鼻汁が止まらんデス。
ハイ。花粉症真っ只中観音デス☆
社長から詳細を聞かされず店に現れたマネージャーは、 アタイの顔を見るなり、 先ほどの社長と同じアホ面を見せてくれた。 社長と違うのは、言葉に出してくれたトコだろう。 「アラどうしたの?忘れ物?」 ちょとムカついたので。 「そんなトコです。ねぇ、社長?」 マネージャーの登場で安心しきってる社長に振ってみた。 「え!?あっ、そうだね。」 そうだね、じゃねェだろ。 オマエの口から詳しく話さんかぃ。
「どういうコトなの?」 「あの、だからね…」 このヒトにはムリだろうな…。(-_-;) 「私はクビになったのか確認に来ました。 勘違いして無断欠勤なんて言われても困るので。」 イケシャアシャアとまあよく言ったもんで。 みるみるうちにマネージャーの顔色が変わっていく。 「何を言ってるの?」 「理解できませんか?コレ以上簡単に言うのはムリですが。」 「アナタが社長の言うコトを聞かなかったんでしょう?」 「そんな覚えはありません。」
「ウチのサービスに不満があったんでしょ? だったらアナタに店長の資格はありません。」 「今更そんな細かいコト聞きたいワケじゃないんです。 要するにクビなんですね?」 「悪いのはアナタじゃないの。 ウチには何も問題はないわよ。」 「悪いのがドッチなんて話はしてませんよ。 クビかどうかダケ言って頂ければ帰ります。」 「アナタが悪いんだから自分から辞めるのが当然でしょ!」
「だったら細かいコト話しましょうか。 私が社長にサービス改善についての提案したのは、 お客様の苦情やスタッフからの話を聞いたうえでの相談です。 客の不満を知ったら上に相談するのは普通でしょう。 サービス廃止に賛成か否かの質問は、 サービスを続ける意思確認とは全く別モノだと思いますが。 私、何か間違ってますか?社長。」(ぉぃ) だって社長に話した方が手っ取り早いと思ったんですもの。 「うん、言われてみればまあそうだよね。」(←期待通り) 黙ってなさいとマネージャーに一喝されて退散したが。
このサービスを絶対に続けるコトは以前から話してあった。 ソレに意見するコトは社長の方針に従わないというコトだから、 この処分に関しては店には何の落ち度もナイ。 と言いたいのだろうが、 とにかくクビという言葉を避けながら話すので回りくどい。 「だから私が聞きたいのは一言だけです。 言いたくないならハイかイイエで答えてクダサイ。 私は一昨日付けでクビというコトでイイんですね?」 「だからクビとはチョット違う…」 「クビですよね?」 「…エェ。」(ガックリ) …勝ったゼィ。(疲)
「んじゃ、一筆書いて頂けると大助かりなんですが。」 「何する気!?」 「クビになったと辞表を出したじゃエライ違いなんで。」 「そんなモノ書かないわよっ!図々しいったら!」 「念の為なので深く考えないでクダサイ。」 「書かないって言ってるじゃない。 前々から思ってたけど、アナタ図太いにもホドがあるわよ?」 「あー、ソレなら聞いてますよ。 どんなに怒ってもシレッとした顔してて可愛げがナイとか。 怒るって言うより苛めてたの間違いだと思いますが。」 「…全く、どんな育てられ方したんだか。」
カチーン。(-_-メ;)
「顔に出さなきゃ傷ついてないとでも思ってんですか。 アンタみたいなヒトの前ではそんな顔絶対に見せてあげませんよ。 アンタを喜ばすようなコトなんてしたくありませんから。」 「もう2度と来ないでちょうだい!」 「言われなくても来ません。」 がしかし、最後の最後までクビだと口に出さなかったオバサンに、 何かショックを与えないと気が済まん。 それじゃあスタッフに最後のお仕事。 各部屋に貼ってあったアタイの書いたポスターを全て剥がし、 アタイのトコまで持ってきてもらい。 マネージャーの目の前でビリビリとひっ裁き、 仕上げはフロントに飾ってあった特大看板。(自主制作) 役職社員の似顔絵が描かれていたモノ。
「コレは職場で描いたモノですが必要ないですよね。」 一応確認するフリをしながら返事も聞かず、 片膝を上げてバキッと真っ二つ。 「器物破損で訴えるわよ!!」 「処分する手間を省いたダケです。 ソレともアナタの陰湿な苛めも訴えてイイですか? コレは私が描いたモノですし、 今ココにいるスタッフが見てないと言えばソレまでダケド、 アナタの苛めは散々続いていたし、 スタッフも証言してくれると思われますが。 ついでに言うならイトコが弁護士やってますんで、 そうと決まれば話は早いですよ。」 「散々世話になっといてそういう態度取るの!?」 「調子に乗って苛めてた自分を恨んでクダサイ。 じゃあ私も労働基準監督署に行ってきます。」 「なんですってェェッ!話が違うじゃない!」
そんな話してねェよ。 というワケで、叫んでいるマネージャを残し、 アタイはこの店を去った。 …つづく。
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2003年10月13日(月) |
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