書けるうちに連続更新。
ハイ。観音デス☆
やめるように言っておくとは言ったモノの、 全てのヒトの口を塞ぐのは不可能だ。 どんなに言ったって聞かないヒトもいるのだし、 この噂がデマでなく事実ダケに、 噂してる人間も罪悪感が全くナイ。 その後も何度かオバサンに怒られたが、 怒るくらいなら店長と別れるか自ら行動を謹むか、 他にいくらでもするコトはあるだろうに。
そもそもアタイは不倫してる人間には関心がナイ。 こんなコトに関わって振り回されるのは、 平穏な生活を望んでいるアタイの意に反する。 刺激の少ない生活をしているセイなのか、 噂好きな人間ばかりで困る。 それでも皆仲がよく、しょっちゅう呑み会が行われていた。 表面上では仲良くしていながら、 裏で陰口を叩くのは若者や女ダケではナイのだな。
そんな時、ウチの相方(?)とモメたアタイは、 イジメッコの称号を受けた。 相方が全く関係ないオバサンに泣きついたのだ。 今まで散々オバサンの悪口言ってたクセに、 こういう時には利用するんだな。 頼りにされたと勘違いしたオバサンが早速報告したらしく、 アタイは店長に呼び出された。 作り話にもホドがある。 相方が自分を正当化するコだというのは分かっていたので、 呆れるばかりで怒る気にもならなかった。
が、相方の言うコトを真に受けた愛人の言うコトを、 更に真に受けた店長には腹が立ったので、 事実を並べ立て状況説明しておいた。 「あんな大人しいコを泣かすまでキツく言うコトないだろう。」 相方はアタイに言われっぱなしで泣きながら逃げたコトになっていた。 ああ、そうだった。 世の中、泣いた者勝ちなのだ。 平気な顔をしてる人間が強者だと一体誰が決めたのか。
今まで経験してきた色々なコトが頭を巡り、 このパターンがアタイに不利であるコトに気付く。 「私の前じゃふてぶてしい顔しながら散々言い返してきましたが? 自分が迷惑掛けてる自覚もないうえに嘘まで吐いて。 泣きたいのは私の方です。」 人生ハンムラビ法典の精神に則り、ヤられたコトはヤり返せ。 ココはひとつ泣き落としにかかった。 スケベな店長にはコレが1番効く。
あまりにも違う報告を受けた店長は、 ドッチを信じていいのか悩んでいるようだった。 ちなみにアタイはコレっぽっちも嘘は吐いてナイ。 「一緒に仕事してみれば分かりますよ。」 こうして店長まで巻き込む騒動となり、 ムキになったオバサンのおかげでアタイの著名度が上がった。 …地味に真面目に仕事をしていたいダケなのに。(ホントか?) 数日も一緒に働けば相方の化けの皮は剥がれてくる。 店長はいつの間にか率先して相方の悪口を言うようになり、 アタイのイジメッコ称号も外された。 自分が騙されたコトを知ったオバサンも味方につけば、 アタイに怖いモノなんてナッシング。 2度とアタイを嵌めようなどと考えないコトだな。
漸く落ち着いたと思えば、一難去ってまた一難。 今後は残業が認められないという。 残業しなければ間違いなくアタイの仕事は終わらない。 ので、店長に直談判しに行った。 どうしてもするなと言うならレジには入れない。 若しくは発注できるヒトを入れてほしいと。 結果。 特別にウチの部門ダケ残業が認められるコトになった。 残業を避ける為に混雑時や人手不足以外のレジ作業も免除。 売り上げ様様である。
が、他の部門の人間が黙ってるハズもナイ。 他の人間よりは仕事が早いと自負していたアタイは、 何を言われても気にしないコトにした。 社員でもナイのにサービス残業なんてイヤすぎる。 遠く離れた部門の人間ではナイ限り、 アタイの仕事量がハンパでなく多いコトは知れ渡っている。 それに、アタイの半分以下しか仕事のナイ相方の方が、 アタイよりも残業時間が多かった。 アタイに文句を言う前にコイツをどうにかしてクレ。 どうして矢面に立たされるのはアタイなのだろう。
ココまでの段階で、 どうやら目立たないように生きるのはムリだと悟ったアタイは、 せめて後ろ指を差されないように生きるコトにした。 間違ったコトさえしていなければ、 遅かれ早かれいつかは分かってもらえるハズなのだ。 ソレをじっくり待てばイイ。 アタイの精神が頑丈なのは、こういう経験のオカゲなのだろう。 ヒトによっては図々しいダケだと言われそうだが。 …つづく。
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2003年10月25日(土) |
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