あの勝手にしやがれは…。(何)
ハイ。観音デス☆
予想外の展開にオロオロするアタイ。 「え〜?ホントですか?」 グロンサン男2号は疑わしげにアタイを見た。 「…そういえば、そうだったっけ?」 「忘れてんなよ。昨日電話で約束しただろ。」 アタイが大沢クン(仮)と電話番号を交換しているハズはナイ。 助け舟を出してくれてるんだわ。(←他にナイだろ) 動転しすぎて気付かなかった。 ありがとう大沢クン(仮)。カッコよすぎ。(ウットリ)
「…というワケなんでゴメンナサイ。」 「じゃあまた別の機会に誘います。」 「いや、ソレは…。」 そんな機会はあってほしくナイゾ。 しかしハッキリ言えない小心者。 「なんだ観音チャン、大沢クン(仮)と付き合ってたのか〜?」 ナイスツッコミだよ、常連サン! 「バレちゃいましたね、スミマセン。」 「アハハハハハ〜。」(←もう何が何やら) 「そういうワケで、コレ以上誘うのは勘弁して下さいね。」
助けてもらっといてこう言うのもなんだが。 なんつうか…。 妙に慣れてる感じでちょっとイヤだなぁ。(-_-;)←ワガママ。 「ニィチャン、諦めなよ〜。」 笑顔を作りながらも目が笑ってナイ常連サン。 「…また来ますね。」 ビール1本で酔ったのか。 目の据わったグロンサン男2号ようやく退出。 …つ、疲れたゼィ。(-∀-;)
ちなみに、常連サンも大沢クン(仮)に合わせていたダケで、 ホントに付き合ってるとは思っていなかったらしい。 「ちょっと危なそうだったもんね。 帰りも気をつけた方がいいよ。」 そう言って帰って行った。 そしてその日の帰り。 「観音サン、家まで送りますよ。」 AB女が休みでヨカッタ。(ノT∀T)ノバンザーイ☆
大沢クン(仮)は車で通勤している。 が、従業員用駐車場よりもウチのが近いうえ、 方向も逆だったりするので、 送ってもらうのは心苦しい。 コレがサブ店長あたりだったら、 遠慮なく送ってもらっていたコトだろう。 乙女心ってモンデス。(何) ネオン街に住んでるコトを知られたくなかったって話もあるが。 しかし結局送ってもらうコトになった。
大通りから家に続く一本道に入ろうとしたその時。 「そのまま家に向かうワケじゃないですよね?」 「へ?ココまっすぐ行けば家ダケド…」 「ドコで見てるか分からないですよ?」 「誰が…?」 「あのヒト。俺の車で送ってきますから。」 …そんな遠回りな。( ̄ェ ̄;)←この期に及んでもメンドクサガリ。 「ついでに話もあるし、ね?」(ニッコリ) 「うん…?」 話って何だ? しかしイイ男の笑顔は最強だ。 アタイは大沢クン(仮)の後ろを、 乙女のように恥じらいながらノコノコと付いて行った。
車に乗り込むと、大沢クン(仮)は、 道も聞かずに好きな方向へ走り出した。 「あの…ドコへ?」 「ついでだからドライブがてらドコか行きませんか?」 行きませんかって…。 聞いてるワリにゃ既に家とはかけ離れた方向へ走ってるような。 マトモに話したのはこの時が初めてだった。 まぁイイか。 コレをキッカケに親睦を深めよう。
そんな軽い気持ちで付いて行ったが、 まあある意味、親睦は深まったような気もする。 ソレ以前に後悔した覚えもあるんだが。 …つづく。
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2003年10月07日(火) |
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