもしんないんすけど。」 「…マサカ?」 「…かもしんない。」
主にKサンと仕事帰りに遊びに行く日。 先にあがったアタイが店内をフラフラしていると、 事務所に持って行くのが面倒だからと言われ、 Kサンが買い物した荷物を車まで運んだコトがあった。 しかも1度や2度の話ではナイ。 話の流れからして、アレは買い物した荷物ではなく、 ガメた荷物だったのだろう。 「どうしましょう…。」( ̄ェ ̄;) 「知らなかったんだよね?マジで。」(-д-;(-_-;(-_-;(-∀-; 「そりゃ知ってたら運ばないでしょ。 見つかったら捕まるの私じゃん。」(T∇T) 「だよね。ソコまでバカじゃないよね。」 「ってバカ呼ばわり?」(・・、)
「オマヌケサンではあるよな。」 「何買ったの?とか聞かないの?」 「あームリムリ。観音チャンは絶対そういうコトしないね。」 「絶対ってコトはナイケド…他人の買い物に興味はナイ。」 「観音チャンの場合、他人のコトに興味がナイって感じ。」 「いや、聞けないダケで聞かないワケじゃないんだよ。」 「聞くでしょ、フツー。人付き合いの基本でしょ。」 「自分に興味のナイモノを答えられても、 どう反応していいか分からんし。」
自分から話を振っておいて、 リアクションが薄いのも失礼じゃないかと思うんだ。 期待通りの反応ができる自信がナイと言うべきか。 いつからこんなコトを考えるようになったんだか、 未だにその性格は直っていない。 そういうトコが好きだと言ってくれたヒトのオカゲで、 あまり気にしないようにはなったんだが。 「要するに、そういう観音チャンの性格知ってて利用したんだよね。」 「仲良かったんじゃないの?」 「実は嫌われてたりして…。」 ヤメテクレ。 ただでさえ泣きそうなんだから追い討ちをかけるな。
「俺、観音チャンの悪口を聞かされたコトがある。」 「あ、実は私も。」 言わないでェェェッ!<(T◇T)>うわぁああああ! …つづく。
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2003年10月28日(火) |
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