ついでなので連チャン更新。
ハイ。観音デス☆
AB店長とBチャンとA男以外に相手にされなくなったAチャンは、 体調不良の為、会社を休むようになった。 「他人の良心の痛めつけ方を良く心得てるな。」 「今の状況じゃ誰も彼女に同情しないと思うが。」 「1人いるじゃん。強力なヒトが。」 「おーおー。おかげさまでスッカリイジメッコ気分よ。」 「アイツにダメージ与えるのはムリかもな。 良心というモノが全くナイだろ。」 「Bチャンもああいうヒトだからねぇ。」
BチャンはAチャンの家へ毎日のように通っていた。 どうしても疑いきれないらしい。 そして、久しぶりに出勤してきたAチャンが、 アタイの店にやってきてこう言った。 「Bサンは私を選びました。」 アタイにダメージを与えようとしたのだろうか。 可愛いヤツよのぅ。(無傷だが) 職場ではBチャンと距離を置いて、 Aチャンを刺激しないようにしようという企みに気付いてナイ。 以前のようにヤキモキするコトもなく、 アタイ達はソレを見守っていた。
が、ある日。 Aチャンの家に行ったBチャンは、 A男が遊びに来てるコトを知ったのだ。 騙すならもっとうまくやってくれよ…。 みんなが1番避けたかった状況。 でも、Bチャンが1番望んでいた状況だった。 「自分の目で見れば納得するから。」 Aチャンが都合悪いと言った日に、 わざと彼女の家まで行ったんだと、Bチャンは言った。 だけど、その後もBチャンの態度は変わらなかった。
暫く経ってA男が就職活動の為にバイトを辞め、 その数週間後、またしてもAチャンは仕事を休みだした。 バイトを辞めたハズのA男が、 アタイのトコまでやって来た。 「Aチャンのコト苛めないであげてよ。 いい加減にしないと俺も観音サンのコト嫌いになるよ?」 『コイツは俺が好きだ。』 と思っているかのようなA男の高飛車な物言いに、 とうとう堪忍袋の緒が切れた。 「オマエはアホか?嫌いになるならなればいいだろう。 ヒトの忠告も聞かずに好き放題やっといて、 自分らの立場が弱くなったら今度は脅しか? アンタ達は間違ったコトを1つもしとらんのか。 胸に手ェあててジックリ考えろ。」
「何怒ってんの?ワケ分かんない。」 ヘラヘラ笑うなっつってんだよ、気色悪い。 「アンタとAチャンのコト、Bチャンが知らんと思ってんでしょ。 残念だけど全部バレてるよ。」 「まだそんなコト言ってんの?俺ら別に何もないよ。」 「アンタらは友達を何だと思ってんの? もう誰もそんな言葉は信じないよ。」 「…俺が断ったから?やり方が汚いよ。」 「ハァ?」Σ( ̄Д ̄;) 「そうやってウソ吐いてみんなのコト仲間に引き入れたんだね。」 ソレはお前らの方だろうが…。 ウソ吐いてたって自覚がナイのか? 「帰れ。2度とそのツラ見せんな。」 顔を見てるダケで腹が立つので追い返した。
その日の夜。 Hクンに昼間の報告。 「妙な自信を持たせたもんだな。」 「自業自得とはいえ気色悪くてたまらん。」 「でもよ、何でココまできて悪あがきすんだろな。」 「辞めちゃえばコッチのモンだとか思ってんじゃないの?」 「ソレは言えるな。もう接点はナイワケだし。」 「あんな男とBチャンが付き合わなくて良かったよ。 そのうちAチャンにもポイッと捨てられるぞ、アレは。」 「そんなくだらねぇコトで悪役やったアンタもスゴイな。」 「あんな男でもBチャンは本気で好きなんだよ。」 「うーん。今ココにBサン呼べるかな?」 「何する気?」( ̄ェ ̄;) 「Bサンの目ェ覚まさせてやるよ。」
ニヤリと笑ったHクンの顔を、 アタイは一生忘れられないだろう。 …つづく。
|
2003年09月08日(月) |
|