NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
■ HP ■ ■ BBS ■ ■ 目次 ■  ■ メィル ■
※ 初めての方はHPの注意書きをご覧クダサイ。
■ そのゴジゥゴ。 ■

あと1勝…。(-∧-;)


ハイ。観音デス☆


アタイ達は毎日面白おかしく過ごしていた。
いつからか。
口を開けばグチしか言わない友達に苛つくようになった。
イジメッコ社員がイヤなのは分かるし、
元の部門に戻りたがってるのも分かる。
離れた部門にいたので疎外感を感じ始めたのだろう。
グチの〆は毎度決まっていた。
『どうせ私は独りぼっちだもん。』
彼女の話ダケを聞いていれば同情もできただろう。
が、友達と同じ部門にウチから異動したMサンがいた。
Mサンは皆と上手くやってるらしい。


アタイはMサンとも仲が良かったので、
Kサンの話をそれとなくしてみたコトがあった。
Mサンから聞いた話によれば、
Kサンが自分から進んで独りになってるように思える。
お互いに個人的感情が入ってないとも限らないので、
アタイは3人で1度話してみるコトにした。
その後だったか。
KサンはMサンの悪口を言い始めた。
「Mサンは要領がイイからね。
アッチにもコッチにもイイ顔できるんだよ。」



元々自分とも仲が良かったハズなのに、
イジメッコ社員に普通に接していたMサンが気に入らないようだった。
仲良しグループじゃナイんだから会社で派閥を作るなっちゅうの。
Kサンは以前コッチの部門にいた時、
新しく入った社員とモメたコトがある。
その社員はすぐに辞めてしまったが、
自分の気に入らないモノは排除したがる傾向があるコトは、
その時から薄々気付いていた。
オマケにコッチにもトバッチリがくる。
どうも個人的感情のみで動いているのはKサンだと感じたアタイは、
彼女のグチを流して聞くようになった。
元の部門に戻らせるように言ってよ、と言われたコトもあったが、
アタイにそんな力があるワケなかろう。


少しでも彼女の居心地が良くなるようにと、
Mサンを誘って3人で遊びに行くようになった。
基本的にMサンは優しいヒトなので協力してくれたが、
彼女にとっては逆効果だったかもしれない。
プライベートで仲良くしてるMサン。
でも会社での態度は今までと変わらない。
自分ダケの味方ではいてくれないのだ。
優しいがマイペースなMサンは、
誰かの為に誰かと衝突するなんて有り得ない。
ついでに公平な立場で物事を見極められるオトナだ。
期待する方が間違ってるだろう。
子供じゃナイんだから自分の間違いに早く気付いてクレ。
このままではアタイの精神衛生上にもよろしくないので、
思い切って忠告するコトにした。
ソレ以降、Kサンは職場の話を殆どしなくなった。


そしてある夜、事件は起きた。
休みを満喫していたアタイの携帯に社員から電話が入る。
「Kサンが捕まった!」
「ハ??」
「ウチの商品持って出るトコで捕まったって。」
レジを通らずに持ち帰ろうとしたらしい。
彼女が持ち込んでいた私物を、
不審に思ったMサンが開けてみたトコロ、
会計の済んでいない商品が入っていたという。
当然、ソレは上に報告された。
何度も同じコトを続けていたらしい彼女は、
その時からずっとマークされていた。


アタイは店の駐車場へ急いだ。
裏事情を知っている社員達が集まっている。
「観音チャン、知ってたの?」
「ハ?何を?」
「Kサンがこういうコトしてたの。」
「いや、初耳なんすケド…。」
マジで知らんのだ。
いくら仲がイイからってやめてほしい。
「何盗んだの?」
「8万のヴィ○ン。」
「ハァ!?」
「ホントに知らないんだね。」
「いや、つーかそんな金額のモン盗む度胸ありマセン。」
アタイは一点豪華主義ではナイので。(そういう問題じゃナイ)


「で、問題はその後なんだけどね。
Kサン、ウチらの名前出したよ。」

「ハァ!?」
「観音チャン、こないだバッグ買ったでしょ?」
アタイのローン地獄っぷりは有名だった為、
ブランド物のおニゥバッグをウキウキと持ち歩いていたアタイは、
店長から密かに怪しまれていたらしい。
酷いじゃないか。
…つづく。
2003年10月26日(日)


■ My追加 ■←エンピツ作家サマ専用お気に入り登録。



抗議などは受け付けません。 / 観音。