硬水がマズイのは塩水だからだと判明。
ハイ。観音デス☆
翌日。 会社に行くと早速AB店長から呼び出された。 既に慣れっコだが、何でこのヒトを巻き込むかな。(汗) 何せ事細かに説教してくれるヒトなので、 解放されるまでの説教中に、 アタイのコトをどう言いふらしているか知るコトができたが。 Bチャンを騙そうとしていた女。 Aチャンに難クセつけて孤立させようとしていた女。 Bチャンに抜けがけしてAB男に告白して振られた女。 AB男に振られた理由をAチャンのセイにし、 BチャンとAチャンの友情を壊そうとしている女。 全部ひっくるめて、とにかく嫌な女。 アタイに言わせりゃキサマのコトだ、コラ。 AB店長どころか、OクンとOクン彼女まで味方についたのに、 徹底的にアタイを潰す気か?
その後。 Hクンに言われたとおり、 アタイの考えてたコトを全てBチャンに伝えた。 信じるか信じないかは別として、 とにかく全部ありのままに話した。 ただし、Aチャンを孤立させる目的ではないので、 話したのは自分の行動についてのみ。 BチャンがAチャンのコトを信じてるなら、 ソレら全てをAチャンに話すだろう。 それより前にHクンがBチャンと接触し、 どう話したかは企業秘密だと教えてもらえなかったが、 スッカリ昔どおりに戻ったアタイとBチャン。 というか、昔よりも仲良くなってたかもしれない。 腹を割ったケンカというモノはするものだ。 そのおかげで、Oクンともまた普通に話すようになった。 Oクン彼女には相変わらず嫌われたままだったが。
店でOクンと雑談をしていた時、 Aチャンが店にやってきた。 「もうBサンに近づかないで下さい。」 「そんなこたアンタが決めるコトじゃないしょ。」 「よく平気な顔していられますね。裏切ったクセに。」 「ちゃんと和解したので心配ご無用。」 「またBサンのコト騙してるんですか?」 「仕事に関係ない話なら戻りなさい。」 悪いけどアンタと話したくナイの。 という態度で追い返す。 正直、塩を撒きたい気分だ。
更にAチャンは、アタイとBチャンが一緒の日にも現れた。 「Bサン、ちょっといい?」 店の入り口までBチャンを呼び寄せる。 「観音サンがどういうヒトか知ってるでしょ? 何でそんな風に笑って話してられるの?」 これ見よがしに店の前で話し合わんでほしいものだ。 そういう話なら、せめてアタイのいないトコでやってクレ。 わざわざ悪口を聞かせる為にやってるとしか思えん。 「もう終わったコトだから。」 最後にそう言ったBチャン。 悪いな、Aチャンよ。 ケタ外れにお人好しなBチャンも、 多少はアンタのコトを疑い始めてんだよ。 散々周りが『Aチャンに気をつけろ』と忠告してるというのに、 まだ完全に疑われてナイコトに感謝しな。 でもな、本人を目の前に悪口言う時は、 ソレ相応の覚悟しとけ。
憎々しげにコッチを睨んだAチャンに、 ニッコリ笑ってこう告げた。 「彼にはキッパリ振られたし未練もナイ。 何度も言うけど、 Bチャンが誰と仲良くしようがアナタには関係ナイよ。」 「観音サン、最低ですね。」 オマエがな。 「BチャンはAチャンのオモチャじゃないのよ。」 「酷い…私はそんな風に思ってない。 聞いたでしょ?観音サンは平気でこんなコト言うヒトなんだよ?」 いい加減にしないとキサマの行動を全部バラすぞコノヤロウ。 「他人の気持ちや行動まで支配する気? アンタ何様のつもりなの?そんなの友達でも何でもないよ。」 今度こそAチャンは泣いて店を飛び出した。
「観音サン、ちょっと言いすぎじゃ…。」 「今まで甘やかしすぎたんだよ、アンタも私も。 あのコは自分のしてるコトが分かってない。」 都合が悪くなったら権力のあるヒトに泣きついて、 自分の手は全く汚さず周りが動いてくれるのを期待してる。 か弱い女のフリしながら、守ってあげたいと思わせる。 思わず感心するほど巧く立ち回ってるその姿は、 信じてる者から見れば真っ白でおキレイなイメージだろうが、 その腹黒さを察知している者から見れば、 嫌悪感増幅、イメージはドス黒くなるばかり。 あのコがアタイに成り代わろうとしていたのは構わない。 ただ。 同じ立場になる為に自分を磨いて上ってきたなら話は分かるが、 他人を騙して相手を貶めて引きずり下ろすやり方は、 いくら高校卒業したてで無邪気なピチピチの女のコであろうとも、 度を越せば笑って許せるようなモノじゃナイ。
そしてついには泣き落とし作戦。 そろそろ余裕がなくなってきたようね。 …つづく。
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2003年09月04日(木) |
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