NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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■ そのゴジゥロク。 ■

よっ。日本一☆( ̄(エ) ̄)v


ハイ。ウカレポンチ観音デス☆


Kサンが捕まったコトを知った社員が、
コッソリ盗み聞きをして得た情報だが、
店長の口から真っ先に出たのは、
「観音チャンの持ってるバッグはどうした?」
だそうだ。
貧乏人はブランド物を持っちゃいけないんだろうか。
ちょっとショックだ。
つーか、せめてアタイに聞いてくれよ。


「社員のコと2人でやり取りしてたので自分は関係ナイ。」
聞かれたKサンは、そう答えたそうだ。
名前を出された社員は、まさに盗み聞きしていた社員だったりする。
心臓を鷲掴みされる思いだっただろう。
こういう組織犯罪というものは、
捕まっても仲間を売ってはいかんと相場が決まってる。
「あんな小さいモンで捕まったDクンでさえ
何も言わずに辞めたのにあの女!腹が立つ!」

読んで字の如く、怒り狂っていた。
更にKサンは自分が知ってる限りの名前を出した。
Dクンというのは歯ブラシで捕まってクビになったコだが、
このKサンのオカゲでお笑い者から一転、ヒーローとなった。


連絡網がシッカリしていたのか、
次の日には関係者全員が事件を知っていたうえに、
対策もバッチリだった。
日頃からイザコザを起こしてる割に、
こういう時の団結力は凄まじい。
本部のお偉いサンがやって来て、
店長と共に名前の挙がった人間の事情聴取が始められた。
まずはレジ抜けをしていたと報告のあったバイトから。
彼女らは泣き落としにかかった。
『イヤだって言ったら苛められると思って。』
『断ったら文句を言われて。』
年上だったから強く言われたら断れなかったと。
そしてお咎めナシ。
率先してやってたクセによく言ったもんだと感心する。


順番待ちしてるコッチもツライ。
口裏合わせする為、社員達に呼び出されたアタイは、
共犯なのではないかと、まだ疑われたままだった。
「マジで知らなかったの?
あんなにいつも一緒にいたのに?」

「はぁ。てか良く考えてみてよね。
もし知ってたら、あのバッグもアンタから買わずに貰ってるよ?」

「ウチのバイヤーからも観音チャンの名前出てるんだよ。」
そのバイヤーの顔すら知らんのだが。
アタイってば有名人…。( - -) トオイメ。
「ちなみに何て?」
「Kサンと一緒になってSサンのコト苛めてたコだろ?
やりかねないよね、って。」



…モシモシ。
Sサンてイジメッコ社員のコトなんだけどもね。
どうやらKサンには虚言癖があったらしく、
彼女が苛められていたのは妄想だったようだ。
「私、苛めた覚えないんダケド…。」
「一緒にいるだけで同罪なんだよ。
それに観音チャン、あのコの友達取っちゃったし。」

「友達って取る取らないの問題じゃないだろ。
つーかアンタらはウソを承知で同調してたワケ?」

Sサンは女の魅力をフル活用していたヒトで、
男に媚を売る姿が気に入らない等と、常々文句を言われていた。
Kサンのイジメが今まで発覚しなかったのは、
フロアの違うアタイが現場を見る機会がなかったセイもあるが、
おおっぴらにSサンを苛める口実を作る為、
Kサンのウソ話に便乗したヒト達にも原因があった気がする。
バイヤーに名前を知られていたのも、
Sサンが相談する時にアタイの話もしたのだろう。
どうしてこうも話を大袈裟にするのか。
女ってマジでコワイ。


「今はそんなコト問題じゃないんだよ。
とにかく、Kサンから貰ったもの教えて。
私が巧く話を合わせるから。」

「だから貰ってないんだって。
頼んだコトあるけど安くしてもらえなかったもん。
だからアレだってアンタに回されたんじゃん。」

「ホントに単独でやってたんだね…。」
カマかけてたんか…。
この期に及んでまだ疑われてたんスね。(ガックリ)
そんなに何かやらかしそうな顔をしているのだろうか。
「あ、1つ思い出した。」
「何?」
「ピアスが欲しくて見てた時にね…」


ソレくらいだったら業者サンと仲イイから、
卸値で売ってもらえるかもしれないよ、と。
直接、業者サンから買ったコトがあった。
半値で2000円ホドだったか。
「そのお金は?」
「Kサンに渡した。」
「観音チャン、騙されたんだよっ!」
「…あ、やっぱし?」
「間違いなくKサンのポケットマネーになってるね。」
「貧乏人に容赦ナイよね。」(そういう問題でもナイ)
「もー!シッカリしてよねっ!」


そんなコト言ったって、
ウチでも業者サンから直接激安価格で買うコトあったし、
マサカ騙されてるなんて思わんから言われれば信じるやん。
幸か不幸か、そのオカゲでアタイの疑いはスッカリ晴れたのだった。
…つづく。
2003年10月27日(月)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。