NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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※ 初めての方はHPの注意書きをご覧クダサイ。
■ そのサンジゥゴ。 ■

給料日前日は財布の紐が緩みマス。


ハイ。観音デス☆


「どうも、こんちわ。」(ニッコリ)
「何してるの?」
「これから仕事です。」
「今ドコで働いてるの?」
そんなんアンタに言う筋合いナイだろ。
早くこの場を逃れようと、淡々と答えるアタイと、
途切れそうな会話をムリヤリ明るく続けようとするAB店長。
言うまで離さないつもりだな、と観念したアタイは、
自分が今ドコで何をしてるか話した。
さあ、その手を離してもらおうか。


「へぇ…店長になったんだ。」
「ええ。おかげさまで。」(←何が?)
「観音チャンがイキナリ辞めちゃったからビックリしたんだよ。」
誰のセイだ、誰の。( -_-)
「そうですか。ソレはスミマセンでした。」(←ナゼ謝る)
「どうして辞めちゃったの?」
………言ってイイのか?
そのコの前で。
「どういうワケか社長に難クセつけられまして。
何言ってもムダっぽかったので辞めました。」

微妙にぼかしながらもトゲトゲしく話してみたが、
AB店長には全く効果がナイ。


ソレどころか。
「社長が観音チャンを辞めさせるって言ってたから、
私の店に呼んだんだよ。社長、言ってなかった?」

言ってたとも。
キサマがアタイの悪い噂を流していたとな。
「ええ、そんな話もありましたね。」
「なのに辞めちゃうんだもんねー。
私、観音チャンに辞めてほしくなかったから呼んだんだよ。」

シラジラシイにもホドがあるってなもんで。
そのコに自分は優しい人間だとアピールしてるつもりか。
ヤサグレたアタイにはそういう風にしか見えなかった。
それとも、社長がアタイに全部話したコトを知らないんだろうか。


「それはありがとうございます。
でもABサンの店に私のコトを良く思ってない人間がいたようで。
私としては辞めて正解だったかな、と思ってます。」

「…そうなんだ。誰か分かってるの?」
キサマだよ。
本気で気付いてないのか、しらばっくれてるのか。
ソレともアタイが他人の前で暴露する人間だと思ってないのか。
だとしたら甘い。
ヴェリィスウィートだぜよ。
「社長に私の噂を吹き込んだのもそのヒトらしいです。」
さあ、アタイの口から全て話す前にゲロっちまいな。
「酷いコトするねぇ。私も社長が勘違いしてるみたいだから言ったのよ。
観音チャンはそんなヒトじゃないですって。」



………ほぉ。面白いじゃねェか。
だったらコッチもやり方ってモンがある。
「ホントに。そうまでしてヒトを蹴落とすなんて、
ヒトとしてどうかと思いますよね。醜いにもホドがある。

「…そうね。でも観音チャンにも誤解されるような所があったんじゃない?」
さっきと言ってるコトが違うじゃねェか。
「さあ、私は単なる逆恨みだと思ってますんで。
まあ、心当たりがナイワケではナイので…ね?」

「あー!そうそう。奥サンも心配してたから、
お店の方にも顔出してあげてね。それじゃ。」

一方的に話を打ち切り、
逃げるようにしてAB店長はシモベを連れ、去っていった。


そうね、奥サンにはもう一度会いたいわ。
アタイは休日に以前いた店へ行くコトにした。
イイタイミングで奥サンに会い、
挨拶をして近況報告を済ませると、奥サンはアタイに言った。
「店に戻って来る気はない?」
「え?」
「知ってると思うけど、今ウチ大変なのよ。」
3店舗も潰れて残りの店も売り上げが大幅に落ちてるらしいからな。
そりゃ大変だろう。
でも悪いが、給料が格段に違うんだ。


だけど住み慣れた場所というのは心地よいもので。
話を聞く気になってしまったアタイ。
「でも、あんな風に辞めちゃったし。
どうせ他のコが辞めたのも私のセイになってるでしょ?」

「アレは社長も悪かったのよ。
私の言うコトなんて全然聞きゃしないんだから。
でも今回のコトで反省したみたいだから。」

「そうなんですか?」
戻ってみようかな…と思い始めた瞬間。
「社長もね、
観音チャンが心を入れ替えたら戻ってきてもいい
って言ってるのよ。」



………う(´д`;)う`ー´)ノう`▲´)ノうわー!!(ノ`▲´)ノ ┫


入れ替えるホド余分に持っちゃいねェんだよ。
つーか、入れ替えるのはキサマの方だ。
奥サンに悪気がナイのは分かってる。
が、あくまでも高飛車な社長の言葉が我慢ならん。
「お断りします。」
コレ以降、アタイが奥サンと会うコトもなくなった。
…つづく。
2003年09月29日(月)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。